2010年08月12日

銀時「とある科学の……ネオアームス(ry」新八「違います」2

268 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 22:50:36.13 ID:GK71wMAO
−−−

美琴「さ…佐天さん!」

初春「ど、どうしてここに……?」

黒子「だ、ダメですの佐天さん!あなたでは……!」

佐天「分かってる…私はレベル0だもん……役に立てないことくらい分かるよ」

黒子「だ…だったら早く逃げ……!」

佐天「それでも!私は友達を見捨てることなんて出来ない!」

初春「さ、佐天…さん……」グスッ

270 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 22:52:32.37 ID:GK71wMAO
蛇谷「友達?この能力者共が友達だ?…そんなモン嘘に決まってんだろ」

美琴「な、何言ってんのよアンタ!」

蛇谷「表じゃ友達面してても…コイツら腹の底じゃレベル0のお前を笑ってんだぞ?」

美琴「そんなことない!佐天さんは私たちの大切な友達よ!」

蛇谷「能力者ってのはみんなそうだ…コイツらもいつかはお前を裏切んだぞ?」

佐天「………」

佐天「……違う」

蛇谷「あ?」

佐天「みんなは…私の大切な……」

銀時『本当に大切なモンは自分の魂で決めな…後悔しねーように…』

佐天「私はみんなを…大切な友達を信じる!」

美琴「佐天さん…」

蛇谷「………」

271 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:02:12.64 ID:GK71wMAO
スキルアウトA「ムカつくんだよお前!」ガッ

佐天「痛っ……」

スキルアウトB「俺たちと同じ無能力者のくせに生意気言ってんじゃねえぞ!」

佐天「うあっ……ケホッ…ケホッ…!」

初春「佐天さん!」

美琴「いい加減にしろアンタァァァ!!」

A「そうだ…ちょうど良い、コイツらの前で公開虐待といくか…なあ?」

B「レベル0のくせに能力者と仲間になった馬鹿の末路ってわけだ」

初春「い、いやァァァ!佐天さんに乱暴しないでください!!」

黒子「佐天さん!」

佐天「………」

272 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:04:29.18 ID:GK71wMAO
佐天(私ったらやっぱりダメだ…ダメだったよ…銀さん……)

ドゴガッ!!

佐天「!?」

蛇谷「そ、倉庫の壁が…な、何があった!?」

見張り「大変です蛇谷さん!何かヤバい奴が…ぐあっ!」

蛇谷「なっ……だ、誰だテメーは!?」

銀時「どうもお世話になってます清掃員でーす、ゴミ掃除に来ましたー」

佐天「ぎ、銀さん!」

初春「先生!」

蛇谷「先生…?」

273 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:07:26.40 ID:qOKPsEDO
なにこのごくせん

275 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:11:56.78 ID:GK71wMAO
銀時「何だよオイ…掃除に来てみりゃずいぶん楽しそうな飲み会やってんじゃねーか」

蛇谷「テメエ……コイツらの仲間か?」

銀時「……テメーの敵であるこた間違いねーな」

蛇谷「てめえもジャッジメントに言われて俺たちを潰しにきたのか?」

蛇谷「それとも…そこの弱いくせに粋がる馬鹿と同じように仲間を助けに来たのか?」

佐天「………」

銀時「………」

276 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:14:08.78 ID:GK71wMAO
銀時「参ったね……俺ァどうもテメーらぶっ飛ばさなきゃならねェらしい」

蛇谷「粋がってるのも今だけだ……キャパシティダウンを使え」

B「はい!」

キィィン

蛇谷「これでてめえも動け…」

銀時「……この音に何か仕掛けでもあんのか?」

蛇谷「な、何で……テメーまさか無能力者か?」

銀時「…俺ァトンデモ能力とは縁がねーよ」

蛇谷「はっ…ならビビることねえ、数で押し切っちまえばこっちのもんだ」

銀時「………」

277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:16:49.72 ID:GK71wMAO
銀時「……テメーら、ちっとだけ目ェ瞑ってな」

佐天「め、目を……?」

美琴「ど、どうしてよ…?」

銀時「もうじきに夕立が来っからな…傘持ってねえテメーらにゃ見せたかねーんだよ」

美琴「な…何言って……?」

蛇谷「……どういうつもりだ?」

銀時「こっからは18歳未満にゃ刺激が強過ぎるからな、規制だよ規制」

蛇谷「……?」

279 名前:推奨BGM 曇天−DOES:2010/06/01(火) 23:22:23.13 ID:GK71wMAO
A「オイお前…あんまりナメた口利いてると……」

バキッ!

A「あがっ…!」

蛇谷「なっ……?」

銀時「正直な話…俺ァテメーらがどこで溜まってようと構いやしねェ…けどな」

蛇谷「………」ゾクッ

銀時「俺の国、その領域に踏み込んだら…容赦なく叩き斬るぜ……!」

蛇谷「ぜ、全員!一斉にかかれ!」

銀時「ウオオオオォォ!!」

281 名前:推奨BGM 曇天−DOES:2010/06/01(火) 23:29:48.56 ID:GK71wMAO
スキルアウトB「なっ…何だこいつは!?」

バキッ!!

C「かっ、囲め!押し込んで動きを止めろ!!」

銀時「ウオアアアアァァ!!」

ドゴガッ!

C「ぐああっ!?」

佐天「す、凄い……」

美琴「アイツが強いのは知ってたけど…そ、それにしたってこんな…?」

初春「しかも…何の能力も使わないで……」

黒子(こ…ここまでの力があったなんて……)

283 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:40:37.55 ID:GK71wMAO
−−−

蛇谷「……嘘だろ?」

銀時「残るはテメーだけだな……サシの勝負といこうじゃねーか」

蛇谷「く、来るな!お前はそんなに俺たちスキルアウトが憎いのかよ!」

銀時「………」

蛇谷「俺たちはただこの場を守りたいだけだ、ここが俺たちの居場所なんだ!」

銀時「そういうこっちゃねーんだよ……こっちも約束があってな」

蛇谷「約束……?」

284 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/01(火) 23:44:22.59 ID:GK71wMAO
銀時「俺ァテメーがアイツに言った言葉……聞き逃すわけにゃいかねーんだよ」

蛇谷「な…何を……?」

蛇谷『そこの弱いくせに粋がる馬鹿』

銀時「俺の前で…アイツが弱いなんざ誰一人として言わせねぇ!!」バキッ

蛇谷「ぐあっ!」

佐天「ぎ…銀さん……」

銀時『そんなつえーお前を見下す奴がいたら…俺がそいつを思い切りぶん殴ってやらァ』

佐天(あの時の言葉…ちゃんと覚えてて……!)

288 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 00:07:24.56 ID:3YbUDMAO
言われてみればごくせんだwwwwww

289 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 00:14:41.68 ID:tZNpbMAO
どっちかってーとGTOだろ
いやGTTか

293 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 01:02:24.68 ID:c92nbOM0
>>289
グレートティーチャー天パ?

296 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 01:53:18.44 ID:ppznDl.0
ちゃんと名前入れろよ
GTG(グレート天パ銀時)だよ

297 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 02:01:28.28 ID:cr2poxAo
>>296
え?それもう先生じゃなくね?
凄い天パなだけじゃね?

302 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 10:50:29.45 ID:VBzvUHIo
じゃあ間をとってストレートパーマで

312 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:08:13.33 ID:esH8DQAO
銀八「揃いも揃って天パーとか他人の心の傷抉って楽しいのかテメーらァァ!?
ただし>>302、お前最高、サラサラヘアーを祈願しながら一杯やろうじゃねーか」

313 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:11:44.18 ID:esH8DQAO
−−−

銀時「まったく手間掛けさせやがって……俺ァヤンクミでも鬼塚でもねーぞ?」

美琴「ご、ごめん……」

初春「ごめんなさい…」

黒子「元を言えば私が不覚をとったことが原因ですの……」

佐天「ごめん銀さん…それと……ありがとう」

銀時「…ま、大した怪我もねーし良かったじゃねーか」

315 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:21:21.26 ID:esH8DQAO
蛇谷「……」

銀時「そういやテメー……潰すとかどうとか言ってたけどよ、あれは何の話だ?」

蛇谷「情報が入った…ジャッジメントとアンチスキルが手を組んで俺たちを潰す気だと…」

銀時「……んな情報いつ、どこから入ったってんだ?」

蛇谷「木山春生…そんな名前の女からごく最近伝えられた……」

銀時「!」

美琴「き…木山先生……?」

317 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:28:01.90 ID:esH8DQAO
蛇谷「大脳生理学専門の医師でジャッジメントとも関わりがあるらしかった…」

蛇谷「そいつからの情報なら可能性はあると警戒していた…」

銀時「……で、そんなときにジャッジメントが来ちまったと」

蛇谷「治安が悪いことで知られているこの地区にジャッジメントはめったに来ない…」

蛇谷「なのに…このタイミングで本当にジャッジメントが来るとなると…」

銀時「マジな情報だと思っちまった…ってか?」

蛇谷「……ああ」

銀時「…心配すんな、少なくとも俺ァテメーらを潰そうとなんざ思わねえ」

銀時「ただ…二度とコイツらに手ェ出すんじゃねーぞ」

蛇谷「………」

318 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:39:08.87 ID:esH8DQAO
−−−
ジャッジメント第177支部

