2012年09月24日

垣根「俺の居場所に…」4

773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/08/15(水) 21:40:35.28 ID:+QvMHsCs0


行間 六 一10月23日。



774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/08/15(水) 21:41:15.42 ID:+QvMHsCs0


「ふぅ……やれやれですね、なんなんですかあの翼は…。
本当に死んじゃうかと思ったじゃないですか」



かなり大規模な事故(?)に見舞われた遊園地が存在する第六学区とはそれなりに離れた、しかし学区の区分間隔としては隣接しているため近いと判断できるここは、第十九学区の一角。


第十九学区とは『寂れた学区』とも言われている学区であり、かつて存在した数多くの研究機関の傷跡がみて取れる。



そんな、今や誰も使用していないような学区で一人呟いたのは、被っていた大きめの黒いフードを取った海原光貴だった。



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垣根「俺の居場所に…」3

591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/31(火) 21:40:50.44 ID:4ISVtq5/0


行間四 一10月18日.



592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/07/31(火) 21:42:03.53 ID:4ISVtq5/0



「そんなに不思議かね、アレイスター」

垣根帝督が一方通行を肩に担ぎ第七学区へと移動しているそんな頃、金髪の怪物、エイワスは二本の足で歩き、ありきたりな携帯電話を耳に当てていた。


月を見上げながら、どこから入手したかも分からない携帯電話越しに会話をするエイワスの表情には、相も変わらず何の変化も見えない。


対する相手の方は、少しだけ黙り、そして返答する。



『その気になれば、移動に足など必要あるまい。意志の疎通に関しても同様のはずだ。
確かに不可解ではある。効率的とは思えない』


「二本の足で立ち、文明の利器で会話をする。……それなりに価値を見出せる行為じゃないか。
もっとも、効率優先でガラス容器の中に逆さまで浮かぶ男には解せぬ風情かもしれないがね」


人間と人間の会話では成立し合えない怪物同士の会話を挟み、エイワスは全く別の話題に切り替える。


「そうそう。君が五十年以上もかけてこんな酔狂な街を作り、ようやく発現させる事に成功したあの第一位だがね」


話題が変わったにも関わらず、的確にアレイスターの何かしらの感情へとつけ込むようなエイワスの言葉に、アレイスターは言葉で遮りに入る。

『思った通りには進んでいないという話か』



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垣根「俺の居場所に…」2

326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/07/10(火) 21:36:16.59 ID:28qDTno20

適当にソファに寝っ転がった俺に、花飾りはオドオドしながら、

「こんな事になっちゃって、なんかすみません……」


「今更なに言ってんだ。下手に遠慮される方がよっぽど腹立つっての」


そう、今更だ。
今更、一般人の意見を否定する事なんざできやしない。

今や光でもなければ闇でもない、中途半端な存在の俺なんかには。


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