2010年12月05日

佐天「蟲が見える能力かぁ」 2

412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:38:47.56 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

御坂「佐天さん、私じつは佐天さんのこと――――」

佐天「御坂さん……実は、私も―――」



佐天「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

佐天「ぁ……あ、ああ、夢か……びっくりしたぁ」

佐天「うぅ、御坂さんとキスする夢だなんて……わ、私って初春一筋だったんだけどなぁ」

佐天「ああうん、勿論性的な意味じゃなくてね」

佐天「あー恥ずかし」

――――。

佐天「うっいはるー。一緒にかえろーぜー」

初春「すいません、今日日直なうえに風紀委員の仕事が」

佐天「ん、そだったっけ。んじゃしょうがないか」

413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:41:36.59 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

―――。

佐天「あーなんだか最近初春と一緒に遊べてないなー」

佐天「これも全部蟲の仕業だー。くそー蟲めー」

御坂「一人で何騒いでるのよ」

佐天「おうふ。御坂さんじゃーないですか。常盤台から離れたこんなところへ何用で?」

御坂「雑誌の早売りがこの近くのコンビニだからちょっと立ち読みしてきたの」

佐天「はぁん、なるほど」

御坂「それにしても最近暑くなったわねー。かき氷食べない?」

佐天「ごちになりますっ!」

御坂「ん、まぁいっか。何味にする?」

佐天「御坂さんと別の味で。おんなじのだと面白くないですからねー」

414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:44:50.32 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

御坂「はいっ、松阪牛味」

佐天「わけがわからない」

御坂「いやーかき氷にしようと思ってたらジェラートも美味しそうだったからこっちにしちゃった」

佐天「まぁ御坂さんのおごりですからなんでもいいですけどね。ありがとーございます」

御坂「ちなみに私のは伊勢茶味」

佐天「伊勢茶?」

御坂「伊勢神宮ってあるでしょ?あの伊勢で作ってるお茶だって」

佐天「抹茶味のアイスクリームみたいなもんですか」

御坂「そんな感じねー。ほんのり苦くておいしいわよ。食べてみる?」

佐天「お、いただきま――――はっ!」

佐天「(こっ、これは間接キス……って!別に気にするようなことじゃないでしょうが!)」

佐天「(でもあんな夢見たあとだし……ぅ、御坂さんの唇やわらかそう……って、意識しちゃだめだってば)」

415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:48:31.98 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

佐天「……」ボーッ

御坂「?どうしたの佐天さん、抹茶味嫌いだった?」

佐天「へっ?あ、いや、そんなことないですよ?イタダキマス」

御坂「はい、あーん」

佐天「……あーん。―――ん、おいしいです」

御坂「じゃあそっちもちょーだいっ。あーん」

佐天「あ、あーん(ああっ、意識しちゃうとすっごく恥ずかしい……御坂さんの口……口内……舌……)」ハァハァ

佐天「(一緒にいるせいであんまり気にしなくなってたけど、御坂さんってすっごい可愛いんだよね……)」ハァハァ

佐天「(ああっ、目を閉じてちょっと舌を出してるところがかわいくて、もう……)」ハァハァ

御坂「……?ねぇ、佐天さん、いつになったら口に―――って近ぁっ!?」

佐天「はっ!?す、すみません、ちょっと熱にやられてぼにゃりしてました!!!」

御坂「だ、大丈夫?ほんとに顔真っ赤だけど……」

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:49:12.72 ID:hkBToZLzO (24 回発言)
サ店さんが被害者か?

421 :ヒューッ :2010/10/02(土) 19:57:29.71 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

佐天「だっ、大丈夫ですからっ!ぼにゃりとぼんやりを言い間違えてますけど大丈夫ですから!!」

御坂「でも、熱にやられたって……あ、ほら、さっきまでアイスもってた方の手冷たいよ?」ぴとっ

佐天「―――――!ふぉぁぁあっ!」ぶんっ

御坂「ひぁっ!?」ぐらっ



≪省略されました。読みたい方はぐあああああ≫



佐天「……ごめんなさい」

御坂「きっ、気にしないで?あれは事故、そう事故なんだから。だからノーカウント。ね?」

佐天「はい……」


424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 19:59:34.39 ID:whuv+27DP (10 回発言)
えんだあああああああああああ

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:02:51.51 ID:Ww5P9Hj70 (5 回発言)
ぐっはあああああああああ

426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:03:40.80 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

―――。

佐天「うぅ……えらいことをしてしまった……これからまともに御坂さんの顔みれないよぅ」

佐天「ていうか夢の通りになっちゃったなぁ……これって正夢ってやつ?」

佐天「……はー。いいや、なんだか今日は疲れちゃった。寝よう寝よう」


――――。

佐天「御坂さんっ、わたし、もうっ……ぁあっ!」

御坂「わたし、も……ああああっ!」


――――。

佐天「ぐあああああああ!!!」

佐天「な、なんて夢だ……」

430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:11:12.01 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

佐天「まさか二日連続で御坂さんの夢を……それも今朝のは、その……うー」カァァ

佐天「思春期だからかな……溜まってるのかなぁ、私……」

――――。

佐天「えぇー初春今日も駄目なのー?」

初春「うーそんな目で見ないでくださいよー」

佐天「だってぇ、最近初春私に構ってくれないしぃ」ベタベタ

初春「私だって佐天さんと遊びたいんですよぅ」イチャイチャ


同級生「なんだあれ」

同級生2「いつものことじゃね?もうあいつら結婚しちまえよ」

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:14:57.02 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

―――。

佐天「そんなわけで今日も一人で下校なのであった」

佐天「あ、あれ?私ぼっちじゃない?……ち、違う!私は孤独を好むロンリーウルフなんだ!」

佐天「……空しいぜ」

御坂「やっほ、佐天さん」ポン

佐天「ひあっ!」

御坂「そんなに驚かなくても……」

佐天「み、みさかさ―――」


佐天『あっ、ぅああっ……も、もう、いっちゃいますみさかさんっ……!』
御坂『わたし、もっ……あ、あっ、あっあっあっ』


佐天「―――消えろ雑念!!」カッ

御坂「えっ!?私雑念!?」

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:18:31.47 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

佐天「あ、いや、そうじゃないですけど。どうも御坂さん」

御坂「う、うん……今日も初春さんと一緒じゃないんだ」

佐天「最近あの子も忙しいみたいで。くそー」

御坂「じゃあ今暇だったりする?」

佐天「暇っちゃー暇ですね。というか暇です」

御坂「それじゃちょっとさ、新しい水着買いに行くの付き合ってくれない?」

佐天「あぁ、もうそんな季節でしたね……いいですよ、行きましょうか。また子供っぽい水着なんですよね?」

御坂「そっ、そんなことないワヨ?私だって去年から成長したんだから」

佐天「その割にいまだにゲコ太ストラップつけてますよねぇ」

御坂「うっ……そ、それはそれ。これはこれ。分別をつけられるようになったってことよ」

佐天「便利な言葉だなぁ」

436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:21:04.63 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

――――。

御坂「こっちの可愛いと思うんだけどどう?」

佐天「子供っぽいですね!御坂さんのスタイルも成長してるんですから、思いきってこっちのとか!」

御坂「そっ、それはいささか大胆すぎると思うんだけど……」

佐天「いーえ大丈夫ですっ!これくらいしないと意中のトノガタを仕留められマセンヨ?」

御坂「だっ、なっ、そっ、そんな奴いないわよ!」

佐天「またまたー。もう私達知ってるんですからー。白井さんが血の涙を流してましたよ?」

御坂「黒子が情報源か……あいつめ」


白井「ああっ、今とってもお姉さまに想われている気がしますの!!」

初春「たわごとはそれくらいにしてさっさと仕事終わらせてくださいねー」

438 :だめえええゆめののあわいれちゃいまひゅううううう :2010/10/02(土) 20:30:50.43 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

佐天「それじゃ試着してみましょうか」ニヤニヤ

御坂「……佐天さん、顔がゆるみきってるわよ」

――――。

御坂「ど、どうかな……?」

佐天「おおーいいじゃないですか!御坂さんの可愛らしさを引き出しつつ一段階大人びた感じを醸し出してますよ!」

御坂「そ、そっかな」

佐天「これで噂の男性もイチコロぐあああですね!」

御坂「ぐ、ぐあああ?」


上条「おい、インデックス。上条さんとしてはこういうところにあまりいたくないんですけどね。なんというか、不幸が訪れる気がする」

インデックス「確かにとうまならその辺りの店員さんやお客さんとフラグ立てちゃう気もしないでもないけど、でも今日は
       水着を見てくれるって約束だったからちゃんと見てくれないと嫌なんだよ!」

上条「はぁー、まぁせいぜい気をつけ―――あ」

御坂「……あ、あんた」

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:34:42.82 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

上条「ま、待て、ビリビリさん。お前が今からどういう行動をとるか手に取るようにわかるからこそ、俺は全力で制止を呼び掛けたい」

御坂「―――こ、」

上条「そ、そちらのお連れ様も何か一言!」

佐天「えっと、どちらさま?」

上条「ですよねー」

御坂「こんなトコで何してんだこのエロ学派がーーーーーーーーー!!」ビリビリ

上条「うおおおおおお!くっそ不幸だぜええええええええええ!!!」だっ

御坂「待てっ逃がすか……!こんな恰好を見られたからには殺す!!」だっ

インデックス「とっ、とーま!?どこ行くのとうまー!」

佐天「ああっ、御坂さーん!もうっ、衣服とか下着とかまで脱ぎ散らかしたままで……!」だっ

441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:34:44.76 ID:ws9rJj3F0 (2 回発言)
さすが上条さんやでぇw

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:38:59.26 ID:9N6VCuNw0 (7 回発言)
そういや蟲って幻想殺しで殺せるのかな

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:40:45.41 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