銀時「よう…今帰った」

固法「し、白井さん!それにみんなも……!」

黒子「あの…ご心配をお掛けして本当に……」

初春「すいませんでした…先輩の指示も聞かずに勝手に飛び出してしまって……」

固法「ううん…あなた達が無事に戻ってきてくれれば……それでいいわ」

固法「軽いお菓子くらいなら用意してあるから…みんなで食べ……」

銀時「」モグモグ

319 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:46:18.96 ID:esH8DQAO
佐天「あっ、銀さんずるい!一人でお菓子食べてる!」

銀時「違うんだよ、この大福が俺の口に吸い込まれるようにだな……」

美琴「あんたが食べてるんでしょ!勝手に口へ入ってきたみたいに言うんじゃないわよ!」

銀時「堅いこと言うなって、柔らかくなれよ、大福だけに」

美琴「あんたやっぱりあたしをおちょくってんのかァァァ!!」

固法「………」

初春「結構感動的な場面だったのに……」

黒子「一気にお祭り騒ぎになってしまいましたわね…」

固法「……フフ、これでいいのよ」

黒子「?」

320 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 22:53:26.50 ID:esH8DQAO
固法「泣くよりは…ああやって馬鹿やって笑ってたほうが楽しいもの」

固法「……不思議な人ね、彼は本当に」

黒子「固法先輩……」

銀時「フハハハハ!お前を大福の白い粉で漂白して蝋人形にやろうか!」

美琴「アンタこそアタシの電撃で真っ黒にしてやろうかしら?」

銀時「面白いじゃねーかオイ、じゃあ……」

銀時・美琴「レッツ・パーリィィ!!」

黒子「……にしてもあれはさすがに馬鹿をやりすぎでは?」

固法「もう…あなた達!あんまりやり過ぎると私の卍解が火を噴くわよ!」

黒子「固法先輩ィィ!?」

321 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:06:23.68 ID:esH8DQAO
−−−

美琴「私…一体何やってたのかしら……」

銀時「その場のノリって何でも出来ちまうからこえーよな、うん」

黒子「……」

初春「そうだ…固法先輩、ちょっと調べたいことが…」

固法「何かしら?」

初春「木山春生の身柄がどうなっているか知りたいんです」

銀時「……」

固法「木山春生?あれだけの事件を起こした直後よ?拘留中に決まってるじゃない」

初春「そうなんですけど…一応念のために……」

固法「そう?別に構わないけど…」

322 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:15:00.83 ID:esH8DQAO
−−−

美琴「木山先生が釈放されてる!?」

固法「あ、あり得ないわ!レベルアッパー事件を起こしてまだ間もないのよ!?」

佐天「木山春生って誰なんですか?」

初春「あ、佐天さんは知らないんでしたっけ…あとでちゃんと説明しますから」

美琴「待ってよ…じゃあ木山先生がスキルアウトにガセ情報を流したってこと?」

黒子「な、何のためにそんな……」

銀時「………」

銀時(まためんどくせーことになってきたらしいなオイ……)

323 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:24:45.58 ID:esH8DQAO
prrrr

固法「はい、ジャッジメント第177支部……御坂さん?失礼ですがどなたですか…」

固法「はい…はい…分かりました……御坂さん、替わって」

美琴「誰からですか?」

固法「さあ…あなたに用があるらしいんだけど…話せば分かるって」

美琴「はあ……もしもし替わりましたけど?」

テレス『こんにちは御坂さん、お久しぶり…と言うほどでもないかしら?』

美琴「あなた…確かこの前の……」

テレス『テレスティーナよ……これから時間、大丈夫かしら?』

美琴「え…ええ、別に構いませんけど……何か用事ですか?」

テレス『二人きりで少しお話がしたくてね…』

美琴「……?」

324 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:30:51.33 ID:esH8DQAO
−−−

美琴「ごめんみんな、私ちょっと行かなきゃいけないから」


銀時「誰からだ?」

美琴「この前のMARの人……私に話したいことがあるんだって」

銀時「……お前一人か」

美琴「うん、必ず一人で来てくれって釘を刺されたし」

銀時「………」

黒子「お姉さま、門限の時刻も近いんですの…長くなるお話でしたら別の機会に…」

美琴「うーん…でも行くって言っちゃったし……大丈夫、大したことない話でしょ」

美琴「それよりも木山先生についてはもう少し詳しく調べておいてよ?」

初春「分かりました」

325 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:38:12.63 ID:esH8DQAO
−−−
同日、某所

テレス「ありがとう、よく来てくれたわね…」

美琴「お話ってなんですか?」

テレス「木山春生について…あなたに聞いてもらいたいことがあってね」

美琴「木山先生……?」

テレス「あなた…彼女が保釈されていることは知っているかしら?」

美琴「……ついさっき知りました」

テレス「そう…なら話は早いわね」

327 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:51:19.57 ID:esH8DQAO
美琴「あの……いくら何でも解放されるのが早すぎると思うんですけど?」

テレス「各方面に色々と繋がりがある人が彼女の保証人になってね…そのせいよ」

美琴「でも…それにしたって……」

テレス「保証人云々はあまり重要じゃないの…問題は釈放された木山春生」

美琴「何か…問題があったんですか?」

テレス「彼女が妙な行動を起こしていると報告が入ってね…」

美琴「まさか……」

テレス「スキルアウトに嘘の情報を流していたのよ…知っていたかしら?」

美琴「そんな話は聞きましたけど…私にはどうしても信じられなくて…」

テレス「私の方でも裏は取った…事実よ」

美琴「……!」

328 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/02(水) 23:57:16.66 ID:esH8DQAO
美琴「でも…一体何のためにそんな……?」

テレス「ごめんなさい……そこまでは掴めていないの」

美琴「スキルアウトに嘘なんか教えたって何のメリットもないし……」

テレス「……私の個人的な予想だけど、聞いてくれるかしら?」

美琴「…聞かせてください」

−−−

テレス「じゃあまたね…さっきの話、信じる信じないはあなた次第よ」

美琴「………」

prrrr

美琴(また…電話…?)

329 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 00:03:26.56 ID:lLpwLUAO
−−−
翌日、常盤台中学

銀時「はい…何か上がうるさいんで今日は少し真面目に授業します」

銀時「いいかお前らー『新』という字は後ろに付く数字でかっこよくも悪くもなる」

銀時「『新一』なら謎は全て解けた、真実はいつも一つ!になりますが…」

銀時「『新八』ならもう最悪ですね、何が最悪かって…うわ、もう例えるのも最悪です」

銀時「つーわけで選択問題で迷ったら無難にAかBを選びましょう」

生徒「先生、そこは@じゃないんですか」

銀時「確かに@は格好いいですが基本的にバーローなのでダメですね」

美琴「………」

330 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 00:05:56.61 ID:lLpwLUAO
−−−
同日、放課後

美琴「………」

銀時「何をぼけっとしてやがんだお前…ハンターハンター休載がそんなにショックか?」

美琴「……ちょっと考えてることがあってね」

銀時「……木山春生のことか?」

美琴「………」

美琴「昨日の夜」

銀時「ん?」

美琴「みんなと別れてから…私はあのテレスティーナって人と話をした」

美琴「その後に……」

銀時「…その後に?」

美琴「……ううん、やっぱり何でもない」

銀時「………」

348 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:05:59.92 ID:lLpwLUAO
−−−
夜、病院

美琴「………」

木山「思っていたより…早い再会となったな、嬉しい限りだ」

美琴「………」

木山「すまないね、昨日は夜遅くに電話をしてしまって…」

美琴「……私に頼みたいことって?」

木山「いきなり本題だな……まあいい、率直に言うが君の力を貸してくれないか?」

美琴「私の力…?」

349 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:12:26.69 ID:lLpwLUAO
木山「君は……テレスティーナという女を知っているか?」

美琴「!」

木山「……その反応では知っているようだな」

美琴「あの人が……何か?」

木山「……彼女から『置き去り』の子供たちを守ってもらいたい」

美琴「ま…守るって……第一子供たちの居場所なんか…」

木山「……ついてきてくれたまえ、こっちだ」

銀時「はいはい、こっちね」

美琴「いや待ちなさいよアンタ」ガシッ

350 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:30:18.20 ID:lLpwLUAO
木山「…君も一緒に来ていたのか?目立たないよう個別に連絡を取るつもりだったが…」

美琴「何でアンタがいるのよ、私は一人でこっそりここに来たんだけど?」

銀時「その…アレだ、ルーラの呪文使ったら何かここにいてだな……」

美琴「……つけてきたのね?」

銀時「……ピカチュー」(銀時裏声)

美琴「ごまかすんじゃない!」バキッ

木山「まあいいさ…二人とも一緒に来るといい」

銀時「ピカチュウみてーな力持ってる奴に殴られるピカチュウってどんな絵面?」

美琴「アンタはピカチュウじゃないでしょ!」

351 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:37:18.28 ID:lLpwLUAO
−−−

木山「ここだ…」

美琴「こ…これって……?」

木山「『置き去り』の…私の大切な教え子たちだ……」

美琴「何で…何でこの子達がここの病院に……?」

冥土帰し「僕が集めたんだよ」

銀時「じ、人面ガエル!?」

冥土帰し「ははは、せめてカエル人間と呼んでほしかったね……」

銀時「……うん、何かゴメン、とりあえずゴメン」

冥土帰し「…何故か子供からのウケはやたらと良くてね」

銀時「……分かった、じゃー俺ァアンタのことを敬意を込めて軍曹って呼ぶわ」

美琴「………」

352 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:48:33.75 ID:lLpwLUAO
美琴「話を戻すけど…何でこの子達はここにいるの?」