御坂「待てゴルァァァァァァァアアアア!!!!」

上条「ばっ、このっ、店内での電撃の使用は御控えください!!」

御坂「ハッ、安心しなさい!私だって無駄にビリビリしてるわけじゃないのよ!!」

上条「某少年探偵のごとく微弱な電流で筋肉を刺激して筋力アップだと……!?てかはええええ!やっばい!!」


佐天「は、速っ!?二人とも速過ぎ!」


上条「上条急カーヴ!!そしてそのままヘッドスライディングでなんだかよくわからない部屋へ突入して扉を―――うわっち!!」

御坂「させるか!!この、待てっていってんでしょうが!!」

佐天「うあーん、御坂さん待ってくださいよーう」

上条「あっぶねえ、右手じゃなきゃやられてた……じゃなくて、お次は上条マトリックス!!」

御坂「なっ、空いてる窓から勢いを殺さず華麗に飛びだした……?って馬鹿、そっから出たら―――!」

上条「え?あ、しまった、ここ二階―――うおおおおお!!」ボッシュート

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:41:42.07 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)
>>443
殺せない。上条さんが「生命力」を殺せないように、蟲はただの命だから。
もし蟲を殺せたら、植物とかも殺せることになっちゃう。蟲は異能でもなんでもないんだよ

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:49:13.84 ID:OVeBKgBu0 (61 回発言)

御坂「ちょっ、大丈夫?!」


上条「いちち……植え込みに落ちて助かった……」


御坂「ほっ……って、そうじゃなくて!ああもう、逃げられた!!」

御坂「かくなる上は、私も―――!」

佐天「だっ、ちょっ、待ってくだしあ御坂さんそんな格好で外出ちゃダメですって!ていうかそれ売り物!!」

御坂「え……」

御坂「……―――!」カァァァァ

佐天「まったく……ほら、早く戻ってきがえ―――」


従業員「いやー今日もつかれたっすねドルキさん!」

ドルキさん「まぁな。だがだからこそ、帰りに飲む酒は美味いんだよ。俺達は美味い酒を飲むために体を動かしてるのさ」

従業員「ヒューッ!さすがドルキさん!」

452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/02(土) 20:49:40.04 ID:CoQt2MA/0 (3 回発言)
ドルキさんwwwwwww

456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 20:55:59.57 ID:OVeBKgBu0

御坂(ひ、人?しかも男の……)

佐天(み、みさかさん、ここよく見ると男子更衣室っぽいですよ?!)

御坂(ホントだ……追い掛けるのに夢中で気付かなかった……)


従業員「それにしてもドルキさんにぬいぐるみの中の人の才能があるなんて知らなかったっすよ!」

ドルキさん「たまにはああいう仕事もいいな。壊し尽くしてばっかの俺だったが、
       ああやって子供の笑顔が作れるってのもいいもんだ」


御坂(やばっ、こっち来た……!)

佐天(出てって正直に謝るべきかと……)」

御坂(こんな恰好見られるの恥ずかしいよ……)

佐天(えー)

457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 20:58:47.59 ID:OVeBKgBu0

従業員「……ドルキさん、こっちに来てからなんだか変わりましたよね」

ドルキさん「歳とったなんて言うんじゃねぇぞ」

従業員「やだなぁ、そんなこと言うわけないじゃないっすか。
    人間として懐がでっかくなったなぁって思うんすよ」

ドルキさん「おいおい、それじゃまるで前で俺がちっちぇえ人間だったみてぇじゃねえか」ガチャッ

従業員「えーでも前まえは子供に蹴られたりしたらイライラしてたじゃないっすかー」ガチャッ



佐天(と、とっさで空きロッカーに隠れちゃいましたけど、これでよかったんですかね?)

御坂(あの人たちが出てくまでよ)

458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:01:13.65 ID:OVeBKgBu0

―――。

ドルキさん「それじゃ今日も飲みに行くか」

従業員「どこまでもお供しますよドルキさん!」

ガチャ ばたん


御坂「……で、出てったみたいね」

佐天「そのようで……えっと、それじゃ出てくれますか?御坂さんのほうが入口に近いですし(説明口調)」

御坂「うん―――あれ?」ガチャン

御坂「あれ?あれれ?」ガチャガチャ

佐天「どうしたんですか?」

御坂「……開かないんだけど」

佐天「えっ」

463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:08:38.22 ID:OVeBKgBu0

御坂「あーほら、あれよ。これ相当古かったし、
   錆とか、私達が急に入ったときに歪んだとかで、開かなくなっちゃったのかも」

佐天「なるほど。冷静な分析、さすが第三位ですね」

御坂「あはは、それほどでもないわよ」

佐天「……へるぷみー!」ガチャガチャガtyガ

御坂「電撃使っても意味ないし……どうしよう」ガチャガtギャ


―――。

佐天「はぁ……はぁ……だ、駄目だ、全然開かない……」

御坂「む、無駄な体力使っちゃったわね……ていうか暑いわここ……」

佐天「そりゃそうでしょうよ……でも御坂さんはまだいいじゃないですか、水着なんですし――――」

佐天「(―――よ、よく考えて見れば半裸状態の御坂さんとこんな密室で二人っきり?これって―――)」


佐天『くるぅ!もうきちゃうまひゅうう!!!』ビクンビクン
御坂『あああああん!!』ビクンビクン

464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:10:10.31 ID:OVeBKgBu0

佐天「立ち去れ煩悩!!」カッ

御坂「え、何?熱さでどうにかしちゃった?」

佐天「い、いえ、別に……というか何気にひどいこと言いますね」

御坂「いや、だっていきなり叫ばれると……」


―――。


佐天「……」ゼェハァゼェハァ

御坂「……」ゼェハァゼェハァ

佐天「……どうしましょう」

御坂「……どうしよっか」

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:13:36.87 ID:OVeBKgBu0

佐天「日も暮れて暑さもやわらいできましたけど……」

御坂「なんだか、密室で動けないってのがすごくストレスで、疲れるわね……」

佐天「ちょっと体勢変えますか?」

御坂「そうね……ん、しょっと」

佐天「では私も失礼して……よっと」

御坂「ひゃんっ!?」ビクッ

佐天「あ、ごめんなさい、変なとこさわっちゃいました?」

御坂「う、ううん、大丈夫」

佐天「(今の声かわいかったなぁ……よしっ)」

佐天「ん、もうちょっと失礼……」

御坂「っ、ぁっ……」

佐天「(ハァハァ)」

468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:17:05.53 ID:OVeBKgBu0

佐天「(あ、あんな夢みたからかな、なんだかすっごく御坂さんがかわいい……)」

佐天「(この暑さで上気した肌とか……息遣いとか……伝わってくる香りとか……)」

佐天「(ちょ、ちょっとくらいならバレないよね……)」


≪なんだかなかなか話が進まないので省略されました≫


御坂「はぁ……はぁ……」ビクンッ

佐天「……すみません、ちょっと調子、のりました……」びくびくんっ

御坂「……ばか」

佐天「(かわいい)―――ん、なんだろこの、でっぱり?」

かちゃんっ ぎぃ……

佐天「あ―――開いた」

佐天「(なるほど、内からあれを降ろせば開く機構だったわけか)」

469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:20:21.28 ID:OVeBKgBu0

――――。

御坂「今日は大変だったわねぇ」

佐天「ええ、あのあと水着も、その、あんな状態じゃさすがに返せませんでしたから買いとりましたし」

御坂「ごめんね、私がアイツおっかけてったばかりに……そうよ、そもそもアイツが来てなかったらー!」ビリビリ

佐天「わわっ、ちょ、出てますびりびりきてます!」


―――。

佐天「ふー、疲れたー……すっごく疲れた」

佐天「でも、まさか、ほんとに御坂さんとあんなこと……うわー!はっずかしー!」ごろごろばたばた

佐天「うおおお次からどうやって顔合わせよう……うおおお……」ばたばたぽてん

佐天「……寝よう」

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:25:59.71 ID:OVeBKgBu0

―――。

――――――。

―――――――――。

佐天『ん……ここ、は』

佐天『原っぱ……?なんでこんなとこに』

ザァァァァァア

佐天『っ……?あれは、鳥?からす?』

ザァァァァアアア

佐天『……―――!違う、あれは、たしか―――夢野間……!』


――――――――。

―――――。

―――。

472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:29:25.93 ID:OVeBKgBu0

佐天「べしみっ!?」

佐天「ぁ……夢、か」

佐天「ってそりゃ夢だよ!……夢野間、ね。はは、参ったな」

佐天「なるほど、最近の御坂さんとの出来ごとは、あいつらのせいね……まったく、面倒なことしてくれたなぁ」

佐天「―――さってと、それじゃ蟲払いしちゃいますか。何かあったら危ないし」



佐天「夢野間―――昼間は枕の中、夢の通い路に眠る蟲」

佐天「こいつら自体は太陽に当たれば消える弱い蟲―――ってことで」

佐天「枕干しをしてみました」

佐天「ま、これで消えるでしょ。全く、人騒がせな蟲なんだから」

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:32:26.79 ID:OVeBKgBu0

―――。

御坂「ぁ」

佐天「ぉ……おはようございます、御坂さん」

御坂「う……うん、おはよ、佐天さん」


あの後、夢野間は完全に消えた。
けれど彼らが引き起こした、御坂さんとの関係は消えることなく。
―――いや、なんでもない。


佐天さんが夢野間に憑かれたようです おわり


すまぬ、原作のあの話が重すぎたから、こっちはすっごい軽い話にしたかった。
まあssだもんねいいよね。
こんな感じでよろしければ>>477
ちなみに、ドルキさんは今あるssでやたらかっこよくなってたからちょっと出してみた。
別に誰でもよかったんだけどね。
あの人の書くssは愛があって好きだなぁ

477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:43:58.41 ID:i8C5tTds0
夜を撫でる手

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 21:48:55.11 ID:OVeBKgBu0
腐酒か……了解
この話好きなんだよな。これ読んだ後夜の山に入りたくなって行ってみるけど怖くなってすぐに引き返しちゃうんだよね

ちょっと時間kづあさい

481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:09:48.22 ID:OVeBKgBu0

御坂「この変態がッ!!」

白井「ぐあああ!」


―――。

白井「最近、本当に最近になってから、やたらお姉さまのガードが固くなった気がしますの」

白井「ああ!この黒子はこうして風紀委員のパトロールをしている最中でさえ
    お姉さまのことを考えているというのに!!」

初春「パトロールの最中はこっちに集中しましょうねー白井さん」

白井「ふん、初春にはわかりませんのよ、このワタクシのきもちおっぷぺぇっはぁっ!?」ズサー

初春「ほらほら、注意力散漫だから木の根っこなんかに躓いて、しかも草むらへ跳びこんじゃうんですよ」

白井「ぐ、ぐぐ……さ、最近ついてませんの……痛っ」

白井「oh……腕を少し切ってしまいましたの」

初春「ありゃ、白井さん、大丈夫ですか?泥みたいなのついてますし、早く洗い流して消毒しないと」

白井「そうですわね」

484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:17:12.07 ID:OVeBKgBu0

―――次の比。

白井「おはようございまふの、おねえさま」

御坂「ん、おはよーくろこ……ぅ、ふぁぁ」

白井「……昨夜はずいぶんとご盛んでしたのね」

御坂「へぇぁっ!?な、なにがよ?!」ビクッ

白井「とぼけても無駄ですの。同じ女なのですから、だいたいわかりますのよ。
   どうせまたあの殿方のことを想って自分を慰めていらしたのでしょう?」

御坂「ちっ、違うわよ。別にあいつのことなんてこれっぽっちも考えてないわよ」

白井「では誰を?まさか同性というわけでm」

御坂「ちがうわよっ!?」ビクーン

白井「……え?何ですの?今の反応」

白井「ま、まさか、本当に……ああっ!でしたら!まさか!
   この黒子を!嬉しいですのお姉さまぁぁぁーーーー!!」

御坂「アンタなわけないでしょ」

白井「ばっさり!?」

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:20:35.37 ID:OVeBKgBu0

白井「し、しかし私ではない、という口ぶりからすると、同性であることは間違いないと?」

御坂「え?さ、さぁ?そ、そもそも私が、その、……じい、してたなんて証拠もないし!」

白井「初春」

御坂「って聞いてるの?」

白井「佐天さん」

御坂「なっ、なにがよ!?」

白井「……おのれぇぇぇぇ!!おのれおのれおのれおのれおのれおのれ……!!」

御坂「ちょ、変な勘違いしてないでさっさと顔あらって―――あれ?黒子、その手のあざ何よ?」

白井「おのれおのr…・・あざ?」

白井「あら、ほんとですの……昨日転んだときにつけたのでしょうか。全く気付きませんでしたの」

489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:24:06.00 ID:OVeBKgBu0

―――。

佐天「うーいはるー。今日も風紀委員?」

初春「はい、例の怪事件がまだおさまってなくて」

佐天「大変だねぇ……(そういえば時間みつけて調査してるけど一向に進展しないな、こっちも)」

佐天「お、そうだ。最近初春と一緒にいられなかったし、今日は私も支部行っていい?お茶くみ係でさ」

初春「え、ええー」

佐天「いいじゃん、一年のときはよく行ってたんだからさー」

初春「うーん、しかたないですねぇ。私も佐天さんと一緒にいたいですし、いいですよ?」

佐天「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。それじゃちょっと買いものしてからそっち行くねー」

初春「あ、私アイスココアで!よく練ったやつが飲みたいです!」

佐天「おっけー。そんじゃそれも買ってくからねー」

490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:27:50.44 ID:OVeBKgBu0

―――。

佐天「おっはよーございまーす!」

白井「チェストォー!!」ぶんっ

佐天「うおっはぁ!?な、なんですか白井さん!!」

白井「佐天さん……正直に答えて欲しいですの。お姉さまと、何かありました?」

佐天「えー?やっだなぁ、私と御坂さんだけじゃ特に接点ありませんし、何もないですよー」

白井「……ですわよね。先ほどは失礼しましたの、少々気が昂ぶってしまいまして」

佐天「あっはは、白井さんは御坂さんのこととなると熱心ですからね。何かあったんですか?」

白井「それが、悔しい話ですけれどお姉さまが佐天さんのことを想いながら自慰にふけっていたようなんですの」

佐天「ぶっ」

初春「なん……だと……」

固法「牛乳おいしいわぁ」

492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:32:19.97 ID:OVeBKgBu0

白井「それでお姉さまと佐天さんに何かあったのかと思ったのですけれど、
   そんなことなかったようですわね」

佐天「あ、あったり前じゃないですかー」

初春「御坂さん……私の佐天さんを……」ブツブツ

佐天「ん―――ところで、何ですかこの甘い香り。ハチミツでもあっためてるんですか?」

初春「いえ、そんな奇得なことしてませんけど。そういえば、白井さんが来てからですよね、この香り」

白井「はて?私自身はそこまで感じませんけれど。特に何もつけておりませんし」

佐天「(―――なんだったかな、これ。何か、知ってる香りを強くしたような甘い甘い香り―――)」

佐天「―――っと、白井さん、その腕どうしたんです?」

白井「?ああ、実は―――ということでして」

初春「どじですよねえ、白井さん―――あいてっ」

佐天「へぇ、大丈夫なんですか?そんなに包帯巻いてありますけど」

白井「ちょっと気味の悪いあざができてしまったので隠したいんですのよ。
   特に痛みもありませんから問題ないですの」

495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:38:14.35 ID:OVeBKgBu0

佐天「気味悪い?どんなんですか?見せてください!」

初春「佐天さんってそういう怖いもの見たさがありますよねぇ」

佐天「いーじゃん、初春だってお化け屋敷とか好きでしょ?」

初春「いえ、好きじゃないですけど」

白井「まぁ、いいですけど……こんな感じですの」シュルリラシュルリラ

佐天「うわぁ……目玉もようみたいですね。確かにどこかぞくりとします」

初春「『お、俺の封印されし邪気眼が……!うおお、皆、近寄るな!
   俺は、俺はもう誰も傷つけたくないんだー!』とかやらないんですか?」

白井「なんですのそれ。ま、先ほども言いましたように、
   痛みはありませんし。数日もたてばもとに戻るでしょう」

佐天「(んー、なんだろ……この甘い香りと、あの模様―――なんだったっけ、かな)」

佐天「(こうやって曖昧な感じになってるってことは、蟲関係……?けど、なんの―――うーん)」

497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:45:36.57 ID:OVeBKgBu0

―――数日後

白井「むー……なかなか痣が治りませんの」

白井「初春じゃありませんけれど、本当に邪気眼とやらに目覚めましたの?」

白井「……この白井黒子が命じる!!そこのカラス、ぴくりとも動くなですの!!」カッ

白井「なーんて言ってみて、そんなことが本当に―――」


カラス「」プルプル


白井「……動きませんの」

白井「ま、まぁさすがにもっと近づけば―――」


カラス「」プルプル


白井「oh……」


501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:49:10.43 ID:OVeBKgBu0

白井「結局足で小突ける距離まで近づきましたけれど……」


カラス「」プルプル


白井「全く逃げませんの……ぁ」


カラス「」ポテッ


白井「倒れましたの……もし、大丈夫ですの?」



白井「死んでる……」



503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:52:44.49 ID:OVeBKgBu0

―――。

白井「あれから何度か試してみましたけれど」

白井「どうやらこの手、邪気眼かどうかは別として、生き物の動きを阻害する効果があるようですの」

白井「こんなもの、何がどうなっているのかさっぱりですけれど―――そうですの、
   こういうものの専門家が佐天さんだったことを今思い出しましたの」

白井「今日はもう遅いし、明日にでも相談してみることにしますの」

白井「っと、もう門限が……まぁ、テレポで一発ですけれど」しゅんっ



御坂「はぁっ……ん、ぁ……さてん、さぁん」

御坂「ん……あっ、あ、あ、あ、あ、あ……いく、いっちゃう……っ」ビクビク

白井「っと、ただいまですのおねえさ―――」

御坂「佐天さんっ、さてんさんっ、あ、ん、んん――――っ!」ビクンッ

白井「」


白井「」


505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:54:30.63 ID:OVeBKgBu0

御坂「はぁ……はぁ……」クッタリ

御坂「はぁ―――ぁ、ぇ、くろ、こ?」

白井「」

白井「」

白井「」

御坂「え、あ、いつから―――ち、ちがうの、今のは、そのっ」

白井「――――――――る」

御坂「え―――?」

白井「この白井黒子が命じる!!動くなですの!!」

御坂「――――!」ミシッ

御坂「(な……え、な、に……?)」

507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:55:11.95 ID:O4bLbRPN0
オワタ

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:55:37.20 ID:i8C5tTds0
これは・・レイプか・・・

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 22:59:13.69 ID:OVeBKgBu0

白井「お姉さま―――黒子は、お姉さまを愛していますの」

御坂「(体が、動かない……?!電気も上手く―――どう、いう)」

白井「だというのに、お姉さまは黒子をこれっぽっちも愛してくれませんの」

白井「はては佐天などというどうでもいいアニメでしか
   持ち上げられないような番外編キャラに恋する始末―――」

白井「こんなの、あまりに報われないと思いまして……?」

御坂「(力が、うまく―――)」

白井「いいんですの―――お姉さまが、佐天のことを想って快楽を得ているというのならば、」

白井「まずはその―――幻想をぶち壊しますの!」

白井「さぁさぁ今からめくるめく黒子ワールドへご招待いたしますのよ?
   これからずっと、黒子のことを考えなければ絶頂に
   達せないほどに快楽をそのお体にしみつけてあげますの」

御坂「ひっ―――」

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:00:03.02 ID:5uWRauopO
変態が暴走している…!