冥土帰し「この子たちが実験で犠牲になったことは僕も知っていてね…」

冥土帰し「医師として……この子達をなんとか目覚めさせたいと思ったんだよ」

冥土帰し「僕は学園都市じゃ顔が効くからね…全員を集めるのはそう難しくなかった」

木山「先生には本当に感謝している…私の保釈にも協力してくれたんだからね」

木山「おかげで治療の目処も立ってきている……だが気になることが一つあってね」

銀時「ああ、それがテレサ…」

木山「いやテレスだ」

353 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 21:52:27.20 ID:lLpwLUAO
美琴「…テレスティーナさんが何かあったの?」

木山「彼女はどういうわけかこの子達を探している…嫌な予感がしてね」

木山「どうあってもこの子達を探し出したい…そんな執念に近いものを私は感じた」

木山「私の保釈がこれほどまでに滞りなく済んだのも…もしかしたら……」

美琴「……あの人が裏で手を回したってこと?」

木山「……可能性は大きいだろうな」

木山「おそらく…彼女は私を泳がせてこの子達の居場所を突き止めるつもりだろう」

美琴「………」

354 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:09:37.26 ID:lLpwLUAO
美琴「私……昨日テレスティーナさんと二人きりで話をした」

木山「彼女と……?」

美琴「その話を聞いて私……色々なことであなたのことを疑っていたの」

木山「わ、私のことを…疑う…?」

美琴「でも今の話を聞いたら…もうどうすればいいか…どっちを信じればいいのか…!」

木山「……?」

銀時「オイ…お前一体……」

テレス「そこまでよ」

木山「!?」

355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:16:06.74 ID:lLpwLUAO
木山「なっ…何故ここに……!」

テレス「ごめんなさい御坂さん、あなたの後をつけさせてもらったわ」

美琴「!」

銀時「何だよオイ、ストーカーですかコノヤロー」

冥土帰し(いや君もこっそり後をつけてきたんじゃ……)

木山「何の用でここまで来た!」

テレス「決まっているでしょう?その子達を保護するのよ」

テレス「その子達のことを思うなら…引き渡してくれるわよね?」

木山「……断ると言ったら?」

テレス「残念だけど令状もあるの、拒否は出来ないわ」

冥土帰し「……令状は本物のようだね」

木山「……!」

356 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:22:29.28 ID:lLpwLUAO
銀時「……よう、一つ聞かせてくれや」

テレス「何かしら?」

銀時「テメー…御坂に何を吹き込みやがった?」

テレス「吹き込んだなんて心外ね…私はただ自分の意見を伝えただけよ?」

銀時「……?」

357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:23:54.90 ID:lLpwLUAO
−−−
昨晩、某所

テレス「スキルアウトに偽情報を流した目的……それはおそらく、ある実験のためよ」

美琴「実験って…スキルアウトを使ってですか?」

テレス「ええ、しかも…スキルアウトにしか出来ない実験ね…」

美琴「……?」

テレス「キャパシティ・ダウン…と言うものは知ってるかしら?」

美琴「それって……まさかあの演算を阻害する妙な音のことですか?」

テレス「……それ、誰が作ったんだと思う?」

美琴「そんなの全然検討が……ま、まさか…!」

テレス「木山春生…」

358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:30:29.20 ID:lLpwLUAO
美琴「何の根拠があってそんなこと……」

テレス「確かに根拠はないわ……でも考えてみて」

テレス「あなた……能力者の演算を妨害する装置なんて簡単に作れると思う?」

美琴「……思いません」

テレス「演算能力…それを聴覚だけで妨害する装置を作れる人間なんてごく一部よ」

テレス「それに…木山春生は音で能力を上げるレベルアッパーを作ったこともあるわ」

テレス「彼女なら音で能力レベルを下げることだって不可能じゃないはずよ…」

美琴「……!」

359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:37:00.31 ID:lLpwLUAO
美琴「でも…そんなものをスキルアウトに流したとして何の意味が…」

テレス「彼らと能力者を戦わせて…装置が上手く作動するか試したんでしょうね」

美琴「何のためにそんなことを!能力者のレベルを下げるなんて……」

テレス「あなたのせいよ…」

美琴「え…?」

テレス「あなたはレベルアッパー事件の際、木山春生を止めたでしょう?」

テレス「計画を邪魔された彼女は高位の能力者を無力化出来る装置を作った…」

テレス「そして…あわよくばスキルアウトにあなた達を討たせようとした……」

テレス「こう考えれば…全ての辻褄が合うと思わない?」

360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:43:54.36 ID:lLpwLUAO
美琴「でも…私はあの人と約束を…子供たちを助けるのに協力するって……!」

テレス「彼女は…その子たちを助けることにしか目を向けていないの……」

テレス「でも…そんな心理に捕らわれてしまっている彼女も言わば被害者の一人…」

テレス「私は……彼女のためにも子供たちを保護したいのよ」

美琴「………」

361 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 22:59:55.43 ID:lLpwLUAO
−−−

木山「き…貴様……何故そんなデタラメを恥もなく口にすることが出来るんだ…!」

テレス「繰り返すけど…私はただ自分の考えを伝えただけ、受け取り方は聞き手次第よ」

美琴「………」

木山「彼女の話は間違っている!私はスキルアウトを使った実験など…」

木山「まして…キャパシティダウンなど作っていない!」

テレス「……これ以上の問題は無駄ね、子供たちは回収するわ…いいわね、御坂さん?」

美琴「……子供たちに絶対危害を加えないって約束…してくれるなら」

木山「……!」

テレス「…保護しろ」

364 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:07:58.46 ID:lLpwLUAO
銀時「……待てよ」

テレス「何かしら?」

銀時「経験上…裏でコソコソ動き回るテメーみたいな奴は一番信用ならねェんだよ」

銀時「それに…ガキ連れて行くだけの割にはずいぶん武装した奴らが多いじゃねーか」

銀時「フル装備で武装してるヤローに大切なモンなんざ渡せるか…」

銀時「それに…俺ァ個人的にテメーみたいな野郎は気に食わねェ……!」

テレス「……残念だわ、あなたの理解は得られなかったみたいね」

テレス「でも……あなたの意志なんて関係ないわ、これは命令で確定事項よ?」

銀時「知ったこっちゃねーよ…俺ァどこでもてめーのルールで生きてんだ」

368 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:19:26.60 ID:lLpwLUAO
テレス「フ…面白いこと言うのね、でも止めた方がいいわ」

テレス「こんな所で暴れちゃ…子供たちも巻き添えで怪我しちゃうかもしれないしね?」

銀時「………」

木山「頼む…あと少し待ってくれ…あと少しでワクチンソフトが完成するんだ……!」

テレス「無理よ……運び出せ」

部下「了解」

369 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:26:06.50 ID:lLpwLUAO
−−−

木山「………」

銀時「……ワリーな、まさか子供らを逆に人質にされるとは思わなくてよ」

木山「……君が気に病むことはない、あそこまで言ってくれてむしろ感謝したいくらいだ」

銀時「……」

木山「だがあと一歩…いつも私はあと一歩で何かに阻まれる……」

木山「これが…私の運命だと言うのか……!」

銀時「まだだ……」

木山「……?」

銀時「乗り掛かった船だ…俺ァ今さら見捨てたりはしねーよ」

木山「………」

372 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/03(木) 23:31:38.02 ID:lLpwLUAO
木山「だが…もうあの子たちは……」

銀時「……治療する目処が立ったとか言ってたけどよ、そいつぁどんなもんなんだ?」

木山「ワクチンソフトはほぼ完成している…あとは『ファーストサンプル』だけだ」

銀時「『ファーストサンプル』…?」

木山「あの子達が犠牲となった実験の核となる物質だ…それが手に入り解析出来れば…」

木山「あの子たちは…あの子たちは……!」

銀時「……何にしても、やられっぱなしってのは面白くねェよな」

木山「……?」

銀時「次は…こっちからアイツらんとこ乗り込んでやらァ」

木山「!?」

395 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:22:59.77 ID:AZ0dG2AO
銀時「テメーにゃ面倒掛けねーよ…何なら俺一人で行ってやる……」

木山「ダメだ…MARに単身で乗り込むなんて正気の沙汰じゃない!」

銀時「……何か他に方法があんのか?」

木山「……明日、私は今までの研究データを持って彼女のところに行くつもりだ」

木山「もし…彼女が本当にあの子たちを救おうとしているのならきっと役に立つ…」

銀時「……なら、そん時は俺も一緒に行かせてもらうぜ」

397 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:25:45.69 ID:AZ0dG2AO
木山「……あの子はどうするつもりなんだ?」

銀時「御坂の奴は…来ねーほうが良いだろうな、今のアイツは心が揺れちまってる」

銀時「テメーとあの女…どっちが正しいのか判断が付かねーで迷ってんだ」

木山「………」

銀時「否定しちゃいるがアイツはまだまだガキだ……他人を疑うことを知らねぇ」

銀時「少なくともテレサの奴は本気で子供らを救う気がある…とか考えたんだろ」

木山「いやテレスだ」

銀時「そうだったのか」

木山「また間違えたな」

銀時「全く気が付かなかった」

398 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/04(金) 23:29:19.76 ID:AZ0dG2AO
木山「それで……君はどうなんだ?」