515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:03:41.84 ID:O4bLbRPN0
番外編キャラwwww

516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:06:53.55 ID:OVeBKgBu0

白井「ふふふ、大丈夫ですの、今日一日でこの手の使い方はマスターしましたのよ?
   下手をうって殺したりなんてしませんの」

白井「涙目で体を震わせて―――ああ、なんて愛おしいお姉さま」

白井「先ほどまでご自分で慰めていらしたからもうぐちょぐちょですの……
   けれどこれはあの女のことを考えていた結果ですのよね」

白井「忌々しいですの……汚らしいですの……ですから黒子が綺麗になめとってあげますのよ?」

白井「ああ、お姉さまの≪あまりに品が無い気がしますので省略されました≫」

御坂「ゃ、ぁ―――」

白井「―――お姉さまが悪いんですのよ?黒子の愛に、全く答えてくださらないかr」



寮監「有無を言わさず開けさせてもらうぞ御坂、白井ッ!!」バタンッ

佐天「失礼します御坂さん白井さん!!」


白井「―――あら」


517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:10:24.01 ID:OVeBKgBu0

―――回想

佐天「あれなんだったっけなー。うーん」

佐天「甘い匂い―――あ、そうだ、あの香り、光酒にそっくりだったっけ」

佐天「光酒……目玉……」

佐天「……――――――ああ!!」

―――回想終わり


佐天「(腐酒にやられた人間は倫理観だとかそういうものまで崩れてく……
   早い目に処置しなきゃと思って急いでやってきたけど)」

御坂「ぅ、ぅぅ……」ビクビク

白井「―――」

佐天「(遅かった……!くそ、不味い、白井さんは完全にあの手の使い方を―――ぉ!?)」

寮監「む……」

白井「―――佐天さんならわかるのですわよね?この手のことを」

佐天「く―――(体がすくむ……っ!うごけ、ない……!)」

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:14:58.60 ID:OVeBKgBu0

白井「ああ―――そうですの。せっかくですから、ここで貴女を始末するのもいいかもしれませんの」

佐天「……っ」

御坂「!」

寮監「……何を、言っている白井」

白井「あら、この状態で口を聞けるとは大したものですの。さすが寮監様ですの」

寮監「こんなことをして後でどうなるかわかって―――」

白井「うるさいですの」

寮監「―――」ばたっ

佐天「―――ッ!」

白井「安心しなさいな、気を失わせただけですのよ?」

519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:21:20.37 ID:OVeBKgBu0

白井「さて、佐天さんならご存知ですわよね?この手で殺された獲物がどんな死を迎えるのか」

白井「貴女みたいな女なら、腐臭をまきちらしながら死ぬのがお似合いですのよ」

佐天「……っ」

白井「……気に入りませんの、その顔。今から狩られる獲物のくせに、生意気な目をしていますの」

白井「……そうですの」ヒュンッ  ざくっ

佐天「っ……!?ぁ、づ……!」

白井「どうですの?痛みがあると死への恐怖と現実感が増すでしょう?」

白井「さぁ脅えてごらんなさい、泣きながら許しをこうならば考えてさしあげてもよくってよ?」

佐天「ふー……ふー……っ」ギリッ

白井「……ちっ。馬鹿な女ですの」ひゅんっ ひゅんっ

佐天「―――――――――!!!!」ざくざくっ

521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:25:08.87 ID:OVeBKgBu0

白井「さて、そろそろ止めを―――」

御坂「――-の、馬鹿黒子っ!!」

白井「ああ、こっちに気をとられてそちらを押さえておくのを忘れてましたの」

御坂「あ、あんた、自分が何をしてるのかわかってるの?!」

白井「わかってますのよ。私と、お姉さまの愛を阻害する障害物を排除しているところですの」

御坂「何を、言って」

白井「そもそもお姉さまが悪いんですの。いつもいつもいつもいつもいつも!
   黒子はこんなにお姉さまのことを想っているのに!! お姉さまは、お姉さまは――――!」

御坂「―――そう。ねえ、黒子、こんな話知らない?」

御坂「二次元を愛する人間に、以前話を聞いたことがあるわ―――好きすぎて性欲処理の対象にならない=v

523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:26:26.51 ID:5uWRauopO
全国の虹ロリコンの想いを代弁するツンデレヒロイン

524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:27:46.90 ID:O4bLbRPN0
美琴さん、パネェっす

525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:27:58.78 ID:OVeBKgBu0

白井「え……?」

御坂「つまりね、そういうことなの……私、黒子のことが本当に好きで、
   本当に大切で、一番のパートナーだと思ってる。
   だから、黒子をそんな目で見られない―――純粋に、お互い好きであり続けたいのよ」

白井「ぁ―――おねえ、さま」

御坂「(力が戻った―――)いまだっ!」ビリビリ

白井「あぁんっ!!」ビリリッ バタンッ

御坂「ふー……助かったー」

佐天「……っはぁ、は、ぁ……助かったぁ」

御坂「と、そうだ、大丈夫佐天さん!」

佐天「え?ええ、まあ白井さんも本気じゃなかったんでしょうね。
   全部、皮膚を傷つける程度にしか放ってませんでしたし」

御坂「そ、そうなの?」

佐天「そういうことにしておきましょう。それより、早く白井さんの治療をしないと」

526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:31:45.94 ID:OVeBKgBu0

御坂「治療ってどうすればいいの?」

佐天「これです。これを飲ませれば治ります。
   ただ、気を失ってる今じゃ飲みませんし、かといって目を覚ましてからじゃ第二回戦突入ですし」

御坂「これを飲ませればいいのね?わかった、任せて」

佐天「?任せてって、どうするつもりですか」

御坂「言ったでしょ?この子のことが―――一番好きだって」

ズキュウウウウウウウウン

佐天「く、口うつし!!なるほどっ、確かにこれなら―――流石御坂さんッ!
   私には思いつかないことを平然とやってのける!!
   そこに痺れる憧れるゥッ!!」

御坂「震えるぞベーゼ!燃え尽きるほどディープ!」ワーオ


――――。

白井「役とくっ!?」

白井「っとと、頭がくらりとしますの……」

527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:32:46.13 ID:5uWRauopO
や、やった……ッッ!

528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:35:58.91 ID:whuv+27DP
えんだああああああ

529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:36:09.31 ID:OVeBKgBu0

白井「むむ……確か、わたくし……」

御坂「やっほ、目さめた?」

佐天「腐酒は抜けてますね……ふー、よかったよかった」

白井「お姉さま、と、佐天さん……?―――はっ!わ、わたくし、なんてことを……」ハワワ

佐天「落ちついてください白井さん、全部蟲の仕業です。白井さんは悪くないですよ」

御坂「そういうこと。ま、自然災害にあったとでも思って水に流しましょう」

白井「……そういうわけにもいきませんの。
   自分の力に溺れてお姉さまや佐天さんを傷つけるなんて、黒子は、もう」

佐天「だぁー!辛気臭いの禁止!いいですか、蟲ってのはそういうもんなんです!」

御坂「よくわかんないけど、そういうことらしいし。私はギリギリで助かったし」

白井「でも、あんなことをしてしまってお姉さまも佐天さんも私のことを嫌いになったでしょうに……」

御坂「ばか、嫌いならこうして慰めてないわよ」

佐天「そうですよ!御坂さんなんて口うつしで薬を飲ませてたんですから!」

御坂「あ、ちょ、佐天さんそれは黙っててって言ったのに!」

白井「口……うつ、し?」

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:40:06.47 ID:OVeBKgBu0

白井「あ……ああ、あああああ!ついに!ついにお姉さまとワタクシの唇が結ばれたのですね!!
    ワーオ!ワーオ!しかし惜しむべくはワタクシの意識がなかったこと!さぁさお姉さま、
    意識の戻った今、もう一度熱いベーゼをっぷはぁあぁん!!」ビリビリ

御坂「調子にのるなこのばか!」ビリビリ

佐天「一件落着、佐天涙子はくーるに去るぜ」

御坂「あ、ちょ、まって佐天さん、なんだか今日の黒子しぶとい!!」

白井「負けませんのー!ついに公認カッポゥになったんですのー!」

御坂「ぅわくろこっょい」



白井さんが腐酒に支配されたようです  おわり


白井さんのキャラがたいそう残虐になってしまわれた……全て蟲の仕業なんだ
ほんとはもっとコメディで書こうと思ってたのに……佐天さんをいじめたくなるのは悪いくせですわ。
こんな感じでよろしければ>>535でまた書きます

532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:42:45.47 ID:kVs60USjO
この後寮官の首コキャだなwww

535 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:44:57.47 ID:f5FRYbbHO
角生えるやつ書いてくれ
音を食うやつな

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 23:53:13.04 ID:OVeBKgBu0
阿と吽か。
あれ、どういう蟲かいまいち理解できないんだ。
吽は塩水で駆除できるし、音を食べるってことで理解できる。
だが阿はどうなんだ?

弱点:他の生物の生きている音
   ⇒その音を消そうとする
   ⇒故に音を集めまくって、ひとつの音(この場合生き物の生きている音)を消そうとする
   ⇒結果、宿主が衰弱死。結果がでるのは一年

ってことだよな。
けど、そうするとどうして阿がギンコの耳に潜り込んだ時、真火が手をあてた瞬間に溶けだしたんだろうか。
その辺り、どうしても理解できないんだが。

537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:03:01.41 ID:WJH0GLSa0
耳に手を当てると、腕の筋肉が動く音(=生きている音)が聞こえるから
だったような気がする

543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:41:43.55 ID:KvhQCdge0
寄生主の音を普段は音を集めて打ち消してるが
別の生物の音も集めてしまって打ち消せなくてあぼんしたんじゃね?

リミットっていっても衰弱死だっけか
たまたま母親の身体の限界が1年?だっただけだと思う
最後は普通に周りの音が聞こえるようになった=寄生主自身の音が弱くなりすぎて阿が音を集める必要が無くなった

544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:47:21.29 ID:W3DmmuPQO
>>543
最後は何も聞こえなくなったんだ。 普通に聞こえたわけでわない

568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 10:54:44.34 ID:E70EBr470
保守ありがとうございやす。
言われた通りファンブック確認してきた。なるほど、そういうことか。
そして沖つ宮に出てきた蟲の名前が出てて驚いた。リュウグウって言うのかー。

それじゃ書きます。とは言っても、この蟲は治療法がわかっちゃえば大したことないから、
そんなに長い話にはならないと思うけれど。

570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:06:12.32 ID:E70EBr470

一通「ふー……不味ィ、そろそろバッテリー切れちまうか」

一通「……仕方ねェ、少しの我慢だ」カチッ


――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――――――――

一通「……っ!くそがっ……なんだっつゥンだよこれは……!」

一通「(つい数日前からだ……いきなり馬鹿みてェに音が流れ込んでくるようになったのは)」

一通「(おかげでまともに眠れやしねェ……バッテリーが持つ間反射するくらいしか防ぐ方法はねェ)」

一通「どォしちまったンだ俺の耳は……」

571 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:10:26.93 ID:E70EBr470

打ち止め「―――――――――?」

一通「……(他の音がうるさくて聞こえねェ)」

打ち止め「――-、−――−」

一通「……(つーかうるせェ)」

打ち止め「?――−!――−−!!」

一通「っ……静かにしやがれ!!」

打ち止め「っ?!」ビクッ

一通「ァ……悪ィ、ちょっと向こういっててくれ」

打ち止め「……」


一通「(くそっ、何やってンだ俺は……うるさくてイライラするからって打ち止めに当たっちまうなンざ)」

一通「(仕方ねェ……アイツンとこいくか)」


572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:14:22.97 ID:E70EBr470

―――――。

医者「それで僕のところへ来たというわけだね?」(筆談)

一通「そォいうことだ。なンか原因とかわかンねェか」(反射中)

医者「検査の結果いたって正常。最近こういう病気が多くて困るね?」

一通「アンタでもわかンねェのか?となると手の打ちようがねェな」

医者「そうでもないね?以前こういうモノに対処できる人と知り合ってね?」

医者「まあ待ってなさい、あっちに遮音室があるから。そこなら能力使わなくても問題ないだろうからね?」

一通「悪いな」


一通「ここか―――反射解除」

一通「……っ。あのクソ医者が……完全な遮音じゃねェじゃねェか……ガチャガチャうるせェ」


573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:17:36.95 ID:E70EBr470

一通「だがまァ、確かに随分楽にはなったな」

一通「これなら少しは―――あ?」

一通「なンだこの頭のでっぱり」



医者「悪いね、彼女今学校だそうだから、夕方にこっちにきてくれるそうで―――なんだいその頭は?」

一通「俺が聞きてェよ。なンだこりゃ、角か?」

医者「皮膚が変化したものかな?ま、それも含めて彼女がくるのを待てばいいね」

一通「こンなトコ誰かに見られたくねェがな……」


土御門「残念もう見ちゃったにゃー」プークスクス

一通「土御門ォ!?」


574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:21:06.90 ID:E70EBr470

一通「な、てめ、なンでここにいやがる!!」

土御門「ちょっと病院に用事があってにゃー。んで、この先生と会っておもむくままに」

一通「先生ェ……」

医者「いやぁ別に隠す程のことじゃないと思うけどね?うん、似合ってるにあって―――ぶふぉっ」

一通「先生ェ!!」カッ

土御門「ホントだにゃー、まるで鬼みたいだぜぃ」

一通「……鬼、か」

土御門「……ん?どうした?」

一通「いや―――て、テメェらもう用事済んだなら出てけよ!」

土御門「了解、お邪魔しましたにゃー」ケラケラ

575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:31:50.02 ID:E70EBr470

一通「鬼、鬼ねェ……」

一通「懐かしなオイ……昔は能力のことで鬼子だなンだって言われたモンだ」

一通「あのころから俺は何か変わったか?―――変わったな」

一通「だってのに角なンざ生えてきちまって……って、何感傷にひたってンだか。だっせェ」




佐天「そんなわけでこんにちは。なんだ、患者の人って白髪の人だったんですね」

一通「白髪とか言うンじゃねェよ」

佐天「まぁまぁ。そういえば先日はありがとうございました」

一通「ありゃ別にオマエのためにやったもンじゃねェ―――って、さっきから何やってンだ?」

佐天「蟲払いの香を焚いてるんですよ。ちょっと前に友達が同じ蟲にかかっちゃいまして、
   その時と症状が同じだったので用意してきたんです」

佐天「珍しいんですけどね、阿にとりつかれるなんて。
   その割に吽の被害は全然聞きませんし―――っと、これで大丈夫です。
   反射?とかいうのを切っても大丈夫ですよ」

577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:41:48.86 ID:E70EBr470

一通「……ン、随分音が消えたな」

佐天「ここは遮音室だから外の音はカットできますけれど、
   蟲はそんなのおかまいなしにその辺りにいますからね。
   現代物理でも蟲の音まではカットしきれなかったみたいです」

一通「虫?」

佐天「蟲。ま、深く考える必要のないもんですよ。植物みたいなものです。
   さって、それじゃ治療しちゃいますか」

一通「そォいや、この角みてェなのはなンなンだ?」

佐天「この蟲につかれると生えてきたりするものですけど……
   (記憶にあるより早いんだよね。やっぱり、蟲の影響力が強くなってる?)」

佐天「ま、治療すればとれますから。それじゃ手で耳を塞いでください」

一通「舐めてンのか」

佐天「別にそんなつもりはないですよ。これが治療方法なんですってば」

一通「……」スッ

578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:55:27.88 ID:E70EBr470

佐天「どうですか?何か、地鳴りみたいな音が聞こえますよね」

一通「……ああ。筋肉と血流の音だな」

佐天「そんじゃあとはそれをじっと聞いていてください」

一通「はァ?ンなもンで治るわけねェだろォが」

佐天「いーから。ちゃんと治りますって」

一通「……ちっ」


どろり

一通「?なンか、手が濡れて―――っと、お?」

佐天「阿が死んだみたいですね。どうですか?もう普通に聞こえますよね」

一通「おォ」

579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:59:39.26 ID:E70EBr470

―――。

一通「助かった、礼を言う」

佐天「なにそれ堅苦しい。白髪の人は何時も通り不遜な態度でいればいいんですよ」

一通「俺をなんだと思ってンだ」

佐天「えらそうな第一位。ほらほら、お迎えもきたことですし、私はこれで」

一通「お迎え?」



打ち止め「病気が治ったって聞いてはせ参じたよってミサカはミサカはアナタにとびついてみたり!」

一通「っと、この馬鹿、危ねェって何度も言ってンだろォが」

打ち止め「あ、ホントにまともに会話できるようになってる!ってミサカはミサカh」

一通「おォ。迷惑かけたなァ打ち止め」

580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:02:28.38 ID:E70EBr470

―――。

打ち止め「からすがなくからかーえろー
     ってミサカはミサカは科学的に全く意味のわからない歌をうたってみたり」

一通「―――」

打ち止め「?どうしたの、そんな難しい顔して、
     ってミサカはミサカはいつもの仏頂面よりさらに険しい顔になってるアナタにたずねてみる」

一通「―――いや。なァ打ち止め、ちょっと両手貸してくれ」

打ち止め「両手?こうでいいの?ってミサカはミサカは差し出したり」

一通「ん」ぴと

打ち止め「みっ、耳なんかにあててどうしたのかな?
     ってミサカはミサカはあんまりに意味不明な行動でちょっと同様してみたり」

一通「……いや、オマエの生きている音を聞いてみたかったンだよ」

打ち止め「えっ……それって、」

一通「……結婚しよう」

えんだあああああああああああああああああああああ

581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:05:08.79 ID:FgzOnSYI0
おいこらwww

582 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:05:45.37 ID:E70EBr470

佐天「さて、と。ほんとに蟲の影響力が強くなってきてる気がするなぁ」

佐天「阿なんて、数日で角まで生えてくるし」

佐天「これってどういうことなんだろ」



一方通行さんが他人の命をかみしめるようです おわり


一通さんが自分の音と打ち止めの音を聞いてる時に、今まで殺してきた妹達のことを回想さえようかと思ったけど面倒だからやめちまった。
なんだかんだで、命の重さを知ってそうな一通さんの話。
こんな感じでよければ>>586
こんな時間だし、ご飯たべつつ休憩しますわ。えんだあー

585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:14:47.27 ID:Qs3wEYv10
どさくさで何やってやがるwwwwwwwwww

586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:15:12.88 ID:WAZG3UDS0
大禍時で

590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:33:39.50 ID:YMeJd5ge0
大禍時は書くの難しそうだな
誰かが必ず犠牲になるし

591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 12:37:16.22 ID:E70EBr470
大禍時とか、大好きな話なんだが
もういろいろやりきれない気持ちになるよねあれは。てか難しい、それじゃ話考える

593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 13:01:15.88 ID:E70EBr470

佐天「たはー、日直の仕事してたら遅くなっちゃった」

佐天「日も随分長くなってきたってのに夕暮れ時か。だいたい6時くらいかな?」

佐天「っとと、そうだ、ご飯買いにいかなきゃならなかったんだ。急がないと―――ん」

佐天「何あれー……影だけしか――――」

大禍時「」

佐天「?こっちに近づいて――――っ!あぶなっ!」ばっ

佐天「お、思い出した……大禍時、だ、あれ……あっぶない、もう少しで踏まれる所だった……」

大禍時「」

佐天「……あ、消えてった」

594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 13:14:34.28 ID:E70EBr470

―――。

佐天「むー……大禍時までいるなんて」

佐天「それにしても、危ないなぁあれ。知らない人が好奇心で近寄ってったら不味いね」

佐天「……そういえば、考えたこともなかったけど」

佐天「なんだか、この街蟲多すぎな気がする……光脈筋にしかできない虚穴も出来てるし、なんだろ」

佐天「……なんだろう」

佐天「ま、それより今は大禍時の対処考えないと。白井さんに行って、風紀委員から呼びかけてもらおうかな?
    姿のない影を見た場合近づかないように、とか。能力者の仕業とか言ってさ」

佐天「それくらいしないと危ないよね。とりこまれたら記憶失くしちゃうし」

佐天「明日にでも相談してみますか」


―――。


佐天「―――というわけでして」

白井「わかりましたの、一応あのお医者様を通して上へ報告しておきますの」

595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 13:24:12.84 ID:E70EBr470

白井「とっ、ところで佐天さん、その、傷はもうよろしくって?」

佐天「問題なく完治しました。痕も残ってませんし―――って、まだそんなこと気にしてたんですか」

白井「そんなことって」

佐天「それより!御坂さんとはあのあとからどうなんですか?」ニヤニヤ

白井「何時も通りですのよ。お姉さまは仰りましたの、
   あれくらいの事件で変わっていまうようなあやふやで脆い関係ではない、と」

佐天「はぁん。御坂さんらしですねー。ま、それじゃお願いしますね」

白井「りょうかいですのー」


―――。


13577「全く、じゃんけんで負けて買い出しなんてとんでもない役目をおってしまいました、
   とミサカは超悪態をつきます」

13577「むむ、MNWから文句言うなと流れこんできます、とミサカは頭のなかの情報を疎ましく思います」

13577「全く―――おや」

13577「なんとも怪奇的な現象ですね、とミサカは姿は見えないのに影だけ見えていることを不思議に思います」

13577「どこかの研究所の発明かなにかでしょうか、
    とミサカは推察しますが、影が見えてちゃ意味ねーよともつっこみをいれます」

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 13:26:24.84 ID:E70EBr470

13577「おや、近づいてきますね。ということは、
    何かスーツ的なものなのでしょうか、とミサカは―――――――――」



御坂妹「―――?」

19090「?13577の反応が突如途絶えました、とミサカは報告します」

10039「そんなこと言われなくとも同じ妹達なのですからわかります、とミサカはつっこみをいれます」

御坂妹「どういうことでしょう、とミサカは首をかしげます」

妹達「うーん?」

599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 13:55:00.30 ID:E70EBr470