銀時「?」

木山「君は…あの話を聞いてもほとんど揺らがす私の側に付いてくれたが……」

木山「あの女の話が正しい…そうは思わなかったのか?」

銀時「…俺ァ他人の言うことを簡単に信じられるほどお人好しじゃねーよ」

木山「それだけで…何の根拠もなく私のことを信じたのか……?」

銀時「根拠なんざなくたって構いやしねェ……それに、根拠ならあるじゃねーか」

木山「…?」

銀時「…てめーの魂だよ」

402 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:21:26.66 ID:WbYROsAO
木山「……フ」

銀時「笑ってくれるなよオイ、俺ァふざけていったわけじゃねーぞ?」

木山「いや…非科学的だが……そういうのは嫌いではないよ」

銀時「…そーかい、そいつは何よりだ」

木山「彼女を連れていけないとなると…明日は私と君、二人だけか?」

銀時「いや…三人だ」

木山「?」

銀時「俺と御坂以外にもう一人…テメーに協力するってヤツがいただろ?」

木山「……ああ、彼女か」

403 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:27:15.56 ID:WbYROsAO
−−−
翌日、MAR拠地

テレス「あら…それでわざわざデータを持ってきてくれたの?」

木山「……」

白井「あの…『置き去り』の子供たちに会わせていただけません?」

テレス「それは無理ね…あの子達はもっと大きな施設に移すことになったの…」

木山「なっ…!」

銀時「…ずいぶんと手厚く扱うじゃねーか、そんなにあの子供らが大事なのか?」

テレス「あら、患者を大切に扱うのは当然のことでしょう?」

銀時「………」

部下A「木原所長、そろそろお時間です」

テレス「…すぐに行く」

404 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:37:15.16 ID:WbYROsAO
木山「木原…?」

テレス「知らなかった?私のミドルネームは木原……」

テレス「テレスティーナ・木原・ライフライン…それが私の本名よ?」

木山「!?」

黒子(木原……?)

木山「……き、貴様ァァァ!!」

テレス「フフッ…」

ガッ!

木山「うぐっ…あ…」

黒子「き、木山先生!」

テレス「残念ね……あなたたちにはもう出て行ってもらうわよ」

銀時「…ちょっと待てや、クリスチーネ・剛田・ジャイ子」

405 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:41:33.71 ID:5uuc3g.o
全然ちげえwwwwwwww

406 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 11:50:27.59 ID:WbYROsAO
テレス「あら…ずいぶんと口が悪いのね」

銀時「端からテメーが気に食わなかったけどよ…ようやく尻尾出しやがったな」

テレス「…それで、一体何をするつもりなのかしら?」

銀時「俺たちが探してるガキたちはここにいんだろ?だったら話は早いじゃねーか」

テレス「フフ…無理やりにでも連れて行くつもり?そんなことが出来るとでも?」

銀時「やってみなきゃ分からねェだろ…」

テレス「私が一声でもあげれば…たちまちあなたは武装兵たちに包囲されるのよ?」

銀時「願ったり叶ったりだよ、俺にしてもテメーら総出で来てくれたほうが好都合だ」

銀時「このふざけた実験が二度と出来ねェように…テメーらまとめて潰してやらァ」

407 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:00:01.52 ID:WbYROsAO
テレス「あなたって本当にユニークなのね……でも残念」

ズラッ

銀時「!」

テレス「あなた達は最初から囲まれていたのよ……既に私たちの手の中…」

木山「……!」

銀時「…俺がテメーに戦いふっかけることまで予想してたってわけかオイ」

テレス「ずいぶんと余裕ね……このだけの兵から逃げられるとでも?」

銀時「持っててよかったですのーと」

黒子「誰がデスノートですの!」

ヒュン

テレス「テレポート……なるほどね、あのジャッジメントの子か」

408 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:16:03.37 ID:WbYROsAO
−−−
某所

銀時「いやーなかなかヤバかったなオイ」

黒子「あんな挑発までして無茶しすぎですの!万が一のことがあったら…」

銀時「まままま、とりあえず三人とも助かったわけだし?」

黒子「いやそういう問題では……」

銀時「それよか…ヤローの正体をようやく掴んでやった……」

銀時「これで俺も大っぴらに動けるってもんよ」

黒子「今までも十分大胆に動いてらしたではありませんの……」

銀時「あ、ワリー…テメーら先に戻ってろ」

黒子「あなたは?」

銀時「寄り道しなきゃならなくてな、大した時間は掛からねェよ」

銀時「それと…事の成り行きの説明はテメーからしてやっといてくれや」

黒子「……分かりましたの」

409 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:29:04.73 ID:0FEifW6o
デスノートワロタwwwwwwww

410 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:35:18.30 ID:WbYROsAO
−−−
同日、ジャッジメント第177支部

黒子「……というわけですの」

初春「じゃあ…木山先生の子供達は…!」

黒子「……残念ながら取り返せませんでしたわ」

美琴「黒子……もう一度だけ確認させて」

黒子「?」

美琴「テレスティーナは……『敵』だったのね?」

黒子「……ええ」

美琴「……!」

411 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:54:36.81 ID:WbYROsAO
−−−
同日、某所

銀時「すいまっせーん、あのー黄泉帰りさんってここにいませんかー?」

黄泉川「黄泉帰りって……」

鉄装「呼ばれてますよ、黄泉帰りさん」

黄泉川「あんたも悪ノリするんじゃない!」ゴンッ

鉄装「痛っ!ぶ、ぶたなくたっていいじゃないですかー…」

黄泉川「はぁ……で、何の用じゃん?」

銀時「……ちっとばっか話でもしようや」

黄泉川「……?」

412 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 12:56:18.65 ID:5uuc3g.o
黄泉がえりwwwwwwww

413 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:09:44.29 ID:WbYROsAO
−−−
同日、ジャッジメント第177支部

佐天「そういえば……銀時先生はどうしたんですか?」

黒子「さあ…少し寄り道をすると…この事態に一体何を……」

銀時「ようテメーら、遅くなっちまったな」

初春「先生!今までどこにいたんですか?」

銀時「気にすんな、ちょっとした野暮用で………」

銀時「……オイ、御坂のヤツはいねーのか?」

黒子「お…お姉さま……?」

初春「あれ…そ、そう言えば……」

固法「て、テレスティーナについて調べたりしてたから気付かなかったけど…」

佐天「ま、まさか…責任を感じて一人で…?」

銀時「…あの馬鹿!!」

初春「あっ、銀時先生どこに!」

414 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:23:29.33 ID:WbYROsAO
−−−
同日、某所

美琴「………」

テレス「来ると思ってたわよ御坂さん」

美琴「準備万端ってわけ…そんな駆動鎧なんか身に付けちゃって……」

テレス「………」

美琴「一体何が目的なの…木山先生の子供達を集めて…何をしようとしてるの!」

テレス「ク…アハハハハ!」

美琴「!」

テレス「そんなことわざわざ教える奴がいると思ってんのかよ、バァーカ」

美琴「力づくでも聞かせてもらうわよ!!」バチバチ

テレス「フン……」

キィィン

美琴「!?」

美琴(こ、この音…まさか……!)

美琴「き、キャパシティダウン……!」

416 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:37:53.75 ID:WbYROsAO
−−−
同日、某所

銀時「はぁ…はぁ…」

婚后(あら?あそこを走っていらっしゃるのは……)

婚后「ちょっとあなた、何をそんなに急いでいらっしゃるのかしら?」

銀時「ワリーが急いでんだ!お前と放課後ティータイムやってる時間なんざねえ!」

婚后「だから!何をそんなに急いでいるのかと聞いているんですのよ!」

銀時「あれだ、ピカチュウがやべえんだよ…!」

婚后「み、御坂さんが!?」

銀時(あれ?ピカチュウで通じた?)

婚后「事情はよくわかりませんが…私も行きますわ、大切な友人の危機でしたら!」

417 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:38:45.31 ID:XlCtfpso
通じたwwwwww

418 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:40:12.61 ID:yVjnPBY0
通じるなよwwwww

419 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 13:52:17.50 ID:WbYROsAO
−−−

美琴「はぁ…はぁ…」

テレス「あんたが馬鹿正直で正義感が強かったおかげで計画通りに進んだわ…」グッ

美琴「うっ…うあ……」

美琴(い、息が……)

テレス「私はあなたを利用して『置き去り』を見つけようと考えた…でも……」

テレス「木山春生にあなたが協力されると厄介…あなたに嘘を吹き込んだのよ」

テレス「そしてあなたは木山春生に対して疑惑を抱いた…私の思い通りにねぇ」

テレス「今だから教えてあげる…キャパシティダウンを作ったのもそれを流したのも…」

テレス「ぜーんぶ私よ……アハハハハハ!」

美琴「うっ……ぐ…………」

テレス「フン……オイ、面白ェサンプルが手に入った、誰か運んどけ」

420 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:01:52.96 ID:WbYROsAO
−−−

美琴「………」

隊員A「こいつか?」

隊員B「ああ、早く運んどこう」

銀時「…ちょっと待てやモビルスーツ」

婚后「その方を私、婚后光子の友人と知っての振る舞いでして?」

隊員A「なっ…何だお前ら!?」

婚后「私は婚后光子、御坂さんの同級生ですわ」

銀時「マサラタウン出身のサトシだ」

421 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:05:01.43 ID:0jmd0MDO
サトシwwwwwwwwwwwwww

422 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:07:10.13 ID:WbYROsAO
−−−
病院