―――数日

御坂妹「あれから13577からの反応は途絶えたままかと思いきや、」

19090「夕暮れ時のみ、その反応を感知することに成功しました、」

10039「と、ミサカはリレーをしながら解説します」

佐天「で、どう考えても異常だから私を呼んだと」

御坂妹「いぐざくとりぃ、とミサカは流暢な英語で肯定します」

10039「流暢(笑)とミサカは馬鹿にしたような言い方で10032を馬鹿にし、おっと」

19090「13577との会話を試みたものの、
    一方的に向こうから『暗いよ怖いよ寂しいよ』としか返ってこないのです、と
    ミサカは隣で馬鹿やってる二人とは違って真面目に対応します」

佐天「というかさ、スルーしてたけどどうして妹さんが4人もいるの?」

御坂妹「考えるな、感じるんだ、とミサカは便利な言葉をつかいます」

佐天「はぁ……まぁ、いいけどね」

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:03:40.63 ID:E70EBr470

佐天「ともあれ、それは大禍時って蟲につかまっちゃんだね」

御坂妹「オオマガトキ?とミサカは聞き返します」

佐天「夕暮れ時のみ現世へ現れる、不思議な蟲。とは言っても、
   ほとんど現象のようなものだし、蟲って言ってもいいか怪しい存在だね」

10039「蟲ってなんでしたっけ、とミサカはたずねます」ヒソヒソ

19090「ほら、以前10032の体が冷えていく病気があったでしょう。あれですよ、とミサカは答えます」ヒソヒソ

佐天「大禍時がどうして現世に現れるのか―――仮説としては、
   @人から栄養分を得ているためA現世に住む小さな蟲を食べるため。
   とにかく、蟲のほとんどは生命に近い存在だから生きることを第一と考えてるし、
   だからこそ食欲のために動くものがほとんど。
   @の人から栄養分を、ってのは、戻ってきた人の記憶がなくなってるとこから
   記憶を食べてるのかもしれないし」

御坂妹「……。えっと、よくわからないのですが、13577は助かるのですか?
    とミサカは本質的な質問をします」

佐天「……ん、っと。ちょっと、わかんない、かな」

御坂妹「えっ」

佐天「いや、助かると言えば助かるんだけどね。代わりに誰かが影をふめば、
   入れ替わるから。けど、それじゃ意味ないし」

佐天「ふーむ……ちょっと、いろいろ試してみよっかな」

602 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:22:09.19 ID:E70EBr470
p
試行@

佐天「まずは他の生き物に影を踏ませてみます」

御坂妹「13577、補足しました、とミサカは座標を打ち出します」

白井「そこへ私がテレポですのっ」シュンッ



佐天「それでは解き放ちますはこのネコを」

猫「」ニャー

大禍時「」

佐天「駄目か……大きさで判断してるのかも」

603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:24:31.70 ID:E70EBr470

―――。

佐天「というわけで、次は人間の子供くらいの大きさのペンギンをもってきました」

佐天「はぁぁぁん、ペンギンもふもふかわいー」モフモフ

佐天「しかし容赦なく投下。さ、行っておいでー」


ペンギン「」カァー

大禍時「」


佐天「駄目か……やっぱり人間じゃなきゃだめなのかな」

604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:26:00.86 ID:FhXIOPUk0
>>603
どっから持ってきた

605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:27:29.05 ID:E70EBr470

試行A

佐天「次は、記憶すなはち情報を食べてると仮定してみます」

佐天「というわけで、取り出し足りますは、1tbの外付けHD。
    中身は白井さんの御坂さん盗撮写真および映像でぎっしり」

白井「後生ですの!それだけは!それだけはおやめになってくださいですの!!」

御坂妹「観念なさい、とミサカは変態てれぽーたーをはがいじめにします」

佐天「というわけで、そりゃっ」


HDD「」ガシャンッ

大禍時「」


佐天「駄目か……」

白井「ひどいですの……
   (け、けれど!あれは耐衝撃性もかねたモノ!あれくらいでは大丈夫なはずですの!)」

606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:37:21.81 ID:kA9v0j4rO
黒子www

607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:41:48.05 ID:E70EBr470

―――。

佐天「(あのあと色々―――それこそ白井さんを放り込む気でいろいろ試したけれど効果はなく)」

佐天「やっぱり人間じゃないとダメなのかな……」



そのころ。

従業員「最近ほんっと暑いっすねー。夕方でもむしあついっす」

ドルキさん「馬鹿野郎、この程度で音をあげてるんじゃねえ―――なんだありゃ」

大禍時「」ユラユラ

従業員「影だけっすか?変わった発明品っすねー。あ、そーいやドルキさんは昔やりましたか?影踏み鬼。
     ほら、こーやって影を踏んで―――」

ドルキさん「っ!」ゾクリ

ドルキさん「馬鹿野郎!それを踏むんじゃねえ!!」ばっ

従業員「え―――ぁ?ドルキ、さん?」

13577「おや、ここはどこでしょう、とミサカはMNWに繋いで記憶の共有を試みます」

608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:44:10.74 ID:E70EBr470

―――。

佐天「え?帰って来た?」

御坂妹「はい、当然現れまして。とにかく、お世話になりました、とミサカは頭をさげます」

佐天「はぁ……まぁ、誰かが影踏んじゃったのかなぁ」



ドルキさんが大禍時にとらわれたようです おわり


すまんなんかオチ付けられなかった。ワラキアよろしく現象を相手にするとどうしようもなくなるなホント。
ちなみにドルキさんはどっかでスキルアウトと入れ替わりました。

ごめん、こんな感じでよければ>>611で。あ、あんまり難しい蟲にされちゃうと困るんだからねっ

609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:44:23.56 ID:UB/dsK1Z0
ドルギさぁぁぁぁぁん!?

613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:50:38.09 ID:dJalJ0+RO
ドルキさんかっこよすぎワロタwwwwww

614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:51:31.83 ID:WAZG3UDS0
ドルキさんwwwww

611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 14:48:25.82 ID:IfxzGV6MO
霧に捕われるやつ

616 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 15:02:00.86 ID:E70EBr470
海千山千か。了解。
まった難しい蟲を……なんとか考えてみるけど、大禍時みたいになっても知らんぞよ

628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:32:44.11 ID:E70EBr470

上条「え?明日こっちにくる?」

刀夜『あぁ、久々に息子の顔が見たくなってな。
   明日は学校も休みだろうし、一日付き合ってくれてもいいだろ?』

上条「そりゃ構わないけどよ。母さんはくるのか?」

刀夜『いや、母さんはちょっと前に仲良くなった、
   えっと、美琴ちゃん?のお母さんと旅行に行ってるんだ』

上条「……ああ、なるほどね。母さんもいないし、家で一人は寂しいからこっちへ来るってわけか」

刀夜『ははは、まあそんなとこだよ。それじゃ頼む』

上条「わかった、またターミナルに着いたら電話してくれよな」


――――。


刀夜「お。よぉー当麻。大きくなったなぁ」

上条「対して変わってないだろ」

刀夜「男子三日会わ……えっと、なんだったか。まあいいさ、親にとって息子の成長はよく見えるもんさ」

上条「そんなもんなのか―――えっと、久しぶり、父さん」

刀夜「ああ、久しぶり当麻。元気そうで何よりだ」

629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:36:47.66 ID:E70EBr470

上条「んじゃまずは荷物をホテルに置いて―――」

刀夜「ん?何言ってるんだ、お前の部屋に寝泊まりするに決まってるじゃないか」

上条「えっ」



インデックス「すふぃんくすー、今日はなんだか美味しいものが食べられそうな気がするんだよー」

猫≪まじかよひゃっはー≫


上条「い、いやぁ、俺の部屋(バスタブ)はそんなに広くないしどうかなーと」

刀夜「男同士だ、雑魚寝もいいだろう?」

上条「雑魚寝する程のスペースがあるかどうか……」

刀夜「そりゃあるだろうさ。ほら、案内してくれ」

上条「(ええい、南無三)」

630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:40:28.01 ID:E70EBr470

インデックス「それにしても今日はとうま随分早く出ちゃったね。制服でもなかったし、何だろうね」

インデックス「はっ!ま、まさか、あの短髪とデデデデデェトとかそんなんじゃないよね!?」

がちゃっ

インデックス「?とうまが帰ってきたのかな」


インデックス「お帰りなさいとうまー」

刀夜「やぁこんにちはお嬢さん」

インデックス「ふおっ!?ど、どちらさま!?」

上条「俺の親父。


ここまで書いてて思ったんだが、インデックスって上条さんの親父さんに大覇星祭の時会ってたっけ?

631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 18:42:00.91 ID:UB/dsK1Z0
こまけェこたァいいんだよォォォ

634 :つーか四巻の時点で会ってたか:2010/10/03(日) 19:18:28.38 ID:E70EBr470

上条「俺の親父、大覇星祭の時会っただろ?」

インデクッス「そういえばその無精ひげに見覚えあるかも」

刀夜「はっはっは、まさか当麻にこんな可愛らしい居候さんがいるとはなぁ。
    母さんが知ったらびっくりするぞ」

インデックス「……ねぇとうま、私達のこと話したの?」ヒソヒソ

上条「来るって言って聞かなくてな……断れなかったし、
   嘘はついてないが真実は隠すかんじでな」ヒソヒソ

上条「ちなみに今日親父泊ってくからさ」ヒソヒソ

インデックス「んー……じゃあ私はこもえの家に行ってたほうがいいかな?」ヒソヒソ

上条「どうだろうな……ま、そこはおいおい考えるさ」ヒソヒソ

刀夜「なあ当麻、そろそろ中へ入りたいんだが」

上条「っと、悪いな。まぁ狭いとこだけどあがってくれ」

刀夜「よーし荷物置いたら観光行くぞー!インデックスちゃんも一緒に行くかい?」

インデックス「(観光=美味しいもの!)いく行く、行くに決まってるんだよ!」

上条「……財布の中身は十分か」ボソツ

刀夜「何か言ったか?」

上条「いや……何も」

635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:28:29.04 ID:E70EBr470

―――。

インデックス「クレープ!ジェラート!」

刀夜「ははは、indexちゃんはよく食べるなぁ」

上条「親父、あんまり甘やかさないでくれよ」

インデックス「刀夜は親切なんだよ!当麻はいっつもお金がないって言って奢ってくれないんだよ」

刀夜「そうかそうかー。けどな、indexちゃん、お金を稼ぐのは大変なことだから、
   それをあまり簡単に浪費しちゃいけないんだよ。
    だから当麻のやっていることは間違ってないんだ」

インデックス「じゃあどうして刀夜は今日はそんなに簡単に出してくれるの?」

刀夜「それは今日は観光に来たからさ。お金は出すべきとこと出さないべきところがある。
   今日は前者だからね。 娯楽をするのに些細なことを気にしていても仕方ないだろう?
   だから今日は大盤振る舞いさ」

インデックス「なるほど、つまり今日は美味しいものがたくさん食べられるってことなんだね!」

刀夜「ははは、インデックスちゃんは賢いなぁ。その通り、だから普段は少し我慢することだ。
   我慢すれば我慢するほど 今日みたいな日が嬉しくなるからね」

インデックス「わかったんだよ!」

上条「親父……」ホロリ

637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:35:01.05 ID:E70EBr470

―――。

刀夜「お、ボートがあるな。よーし当麻、乗ろうぜ乗ろうぜ」

インデックス「私はあれが食べたいんだよ!」

刀夜「よしよし、ならこれで買っておいで。僕たちはちょっとボートに乗ってくるからね」

インデックス「いってらっしゃいなんだよー」


上条「おいおい、男ふたりでボートかい」

刀夜「いいじゃないか、久しぶりで。子供のころ、お前はボートが好きだっただろ?」

上条「……あぁ、そう、だったな」

刀夜「さぁ親子水入らず、ぎっこんばったんしようじゃないか」


刀夜「え?アヒルがたのボートしかない?じゃあそれで」

上条「おい」


638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:42:57.85 ID:E70EBr470

―――。

刀夜「いやぁこうして息子と二人きりでボートに乗るのも、たまにはいいもんだな」キコキコ

上条「少なくとも俺は普通のボートに乗りたかったけどな」キコキコ

刀夜「はは、こやつめ―――っと」

上条「ん……なんだこれ。さっきまで晴れてたのに、いきなり霧が出てきたな」

刀夜「これは―――懐かしいな。あの時もこんな霧が出てたか」


刀夜「なぁ当麻。覚えてるか、昔こうして二人でボートに乗ったときのこと。
   あれは、お前が学園都市に来る前のことだったな」

上条「え?……あ、ああ、そんなこともあったっけな」

刀夜「あの時お前はその体質で、随分つらい目にあってたな」

上条「そうだったっけか。いいよ父さん、そんな昔のこと」

刀夜「そしてあの時も、この靄が出てた―――小さかったから覚えてないかもしれないが」

上条「……そうだな。あんまりに昔のことで、うまく思いだせない」

640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:47:50.16 ID:E70EBr470

刀夜「あの時お前は陸が見えないと言っていたが―――今はどうだ」

上条「……え?」

刀夜「元の生活に戻りたいか、それともこのままどこかへ行ってしまいたいか―――どっちだ?」

上条「どうしたんだよ父さん、抽象的すぎて何言ってんのかわかんねぇよ」

刀夜「いいから、ほら。考えず、思うままに答えてくれ」

上条「……そうだなぁ」

上条「確かに今でも不幸なことは毎日起こってるし、
   それを辛いと思うこともあるけれど―――まぁ、今は楽しくやってるよ」

刀夜「……そっか。それで、陸はどっちに見える?」

上条「あっちだろ?」

刀夜「よし……それじゃ、そろそろ戻るとするか。こいつらが起きてしまう前に」

上条「?」

刀夜「さぁいそげいそげー全速力だー!」キコキコキコキコ

上条「うおっ!?」

641 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:50:51.27 ID:E70EBr470

刀夜「」ゼェハァゼェハァ

上条「ばっ……はぁ、はぁ……父さん、も、……歳なんだから、無理すんなよ……」ゼェハァゼェハァ


インデックス「あれー?随分遅かったねとうま」

上条「え?」

インデックス「もう日もくれちゃうよ?」

上条「?おかしいな、そんなに長い間こいでた気はしないんだけど……」

刀夜「アレはそういうものなんだ……気にしちゃいけない」

上条「?」

刀夜「さーて、それよりそろそろ夕飯の時間だな!インデックスちゃん待たせたね、何が食べたい?」

インデックス「なんでもいいの?それじゃあね―――――」


上条「……?なんだったんだ?」


643 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:55:57.68 ID:E70EBr470

―――。

刀夜「なるほど、調査ってことで来てみたが、本当に随分蟲が多い」

刀夜「それでも大きな問題になってないところを見ると、ヌシの術を誰かが張ってるか、
   蟲師のようなことをしてるのがいるんだろう」

刀夜「ま、少し心配な面もあるが―――これなら問題なし、ってところか、っと」どんっ

佐天「あふっ。と、ごめんなさい、よそ見してました」

刀夜「いやいやこちらこそお嬢さん、すまないね」

佐天「(うわぁなんだかうさんくさい)いえいえ、それじゃ」

刀夜「……ふむ」


上条さんは昔陸に戻りたくなかったそうです おわり

考えた末、こんな感じでした。
昔の、子供のころの上条さんが海千山千の靄の中に入ったら見えなくなってただろうなぁーとか。
でも今は見えるんだろうなぁーとか。ちなみに、昔抜け出せたのは刀夜の説得のおかげ。
こんな感じで、他に何か書け!ってのがあれば。残りレスもあれだし、安価つけなくていいや。
適当に書かれた奴から話作り易そうなの選んで書いてみるぽ

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 19:58:16.01 ID:YMeJd5ge0
綺麗な話になってて感動した

645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:01:06.76 ID:mSQuofT0O
旅する沼

646 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:04:30.26 ID:WAZG3UDS0
陰魂

647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:06:38.90 ID:YMeJd5ge0
招雷子

650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:08:05.57 ID:UeTBBtHU0
鏡が淵

651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:20:47.48 ID:E70EBr470

短編。

御坂「最近自分の意思に反して雷が落ちるの……」

佐天「意思に反して雷が落ちるって、変な話ですよねぇ。いや、蟲の仕業どうこうじゃなく会話が」

御坂「それで、これって蟲かしら?」

佐天「ショウライシ、って蟲の仕業です。雷、まぁようするに電気を食べる蟲ですね」

御坂「ああ、だからうまく能力が」

佐天「対処法は御坂さんなら簡単ですよ。自分のお腹あたりに電気を集中してやれば、成体になって勝手に
    体の外へ出ていきますから」

御坂「そうなの?」

佐天「ヘソの緒を使って薬を作るとか、お腹を裂いてとりだすとか、
   昔はそういうことしてましたし、普通はそうでなきゃ無理なんですけどね。
   御坂さんだからこそ出来る荒技です」

御坂「なるほど……」

652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:23:00.33 ID:E70EBr470

―――。

御坂「それじゃ―――ん、」ビリビリ

佐天「あ、そーだ。一応蟲が出やすいようにおへそだしててくださいねー」

御坂「そ、そうなの?」ピラッ

佐天「(み、御坂さんの白い肌―――そしてへそ!)」ごくり

御坂「(なんだかいやらしい視線を感じるわ……まあ、その、佐天さんならいいけど)」


御坂「なんだかおへそのあたりがむずむずして―――んっ、あ、ひゃんっ!?」ビクンッ

蟲「」ふよふよ

佐天「お、出てきましたね―――どうしたんですか座り込んで」

御坂「な、なんれもなひ……」ハァハァ


おわり。


653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:24:13.92 ID:2vppStnE0
…ふぅ

654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:37:35.56 ID:UB/dsK1Z0
……ふぅ

655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:40:43.46 ID:E70EBr470

インデックス「お団子美味しいんだよ」

上条「そりゃよかった。けど、たまにはいいな、こうやって木陰でのんびり食べるのも」

インデックス「じゃあ明日も―――」

上条「たまには、だからな」

インデックス「むぅ……――――警告」

上条「ぇ?」

インデックス「術式不明・奏者不明の記憶侵食を確認。対抗策の検出に失敗。
    防御策の代償として意識を遮断します―――」ぽてす

上条「え……インデックス?インデーックス!!」



上条「―――というわけなんだ」

ステイル「このおバカ!!」

上条「ぐあっ!!」

ステイル「君がついて居ながら、意識不明だと?何をしていたんだ君は……君は何をしていたんだ!!」

656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:44:33.83 ID:E70EBr470

上条「んなこと、わかってるよ!!けど、原因がさっぱりわかんねぇんだからしょうがねえだろうが……!」

ステイル「しょうがない?しょうがないだと!?だから君は―――」

医者「はいはい病院で暴れないでね?」

ステイル「む……」

上条「く……」

医者「診察の結果脳波に異常無しだね?まったく、本当に原因不明の事件が多いね?」

ステイル「……とにかく、インデックスは一度僕らがイギリスへ連れ帰り検査してみる。文句は言わせないよ」

上条「……くそったれ」

医者「まぁ待ちなさい。こういう事件は彼女に限るね」



佐天「やはりこいつは蟲の仕業ですね」

上条「あ。君は確か」

佐天「おや、誰かと思えばあの時の―――い、いろいろありがとうございました」カァァ

上条「え?何が?」

657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:51:47.58 ID:E70EBr470

佐天「それはともかく!大きな木の木陰―――そしてkjさんが言う、記憶の侵食云々。
   そして患者さんを実際に見てみた結果、
   これは蟲―――カゲダマの仕業だとわかったわけです。蟲に対する説明は省略しますね」

ステイル「妖精のようなモノか?まあそんなことはいい、要は治せるかどうか、ということに尽きるんだけどね」

佐天「治療法は頭を割って日光を浴びせることです」

ステイル「イノケンティウスー!!」グアアアア

佐天「ナニアレー!?」

上条「落ちつけステイル!!」ソゲブ

ステイル「グアッ」

上条「えっと……佐天さん、だったか。あんたもいきなり物騒な言い方しないでくれよ」

佐天「ご、ごめんなさい」ビクビク

658 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 20:53:58.16 ID:E70EBr470

―――。

医者「脳へ日光を?」

佐天「たぶん紫外線とかでいいと思うんですけど」

医者「ふむ……危ない気もするが、それしか手がないのならなんとかしてみるね?
    なぁに、何ともできないことを何とかするのが僕の信条でね」


―――。

医者「できた」

上条「さすが先生!」


佐天「あと、カゲダマは感じで影魂です。陰魂だとインハクって呼んじゃうので注意してくださいね」

おわり


665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 21:16:23.76 ID:2vppStnE0
リアルゲコ太ぱねぇwww