美琴「んっ……?」

佐天「あっ!み、御坂さん!大丈夫ですか?」

美琴「私…どうして…」

黒子「あの殿方と婚后光子が気を失ったお姉さまを…」

美琴「そう…あの二人が……今どこにいるの?」

黒子「婚后光子は廊下で自分の活躍ぶりをひけらかしておりましたが…」

佐天「銀さん…御坂さんを病院に運んできたらすぐにどこかに行っちゃったらしくて…」

426 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:04:16.59 ID:WbYROsAO
美琴「まさか…アイツ一人で乗り込んだんじゃないでしょうね…!」

黒子「ま、まさか……」

美琴「ううん、アイツならやりかねない!」

銀時「誰が馬鹿だこのウスラバカ」

美琴「あ…アンタ…!」

銀時「一人で突っ込んで行きやがって…猪かテメーは」

黒子(あなたもあまり人のことは言えない気が……)

初春「テレスティーナ・木原について…色々と分かったことがあるんです」

木山「……良い機会だ、私からも詳しく説明しておこう」

427 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:07:39.40 ID:WbYROsAO
−−−

黒子「能力体結晶の投与実験……?」

木山「……ああ」

銀時「で、その実験やらかした奴の孫があのヤローってわけか……」

木山「まずい……あの子たちが危険だ!」

美琴「……私のせいよ」

銀時「………」

美琴「私がアイツの話を信じちゃったから…木山先生のことを疑ったから……!」

美琴「……私がやらなきゃいけない、必ず子供達は助ける」

黒子「お、お姉さま!」

美琴「どいて黒子…今回のことは全部私に責任がある!」

銀時「………」

428 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:15:51.68 ID:WbYROsAO
銀時「お前…今どこにいるんだ?」

美琴「え……?」

佐天「御坂さん…あなたの目には今、何が見えていますか?」

美琴「それは…佐天さんと……」

銀時「嘘だな」

美琴「……?」

銀時「テメーの目には何も映ってなんかねーよ…」

美琴「………!」

429 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:35:02.56 ID:WbYROsAO
銀時「誰もテメーのことを責めてなんかいねェ…一人で抱え込んでんじゃねーよ」

美琴「でも…私が……」

銀時「お前…ガキが一人で何でも出来ると思ってんのか?」

美琴「………」

黒子「お姉さま…私たちはいつだって側におりますの、ですから……」

初春「辛いときや苦しいとき……きっと力になれます!」

佐天「それが…友達じゃないですか」

美琴「……!」

431 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 15:56:58.89 ID:WbYROsAO
銀時「道に迷ったなら戻りゃいい…間違ったんならやり直しゃいい……」

銀時「テメーはテメーなんだからな……いつまでも逃げてるんじゃねーよ」

美琴「……」

銀時「もし…テメーが自分の中に閉じこもって出てこられねぇなら……」

銀時「俺たちが…そこから引きずり出して真っ直ぐ前見て歩けるようにしてやらァ」

美琴「……ごめんみんな…本当に…ごめん…!」

佐天「御坂さん…」

美琴「木山先生も…私、なんて謝ったらいいか……!」

木山「……君が心を痛めることはないさ」

銀時「……さーてこっからだ…行くぜテメーら、ヤローを潰しにな…!」

423 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 14:28:09.76 ID:9J.bqMAO
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲見てない俺に誰がピカチュウが気絶してる間に何があったか三行で

436 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 16:16:03.55 ID:WbYROsAO
三年Z組ー銀八先生

銀八「えー>>423さんからお便りあったのでお答えします」

銀八「流れとしては…」

美琴、テレサに敗北→テレサ、部下に美琴を回収するよう指示し移動→
しばらくしてから到着した婚后・銀時、部下と交戦して勝利→銀時どこかへ行った

銀八「まーこんな流れなわけですが…描写不足がひどくて情けないですねー、はい」

銀八「この場を借りて先生から謝っときます、すいませんねホント」


分かりにくくなってすみません…描写を省きすぎて独りよがりでした

441 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 17:58:29.87 ID:WbYROsAO
−−−
某所

テレス「ブラウンマーブル、そっちの手はずは整ってるか?」

『こちらブラウンマーブル、準備完了しています』

テレス「イエローマーブル、そっちに動きはあったか?」

『イエローマーブルより伝令、敵は青い車とバイクに乗って動き始めました』

テレス「く…ククク……茶番は終わりだ…」

442 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:03:37.62 ID:WbYROsAO
−−−
高速道路

木山「こっちの道で合ってるのか?」

初春「テレスティーナはこっちへ向かっていました、間違いありません!」

佐天「そう言えば…アンチスキルとかは動いてくれないのかな?」

初春「何度も連絡を取ったんですが…一度も繋がらないんです」

佐天「……私たちだけでやるしかないんだね」

木山「…少し飛ばす、しっかり捕まっているんだ」

443 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:09:42.15 ID:WbYROsAO
銀時「テメーらも捕まってろ、俺ァバイク事故に関しちゃ誰にも負けねェ自信がある」

黒子「それ、全然自慢になりませんの……例えばどんな事故を?」

銀時「忍者はねたりバイクが爆発して地上30メートルから川に落下したり…」

黒子「いやそれはもはや事故というレベルの限界を越えてません!?」

銀時「レベルの限界を超える…あれ、じゃあ俺がレベル6なんじゃね?」

黒子「いやもういいですの、あなたしばらく黙っててくださいな」

美琴「………」

木山(何なんだ、この緊張感のなさは……)

444 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:20:38.25 ID:WbYROsAO
木山「……ん?あ、あれは……?」

駆動兵A「来たぞ!」

木山「待ち伏せ…動きを読まれていたのか……!」

銀時「オイオイ…ずいぶんと豪華なお出迎えじゃねーか、何人いんだよこれ?」

黒子「少なくとも…両手の指だけでは全然足りませんわね」

美琴「マズい…これ全部相手にしてる時間なんか……」

445 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:24:24.09 ID:WbYROsAO
黄泉川「お前ら!下がってるじゃん!」

美琴「え……?」

初春「よ、黄泉川先生!?」

黄泉川「A部隊!突破口を開くぞ!あたしに続け!!」

鉄装「了解です!」

美琴「何で…アンチスキルとは連絡が取れなかったんじゃ…?」

黄泉川「……誰かさんに二回も言い負かされて…黙ってるわけにいかないじゃん?」

佐天「誰かさん…?」

447 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:30:58.12 ID:WbYROsAO
−−−
遡ること…>>411

銀時「……つーわけだ」

黄泉川「木原が…やっぱりか……」

銀時「知ってたのか?」

黄泉川「確信は持てなかったが…奴の組織が怪しいってことは掴んでたじゃん」

銀時「そいつはラッキーだったな…じゃあ手ェ貸し……」

黄泉川「そういうわけにもいかないんだよ…ウチらにも限界があるじゃん」

黄泉川「確たる証拠と上の許可が降りない限り…動くことは出来ない」

銀時「いいじゃねーか少しくらい…事件は会議室で起きてるんじゃねーんだぞ?」

黄泉川「それは……」

銀時「ま…テメーも立場があんだろうしよ、あんまり無茶は言わねーけどな……」

銀時「テメーらが一番守らなきゃならねーモンは何か…もう一度考えてくれや」

黄泉川「………」

448 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:35:39.24 ID:WbYROsAO
−−−

佐天「そんなことが…」

黒子「あの時の寄り道とはこの……!」

黄泉川「これが一度目…そして二度目はついさっきさ……」

初春「まさか…御坂さんを病院に運んだ後に…?」

黄泉川「二度目は『テメーらが動かねェなら…俺ァ一人でもアイツら守る』…」

黄泉川「そう啖呵を切られてね…そこまで言われて黙ってるあたしじゃないじゃん!」

初春「じゃあ…全然アンチスキルと連絡が付かなかったのは……?」

黄泉川「多分…上から何か言われたら面倒だから連絡回線を全部ぶった切ったせいじゃん」

初春「そ…そこまでして……」

449 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:41:37.76 ID:WbYROsAO
黄泉川「とにかく!ここはあたしらに任せて早く子供たちを助けに行くじゃん!」

銀時「……お前、立場とか問題ねーのか?」

黄泉川「あたしは立場とあんたらの命を天秤に掛けるような人でなしじゃないじゃん」

銀時「……やるじゃねーかオイ」

黄泉川「その代わり…今度一杯奢りなよ、上手い屋台があるからさ」

銀時「ああ…酒ならいくらでも付き合うぜ…」

木山「……行こう」

452 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 18:57:59.33 ID:WbYROsAO
−−−
第23学区、研究所入口

駆動兵「来たぞ!ここは通すな!」

美琴「こ、ここにまでこんな……!」

銀時「次から次にワラワラ湧いて来やがって……白アリかよコイツら」

美琴「くっ……」バチバチ

銀時「よせ……ここは俺がやってやる、テメーは力温存しとけ」

美琴「バカ…あんた一人じゃ無理よ…駆動鎧なしのスキルアウトとは違うんだから」

銀時「………」

454 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:01:24.02 ID:WbYROsAO
黒子「心配は要りませんわ…」

美琴「黒子?」

黒子「私がこの殿方と共に…それでよろしいでしょう?」

美琴「いや、でも……」

銀時「あーもうごちゃごちゃ言ってねーで早く行け!」

黒子「こうしている間の時間さえ惜しむべきですの……さあ、お姉さま」

美琴「……分かったわ」

457 名前:推奨BGM 修羅−DOES:2010/06/05(土) 19:13:59.04 ID:WbYROsAO
駆動兵B「止めろ!一人もここを通すな!」

銀時「やるぜ…白井……!」

黒子「ええ…行きますわよ……!」

銀時「ウラアアァァ!」

バキッ!!

駆動兵B「ぐあっ!」

駆動兵C「さ、最新式の駆動鎧を一撃で……!」

銀時「ウオオアアアァァ!!」

バキッ、ドゴガッ!!

458 名前:推奨BGM 修羅−DOES:2010/06/05(土) 19:22:08.17 ID:WbYROsAO
駆動兵C「ち、調子に乗るな!」

ドドドン!!

銀時「!」

キキィン!

駆動兵D「……だ、弾丸を木刀で防いだ…?」

駆動兵C「ひ、怯むな!一斉に射撃しろ!」

黒子「!」

ダダダダンッ!

駆動兵C「やったか……?」

黒子「残念でしたわね…!」

駆動兵C「なっ……!」

銀時「ウチのですのーと舐めるんじゃねーよ!」

ドゴッ!

駆動兵C「ぐはっ!」

460 名前:推奨BGM 修羅−DOES:2010/06/05(土) 19:31:02.87 ID:WbYROsAO
駆動兵D「くっ……」

銀時「はっ…まだまだいやがるな……」

黒子「これは一筋縄では行きませんわね……」

銀時「白井!俺より先にばてるんじゃねーぞ?」

黒子「あらあら、そちらこそ…私の足を引っ張らぬように…」

銀時・黒子「俺(私)の背中…テメー(あなた)に預けたぜ(ますわ)!」

銀時・黒子「ハアアアアァァ!!」

461 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 19:35:54.06 ID:9zCWznk0
婚后さんの出番が……。

481 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 21:55:37.22 ID:WbYROsAO
−−−
研究所、中央管制室

木山「どうだ…見つかりそうか?」

初春「待っててください……見つけました!一カ所だけ消費電力が大きい……」

初春「おそらくここの最下層ブロックに子供たちはいます!」

木山「急がなければ…子供たちが!」

佐天「白井さんと銀さん……大丈夫かな?」

美琴「あの二人なら大丈夫……信じましょう」

482 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 21:58:16.74 ID:WbYROsAO
−−−
最下層フロア、手前

初春「この次です!急ぎましょう!」

美琴「……妙ね、中には待ち伏せが一人もいないなんて」

美琴「そりゃそんなに多くはいないと思ってたけど…見回りくらいはいたって……」

佐天「たしかに変ですよね、何か罠があるんじゃ……」

テレス「何の心配をしてんだぁ?」

美琴「!」

483 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:08:40.67 ID:WbYROsAO
−−−
研究所、入口

駆動兵「………」

黒子「はぁ…はぁ……こ、これほどキツいお仕事も初めての経験でしたわね……」

銀時「………」

黒子「……どうかなさったので?」

銀時「いや…あの…さっき何回もテレポートしたじゃん?お前と一緒に」

黒子「ええ……連続してのテレポートも何度かありましたわね」

銀時「そのせいあれだ…何か浮遊感みてーなのが……そんであんだけ動いたら……」

黒子「動いたら……?」

銀時「き、気持ち悪っ…うっ……」

黒子「………」

486 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:38:17.45 ID:WbYROsAO
黒子「全くあなたは…本当に……」バタッ

銀時「お、オイどうした!?」

黒子「生命エネルギーを使い果たして…私もあと数分の命ですわね……」

銀時「お…オイ!何とかならねぇのか!い、医者ァァァ!」

黒子「嘘ですの」

銀時「謝れェェェ!全身全霊込めて心配した俺に謝れェェェ!!」

488 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:45:34.89 ID:WbYROsAO
黒子「ですが…少々疲れてしまったようですわ」

銀時「………」

黒子「まさかあなたより先にばててしまうとは…私もまだまだですわね」

銀時「へっ……そのひねくれた口が聞けるなら上等だよ、ほら肩貸してやるから」

黒子「肩車ですの?」

銀時「いや逆にその選択肢がお前にあるの?肩車とか俺が恥ずかしいんだけど」

黒子「ですわね」

490 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 22:56:20.46 ID:WbYROsAO
−−−
研究所、内部

テレス「よくここまで来たじゃねえか、ご苦労さぁん!」

美琴「今度は逃がさないわ……必ず子供たちは返してもらうんだから!」

テレス「……オイお前ら、出てこい」

ズラッ

美琴「今までで一番多い駆動兵……!」

テレス「ハナからテメエらはまとめてここでぶっ殺す予定だったんだよ」

美琴「やれるもんならやって……!」バチバチ

美琴(待って…『最初からここで』私たちを……?)

美琴「ま、まさか……」

キィィン!

美琴「ぐっ……」

初春「うあっ……」

木山「ど、どうしたんだ君たち!」

佐天「まさか…この音が……?」

491 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:05:39.72 ID:WbYROsAO
テレス「テメエらのことだ…『研究所の中にいる兵は少人数』とでも思ったんだろ?」

テレス「大切な研究所が壊れちまったら実験どころじゃねえ…ってなぁ!」

美琴「くっ……」

テレス「だから『研究所の中にまでキャパシティ・ダウンが仕掛けられてる』なんざ…」

テレス「馬鹿なテメエらは考えもしなかったんだろ!」バキッ!

美琴「うあっ……!」

木山「や、止めろォ!」

テレス「貧弱な科学者があたしに楯突くんじゃねえよ」ドゴッ

木山「あ……ぐ……!」

492 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:13:48.90 ID:WbYROsAO
テレス「フン…このままテメエらがなぶり殺されんのを見るのも面白ぇな……」

テレス「オイお前ら…やれ……」

美琴「!」

木山「や、止めろ……」

銀時「あのーすいまっせーん!俺ァそういうプレイは嫌いなんですけどー」

木山「!?」

銀時「店長よぉ…女が笑って酌してくれなくなるようなことしちゃいけねーだろ?」


493 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:26:26.84 ID:WbYROsAO
テレス「何だ…来てやがったのか、てっきり入口の奴らに殺されてたと思ってたよ」

銀時「一緒に歩いてた白井の奴が動けなくなったと思ったら…まーたこの音かよ」

銀時「喧嘩っつーのは小細工なしのサシでやんのが基本じゃねーのか?」

テレス「ならどうするよ…建物中のスピーカーをぶっ壊すか?」

銀時「………」

初春「き、聞いてください先生…これだけ性能のいい音を出せる装置は巨大です!

初春「それなら…それを制御出来るシステムを置ける場所も限られています!」

初春「この建物内でそれが出来るとするなら…さっき私たちがいた中央管制室!」

テレス「!」

494 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:38:43.85 ID:WbYROsAO
テレス「やるじゃないのお嬢ちゃん、お利口ねえ」

銀時「フシギバナ…もといフッシーをバカにされちゃ困るぜ……」

初春(いやフッシーって…フシギバナのニックネーム?)

テレス「けど…どうやってそこまで行くってんだ?ああ?」

テレス「能力者はもちろん…さっき殴られた木山春生も動けねえ」

テレス「動けるのはテメーだけだ…もちろんテメーが止めに管制室に戻りゃ…」

テレス「それまでに…コイツらは全員ぶっ殺されてる……!」

銀時「!」

銀時(コイツ…気付いてねーのか……?)

佐天「………」

496 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:50:51.42 ID:WbYROsAO
銀時「……簡単な方法があるじゃねーか」

テレス「あぁ?」

銀時「要するに…俺がテメーら皆殺しにしてからその装置をぶっ壊しゃいいんだろ?」

テレス「皆殺しだ?テメー一人でか!アハハハハハ!面白え冗談言うじゃねーの」

銀時「テメーこそ冗談はその顔だけにしとけ…何その顔芸、夜神月くん気取り?」

テレス「……よっぽどぶっ殺されたいらしいな、テメエ」

佐天(今だ…敵が銀さんに注目してる間に……!)

497 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/05(土) 23:59:34.55 ID:WbYROsAO
銀時(よし、行ったみてーだな…こっからは俺の勝負だ)

銀時「御託はいい…やるのかやらねーのか、はっきりしやがれ……!」

テレス「バカもそこまで来るとムカつくんだよ……今すぐに目の前から消してやる」

銀時「テメーの言うバカの底力がどんなもんか…試してみるか?」

テレス「…動けるのは無能力者一人だけだ、数で押し潰せ!」

部下「了解!」

銀時「………」

498 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 00:04:58.52 ID:Krt0NwAO
部下A「無能力者でパワードスーツ着た俺たちに挑むなんて…死にたがりの馬鹿…」

バキッ!!

部下A「ぐあっ!」

銀時「よく聞け…もしテメーらがコイツらを…俺の魂を傷つけようってんなら…」

銀時「俺の刀は…鎧だろうとなんだろうと一太刀で斬るぜ…!」

部下「……」ゾクッ

テレス「ビビってんじゃねえよ!相手はたかが無能力者一匹だ!!」

部下「り、了解!」

銀時「ウオオオオオォォ!!」


−−−その男

−−−銀色の髪を返り血の雨に濡らし

−−−悉く敵を薙ぎ倒すその姿はまさしく

−−−夜叉

507 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 14:38:12.81 ID:Krt0NwAO
−−−

銀時「はぁ…はぁ…」

テレス「……て、テメエ…本当に人間か?」

銀時「あとは…テメーだけだ……エヴァ初号機みてーな鎧つけやがって…」

銀時「そんなモン俺が乗りたいわ、使徒とは戦いたくねーけどよ……」

テレス「な、舐めやがって……」

銀時「お山の大将よ…次は…テメーが出て来やがれ…ケリつけようじゃねーか……!」

テレス「………」

509 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 14:51:02.53 ID:Krt0NwAO
駆動兵「く…そ……がぁ!」

美琴「あ…危ない!まだ気を失ってない奴が!」

銀時「!」

ドンッ!

銀時「ぐっ!……ルオアアアァァ!!」

バキッ

駆動兵「がっ…!」

銀時「ちっ…足やられちまった……こいつァちっとやべーな……」

テレス「く……アハハハハハ!形勢逆転じゃねえか!」

銀時「何言ってやがる…俺ァまだ負けてねェぞ…」

テレス「立つのもやっとなくせに強がってんじゃねえ…よ!」バキッ

銀時「ぐあっ!」

510 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:06:58.76 ID:Krt0NwAO
テレス「もうテメエの刀じゃ誰も守れねぇ、もう刃向かえる刀なんかねぇんだよ!」グッ

銀時「刀ならあるじゃねーか…テメーにゃ見えねえ…とっておきの刀がな……!」

テレス「あぁ?何言ってんだ?」グッ

銀時「がっ…あああ……!」

美琴(あ、あれじゃ息が…このままじゃアイツ本当に……!)

テレス「いくら粋がったって…テメエみてえなクズじゃ誰も守れやしねえよ!」

佐天『そんなことない!!』

511 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:22:48.80 ID:Krt0NwAO
テレス「こ、この声……まさか中央管制室から!?まさか…何で動ける!」

銀時「言ったろうが…刀はもう一本あるってよ」

佐天『銀さんは…いつも私たちを守ってくれてた!みんなを…支えてくれてた!』

美琴「佐天さん……!」

佐天『そんな銀さんを…みんなとの思い出を……バカにするなぁ!!』

バギッ!!

512 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:42:42.70 ID:Krt0NwAO
テレス「お、音が止まっ……」

ヒュン

黒子「私たちの大切な先生……返していただきますわよ!」

テレス「テメエ!テレポーターの……」

ヒュン

テレス「ちっ!この……!」

美琴「待ちなさい!こっからは私が相手してやるわよ……!」

テレス「レールガン……!」

美琴「アンタ……もう謝ったって絶対に許さないんだから!!」バチバチ

513 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 15:53:37.91 ID:Krt0NwAO
黒子「はぁ…はぁ…せ、先生!しっかりしてくださいな!」

銀時「へっ…テメーらやるじゃねーか……やっぱ…お前らやれば出来る子だな……」

初春「そ、そんなこと言ってる場合じゃないです!撃たれた傷の手当てをしないと!」

木山「弾は貫通しているが……このままでは出血が……!」

銀時「心配すんな…こんなモンベホマ掛けりゃ一発で……」

黒子「いやあなたベホマなんか使えますの?是非見てみたいですわね」

銀時「……やべ、MP足らねえわ」

木山「………」

銀時「何その目!マジだからね!調子が良い時はマヒャドとかガンガン使えるからね!」

515 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:06:37.59 ID:Krt0NwAO
テレス「もういいわかったよ……テメーらまとめてぶっ殺してやる!」

美琴「…行くわよ!」

バチバチ!!

テレス「……どうしたぁ、レベル5の力はこんなモンか!」

美琴(電撃が…弾かれた……?)

美琴「……アンタのその鎧、ずいぶんと電撃に対する耐性が強いのね」

テレス「テメーとやり合うことも計算に入れて…対策は万全にしてあっからなあ!」

美琴「じゃあ…これなら……どうかしら!」

キィーン

テレス(レールガン…!)

バシュ!!

516 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:10:50.81 ID:Krt0NwAO
美琴(直撃した…これなら……)

テレス「……効かねえっつってんだろ!」

美琴「……!」

黒子「そんな…お姉さまの超電磁砲でも……!」

テレス「キャハハハハ!バンクに登録されたテメエの能力は全部知ってんだよ!」

テレス「この駆動鎧はテメエの能力に対して対策してある特別製だ…アハハハハァ!」

美琴「くっ……!」

526 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:30:38.81 ID:Krt0NwAO
初春「そんな…み、御坂さんが押されてるなんて……!」

黒子「私も手を貸したいところですが…能力もロクに使えない今の状態では……」

木山「私たちは彼女に…何もしれやれないのか……!」

銀時「……歌を贈ろう」

黒子「は?」

銀時「傷付いてたぁおれそうな時にぃは〜!遠ぉい日の記憶この胸に抱きしめてぇぇ!」

初春「SHOW ME THE WAY〜!」

銀時「叫び返せハッ…」

黒子「こんなときにまであなたは一体何をやってますの!」ゲシッ!ゲシッ!

銀時「痛ェ!いやちげーよ、燃えるBGMがあったほうが力出やすいかと思ってだな…」

黒子「もうあなたが燃えて灰になればよろしいでしょう!!」

美琴「………」

テレス「………」

529 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:42:42.49 ID:Krt0NwAO
美琴「…まったく、アイツは本当に……バカなんだから!」

テレス「何だテメエ…まだ諦めてなかったのか……?」

美琴「アイツが言ってたでしょ…傷付いて倒れそうな時には遠い日の記憶を思い出せって」

美琴「今までみんなと過ごしてきたこの学園都市は…私の…私だけの……」

美琴「最高の居場所なんだから!」

テレス「!」

530 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 16:55:06.22 ID:Krt0NwAO
美琴「ねえ…確かアンタ、バンクのデータを元にしてその鎧を作ったんでしょ?」

テレス「……?」

美琴「ならバンクにはない…本物の『超電磁砲』を見せてあげるわ……!」

テレス「何が本物のレールガンだ!そんなはったりはいらねえんだよ!」

黒子「ま、まさか…い、いけませんわお姉さま!」

銀時「何だ…ヤローは何を狙ってやがる……?」

531 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 17:02:33.89 ID:Krt0NwAO
黒子「能力測定の際…お姉さまは自分の能力を抑えられておりますの」

黒子「本気で超電磁砲を撃てば計測器が壊れてしまいますから……」

黒子「なおかつ…エネルギーを込めれば込めるほど攻撃の射程は短くなりますの」

初春「媒体になるコインが溶けちゃうから…ですね?」

黒子「ええ…広い屋外で使用することを考えると……せいぜい射程は50mまで」

木山「そうか…ここは狭い屋内……射程が短くなるだけ威力も込められる」

黒子「ええ…ですが、それだけ高エネルギーの超電磁砲を至近距離から撃てば……!」

銀時「御坂のヤローも…危ねえってことかよ…!」

黒子「………」


538 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:18:27.95 ID:Krt0NwAO
テレス「テメエが何企んでるかは知らねえが……コイツで吹っ飛ばしてやるよ!」

美琴「!」

テレス「コイツはバンクにあるテメエのデータを解析して作った疑似『超電磁砲』だ…」

テレス「テメエの『超電磁砲』よりも強力になぁ!!」

美琴「……へぇ、じゃあ勝負しようじゃない?」

テレス「あぁ?」

美琴「アンタの『超電磁砲』と私の『超電磁砲』……どっちが上なのかを!」ダッ

黒子(走って距離を詰めた…ということはやはりお姉さまは……!)

テレス「キャハハハハァ!面白ェ、やってやろうじゃねーの!」

美琴「喰らいなさい…これが…私の……」

キィィィン

テレス「テメエらまとめて吹っ飛べぇ!!」

美琴「全力よ!」

ズガーン!!

540 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:27:41.41 ID:Krt0NwAO
テレス「ぐっ…」バタッ

美琴「はぁ…はぁ…あぐっ…!」

黒子「お…お姉さま!」

美琴「何とか…なったみたいね……おかげで体中が痛いけど……イタタ!」

黒子「こんな無茶をなさって…黒子は寿命が縮まりましたの」

美琴「ハハハ…ごめんね黒子」

木山「凄いな…あれが君の全力か……」

初春「子ども達のいる最下層フロアの一つ手前で良かったですね……」

美琴「うん…巻き添えになっちゃってたかもしれなかったからね……」

銀時「……よくやったじゃねーか」

美琴「……あんたもね」

541 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:31:21.26 ID:Krt0NwAO
佐天「す、凄い音がしたけどみんな大丈夫!?」

初春「佐天さん!」

木山「ああ…全員無事だよ、無傷とはいかなかったがね……」

佐天「そう……よ、良かった…みんな…無事で……!」

美琴「佐天さん…ありがとうね!」

銀時「ある意味じゃ…テメーが一番の功労者だな」

佐天「そんな…そんなことないって……みんな頑張ったからですよ!」

美琴「フフ…じゃあそういうことにしとこっか」

542 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:39:05.62 ID:Krt0NwAO
−−−
最下層フロア

木山「見つけた…『ファーストサンプル』だ…!」

初春「子ども達も…全員ここにいます!」

木山「これで…この子たちを目覚めさせるプログラムは完成する……!」

銀時「…ちっとばっか遅い目覚ましになったけどよ、ここらで一発起こしてやろうや」

木山「ああ…解除プログラム…始動!」

543 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 18:50:04.65 ID:Krt0NwAO
枝先「………」

枝先「……先…生?」

木山「!」

枝先「目のしたに…隈、出来てるよ…?」

木山「色々と…い…忙しくてね……」

枝先「泣かないでよ…先生……」

美琴「良かった…みんな……ちゃんと目を覚ました……!」

初春「グスッ…よ、良かったです……」

黒子「ええ…本当に…」

佐天「じゃ…ひとまず、ハッピーエンド…ってことで!」

544 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:01:07.19 ID:Krt0NwAO
テレス「……何がハッピーエンドだぁ?あぁ!?」

銀時「!」

美琴「あ、アンタ…まだ……!」

テレス「あーっハはハハハァ!テメエらだけハッピーエンドで終わらせるかよぉ!」

テレス「もうガキどもなんてどうでもいい、研究所ごと…まとめてぶっ潰してやる!!」

美琴「くっ……」

美琴(あたしも黒子も…もうアイツと戦うだけの力は…!)

銀時「………」

545 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:10:09.23 ID:Krt0NwAO
銀時「…行けテメーら、コイツは俺が止める」

美琴「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ…今のアンタ一人じゃ…」

銀時「全力出し尽くしたテメーに何か出来んのか?…言いたかねーが足手まといだ」

美琴「で…でも…!」

銀時「もう充分テメーはやったろうが…こっからは俺がやってやる…!」

佐天「だ、ダメだよ銀さん!一緒に逃げようよ!」

銀時「逃げるにしてもコイツを止めなきゃ逃げ切れねェ…下手すりゃ全員死ぬぞ」

佐天「ぎ、銀さん……」

銀時「ワリーな佐天…俺ァもう誰かが目の前で死ぬのは見たかねーんだ…」

銀時「こんなくだらねェことで…テメーら死なせたかねーんだよ」

黒子「!」

美琴「あんた…まさか…!」

546 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:18:12.79 ID:Krt0NwAO
黒子「……行きましょう、お姉さま」

美琴「ダメ…アイツ絶対に死ぬ気よ!ほっとけるわけ……」

黒子「あの殿方が!…命を賭してまで私たちを救おうとしているのです!」

黒子「それに…悔しいですが今の私たちでは…邪魔になるだけです……!」

美琴「……!」

銀時「ま、俺なら心配ねェよ…テメーらと違って力が有り余ってっからな……」

美琴「………」

美琴(強がってるけど…アイツだって相当無理してるじゃない…!)

美琴(駆動兵との連続した戦い…撃たれた左足……)

美琴(普通はダメージと疲労で動くことだって…ましてやアイツは何の能力も…)

547 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 19:28:09.26 ID:Krt0NwAO
銀時「オラ…モタモタすんじゃねーよ、40秒で支度してとっとと逃げろ」

美琴(会って日も浅い私たちのためにアイツは…アイツは……!)

美琴「……一つだけ約束して」

銀時「?」

美琴「私たちが最初に行った喫茶店…必ず全員でもう一回行くんだからね」

銀時「……テメーらの奢りで頼むぜ」

美琴「……うん」


548 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:06:59.51 ID:Krt0NwAO
テレス「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえよ!」

銀時「!」

キィン!

銀時「退路は俺が護る!行けェェェ!テメーらァァァ!!」

佐天「ぎ、銀さん…!」

初春「せ、先生…!」

黒子「行きますわ…!」

テレス「逃がすとでも思ってんのかよぉ!」

銀時「テメーの相手は…この俺だァァァ!!」

549 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:26:33.82 ID:Krt0NwAO
−−−

テレス「ちっ…逃がしたかまあいい、まず最初はテメエをぶっ殺してやるよ!」

テレス「テメエの死体を見せられたガキ共の顔を想像すると殺しがいがあるなぁ!」

銀時「……」

銀時「…やり過ぎたな」

テレス「あぁ?」

銀時「テメーは少しやり過ぎたって言ってんだよ……」

テレス「だから何だってんだ、ごめんねって謝ってほしいのか?あぁ!?」

銀時「いや…別に詫びろとは言わねェ…ただ……」

テレス「!」ゾクッ

銀時「テメー…五体満足でお天道さんの光浴びられると思うんじゃねェぞ…!」

テレス(なんだ…今の寒気は……?)

550 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 20:42:46.07 ID:Krt0NwAO
テレス「重傷でボロボロのくせに調子に乗ってんじゃねえぞ!」

銀時「ぐっ…!」

銀時(くそっ…足の踏ん張りが効かねェ!)

テレス「足が痛むかぁ?…とっとと死ね!」

銀時「!」

キィン!

テレス「テメエ…その傷でまだ攻撃を止められんのか……!」

テレス「テメエは体力的にも筋力的にもとっくに限界のはずだ…なのに何で……」

銀時「て…テメーと俺じゃ…背負ってるモンの重さが違ェんだよ……!」

551 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:01:59.68 ID:Krt0NwAO
テレス「背負うモンだと?会って日の浅えあのガキ共のことを言ってるんか?」

銀時「…おかしな話だなオイ、俺ァもう何も背負うつもりなんざなかった……」

銀時「なのに…俺の家族みてーになったアホガキが二人…ババアが一人…」

銀時「常識なんざ欠片もねえロンゲのバカ…他にいる大勢の奴ら…そいつらと同じく…」

銀時「バカ生徒のアイツらとも…いつの間にか背負い合う間柄になっちまったらしい」

テレス「テメエ…何の話を……」

552 名前:推奨BGM バクチ・ダンサー−DOES:2010/06/06(日) 21:12:11.62 ID:Krt0NwAO
銀時「俺がアイツら背負うってのはつまり…『護る』ってことだ……」

銀時「アイツらはもう俺の既知のヤツらと何も変わらねー…俺の大切なモンだ」

銀時「今も昔と同じよ…俺の『護る』モンは何一つ…変わっちゃいねぇ!」

銀時「『護る』ために振り下ろす刀の強さ…今テメーに教えてやる……!」

テレス「ほざいてんじゃねえよこのクソ野郎がァァ!」

銀時「ウオオオオォォォ!!」

553 名前:推奨BGM バクチ・ダンサー−DOES:2010/06/06(日) 21:25:41.05 ID:Krt0NwAO
ドゴォン!

テレス「ぐっ……!?」

テレス(駆動鎧ごしにここまでの衝撃…こ、コイツ…本当に人間か……?)

テレス「て、テメエみたいな無能力者が……」

ガキィン、キィン!

テレス「このあたしに……」

銀時「ウオアアアアァァ!!」

ガキィン!!

テレス(こ、こいつはもう人間じゃねぇ…お…夜叉だ……!)

銀時「喰らい…やがれェェェ!」

ドゴガッ!!

テレス「そ、装甲が……!」

銀時「これで……シメーだァァァ!!」

バキッ!!

テレス「うぐああぁぁ!!」

555 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:45:16.87 ID:Krt0NwAO
テレス「………」

銀時「はぁ…はぁ……」

ゴゴゴ

銀時「ん…何だ……?」

テレス「自爆スイッチだ……もうすぐこの研究所全体が崩壊する」

銀時「なっ……?」

テレス「この駆動鎧が破壊されて機能を停止すると同時にスイッチが入る仕掛けだ…」

銀時「さ…最後の最後まで混ぜっ返してくれやがって……」

560 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 21:55:08.31 ID:Krt0NwAO
テレス「行けよ…あたしはもう疲れた…ここでいっそ死んだほうが後腐れ……」

銀時「馬鹿言ってんじゃねーよ…立ちやがれテメー!」

テレス「!」

銀時「散々やりたい放題やりやがって最後はドッカーン?ふざけてんのかテメー!」

銀時「こんな勝手に死ぬことなんざ俺が絶対に許さねえ!!」

ガッ!

テレス「なっ…何を!」

銀時「まさか…テメーのことも背負うことになるたァ思わなかったぜ……」

562 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:00:47.92 ID:Krt0NwAO
−−−
研究所、外

美琴「な、何よこれ…建物全体が崩れて……!」

木山「マズい…彼はまだ中に……!」

黒子「私が行ってまいります!あの殿方は私が……!」

美琴「ダメよ!あんたもまだロクに動けないんだから!」

黒子「ですがこのままでは!!」

初春「せ、先生……!」

佐天「………」

銀時『テメーらァァ!聞こえてっかー!?俺ァもうちょいで入口に着く!』

銀時『入口塞がったりしてねーよなァ!?』

初春「せ、先生!」

木山「急ぎたまえ!入口はもういつ崩れてもおかしくない!」

銀時「急げってこの足で無茶言いやがるぜ全く……」

563 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/06/06(日) 22:17:18.85 ID:Krt0NwAO
−−−

美琴「見えたわ!早く外に!」

銀時「慌てんな…全くやれや……」

ガラガラ!

銀時「なっ!?」

美琴「瓦礫が!よ、避けて!」

銀時「ちっ……うぐっ!?」

銀時(足が…こんな時に……!!)

ガラガラ!

黒子「あ…あそこが崩れたらあの方が下敷きに……!」

佐天「銀さん!」

ガラガラ!

銀時「ってオイ、コレやべ……動け、動けェェェェェ!!」

佐天「ダメだよ銀さん…死なないでェェェ!!」

ビュウ!

銀時「!」

ガラガラガラ

初春「せ、先生ェェ!」



posted by JOY at 18:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 禁書クロスSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クリスチーネ・剛田・ジャイ子wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

次話http://kinnsyo.seesaa.net/article/159243144.html
Posted by at 2013年05月25日 20:43
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