667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:06:43.77 ID:mp8TUAH1O
かいろぎか雨降らしが見たいな

668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:25:00.98 ID:IfxzGV6MO
乙楽しませてもらってる
陰火か池の鏡をしてほしい

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:34:06.35 ID:E70EBr470

TV≪―――の落下事件もすでに―――≫

佐天「(―――そろそろ、この事件にも決着付けないと駄目か)」

佐天「(何も無い空高くから人が降ってくる事件―――幸い、
   と言っていいのかどうかわからないけれど、まだ知り合いは一人も巻き込まれてない)」

佐天「(けれど、それも時間の問題、か)」

佐天「―――行くか」


――――。


佐天「白井さんに聞いたところ、落下者はだいたいこの辺りへ来て姿を消してる、だっけ」

佐天「衛星や監視カメラの様子だと、いきなり空へ舞い上がってそこで消えて―――で、また姿を現す、と」

佐天「姿を現す高度もだいたい決まってるらしいし、何か法則性があるんだろうな」

佐天「まぁ、それがわかったところで、蟲の仕業なら見えないし感知できないだろうけれど」

佐天「何せ、今まで対象にしてこなかった相手だから、感知器材もあるわけないしね」

672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:39:40.71 ID:E70EBr470

佐天「ま、だからこそこうして私が出てるわけだけど」

佐天「それにしても、今思うと不思議なもんだよねぇ。なんで蟲が見えるようになったのが私だったんだろ」

佐天「……ま、くじ引きで当たったのがどうして私か、って考えるくらい無駄なことか」


―――。


佐天「ん……なんだろ、あの白い―――ヒモ?」

蟲「」ユラユラ

佐天「……あれ。おかしい、な。蟲なはずなのに、思いだせない」

佐天「新種の蟲……?な、わけはない、というか、あれ、そもそも、
   この記憶ってどこから―――考えたことも、なくて」

佐天「……っ。とと、どうしたんだろ私、いきなり頭のなかがぐるぐるしちゃった」

佐天「随分空高くまで続いてるなぁ……こんな蟲初めてみた」

673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:44:46.83 ID:E70EBr470

佐天「風にかすかにゆられてるだけで全然動かないなぁ……ホント、なんだろこの蟲」スッ

「それに触っちゃ駄目ですっ!!」

佐天「え――――――――――――――――――――――――――――――」



――――――――――。



佐天「―――――――――――――!!」

佐天「高っ……!っ、息が、」

天辺草「」

佐天「……!(天辺草……!アレの触手だったか……くそ、なんで思いだせなかった!)」

佐天「(不味っ―――飲まれ、)」

674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:49:29.03 ID:E70EBr470

―――。

―――どこだろう、ここ。

明るいような、暗いような。

寒いような、暑いような。

ひどく、軽い気持ちになる。

「ったく……少しは蟲払いをして、蟲ってもんを理解してると思ったんだがな」

誰だろうこの人は。

あれ。この人に会うのは初めてじゃない気がする。

確か、前もこんなふわふわした気持ちの時に一度―――

「とっさで拾い上げたが……おい、俺がわかるか」

うなずく。

「よし。なら、自分が誰だか覚えてるか」

くびをふる。

「まいったな……」

675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:54:31.05 ID:E70EBr470

「前に会えた時に注意しとくべきだったか……」

あ。やっぱり、この人とはまえに会ったことがあるんだ。

「仕方ない。あんまり居させてやれねぇが、二三日なら大丈夫だろ」

「あの」

「ん?なんだ、口は聞けるんじゃねえか」

「思いだせないの。私はだれだっけ」

「そのうち思いだすから安心しろ。ま、放っておけばそのまま蟲になっちまうが、そうはさせんさ」

蟲。

なんだろう、すごくききおぼえのある。

なつかしいような、こわいような。

「……よし、ほら、これ飲んどけ」

わたされたゆのみをのぞく。においをかぐ。

……いやなかんじ。

677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 22:59:58.74 ID:E70EBr470

「……そう渋い顔すんな。飲まねえと治らんぞ」

「……」

口をつけてすする。

「…………………………っっ」

「まぁ、なんだ。こらえろ」


――――。


「ここだと時間もわからんが、そろそろ眠るかね」

「……?なにあれ」

「ん―――ああ、ここでならよく見えるだろ。光脈筋だよ」

光脈筋。

「あんまり見るなよ。ほら、ここからなら空の明りもよく見える」

「――――」

678 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:02:51.25 ID:E70EBr470

指さされたほうを見ると、光の河に負けないくらいの青い河。

「どうだ?もう今となっちゃ、なかなか見られんもんだが」

「……きれい」

「そうだろ。俺達はあっちを見ておけばいい。何も、好んであちら側にいく必要なんてねえよ」


――――。

――――。

――――。

――――。


ん。

頭がぼんやりとする。体も、変な感じだ。
どこだろうここ。確か、私は―――

679 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:06:57.39 ID:E70EBr470

佐天「―――ぁ。そうだ、天辺草にのまれて、それから……えっと」

ギンコ「起きたか?……なるほど、もう記憶も戻ってるみたいだな」

佐天「おわっ、白髪の人その二!?」

ギンコ「……いや。まぁ、今更気にしねぇが。ほれ、一応コイツ飲んどけ」

佐天「な、なんですかコレ?」

ギンコ「蟲払いの薬。思いだしたんなら覚えてんだろ」

佐天「ああ、そうでした。天辺草に飲まれて、そっからよく覚えてないですけど、
   体に残る蟲の気配からすると私も蟲っぽくなっちゃったってとこですか?」

ギンコ「話が早いな。だからそれ飲んどけ。記憶は戻ってもまだ完全に抜けてねぇかもしれないからな」

佐天「はい………………っっ!?」

ギンコ「こらえろ。これからは初対面に白髪の人なんて言うんじゃないぞ」

佐天「根にもってる……というか、初対面じゃないでしょうに」

681 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:17:03.14 ID:E70EBr470

ギンコ「む」

佐天「覚えてますよ、というか思い出しました。常闇に飲まれたとき、助けてくれましたよね」

ギンコ「……ま、そんなこともあったね」

佐天「その節は助かりました―――ところでここどこですか」

ギンコ「二つ目の瞼の裏―――とでもいやいいのかね。俺にも詳しくは説明できん」

佐天「二つ目の……何ですって?」

ギンコ「お前はどこまで知っていてどこまで知らないんだ。理の考えることはたまに理解できんね」

佐天「こ、ことわり?」

ギンコ「やれやれ……それじゃ、そろそろ帰ってもらうとするか。
    俺もいつまでもこっちにいるわけにもいかんのでね」

佐天「帰るって……どうやって?」

ギンコ「お前なら出来るはずだ。やってみろ。目を閉じて、さらにその奥の瞼も閉じ―――そして開け」

682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:26:39.53 ID:E70EBr470

―――。

佐天「蟲師はご覧のスポンサーの提供でお送りしましたっ!?」バッ

佐天「ぁ……と、ここは……自分の、部屋?」

佐天「夢……なわけないか、口にまだあの苦い感じが残ってる」

佐天「―――二つ目の、瞼の裏、か」



佐天さんがあの蟲師に会うようです おわり

スイが地理的な部分ふっとばしてギンコと会えてたところから、二つ目の瞼の裏って時間的関係もふっとばせるんじゃね?!
とか思ったんだ。ギンコ爆誕。時系列的には最終話から数年後、かしら?
つーか今さら気付いたんだが、最終話に二つ目の瞼の裏を持ってきてるあたり、なんだか感慨深いものに襲われた。
受賞作で出したのも瞼の裏。降幕もまた、瞼の裏。うぅん、ほんっと今更気付いたなぁ。

さて、それじゃ時間もきてるし、そろそろ終わりの話にしますね。

685 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:31:18.81 ID:J/kk3s2Z0
もう最後かぁ…
楽しみにしてんぜ

686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:39:10.81 ID:E70EBr470

佐天「二つ目の瞼の裏―――そっか。そういうのもあったんだ」

佐天「……ふぅ。よし、それじゃあちょっと、このいろいろ不可解な事件の元凶に話を聞いてきますか」

―――。


「というわけで、来たわけだけど―――なんだ、私、前にもここに来てたんじゃん」

なんだ。また来たのか。

「今回は導かれるままじゃなくて、自分の意思でね―――さて、と。で、どうよ、私は」

「蟲ってもんがどういうものかわかってきた。これから、どう接していけばもわかってきた」

「そして、それらはアンタ達がくれた知識じゃなくて、
 自分で得た考えだ―――ほら、私は、忘れてたものをちゃんと思いだせた」

「だからさ、もう眠ってもいいじゃん。蟲にとっても、生きづらいだけでしょこの都市は」

「いくらこっち側の研究者の事故で蟲の活動が活性化されたからって、ヌシの力があれば沈静化できるでしょ?」

「もともと光脈筋なんだし、ヌシもいるはず――――って、ちょっとまって」

687 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:42:13.69 ID:E70EBr470

「え……え?うそ、嘘よ、なんで―――ここのヌシって、そんなの」

「……っ!」

――――。

佐天「おうどんかえだまっ!?」

佐天「っと、どうしても慣れないな……じゃなくて」

――――。


初春「いやぁ今日もいい天気ですね。ところで、話ってなんですか佐天さん」

佐天「はぁ、はぁっ……話って何、ね……」ゼェハァ

初春「まぁまぁ、とりあえず息を落ちつけてください」

佐天「……初春。アンタ、視えてたんだ」

初春「なんのことですか?」

佐天「とぼけないでよ……いや、初春は、私が蟲が視えるようになったって言った時からとぼけてたか」

689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:46:59.58 ID:FhXIOPUk0
成程な…そういうことか…

690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 23:51:31.32 ID:E70EBr470

佐天「でも、うそでしょ?だって、看病した時とか、
   一緒にお風呂入ったときには全然―――なかったじゃない、頭に花も草も」

初春「……それは、その時は佐天さんがまだ蟲を視れていなかったからですよ」

初春「今なら視えますよね?この草花が」スッ

佐天「……!」

初春「佐天さんの予想通り、私がここの光脈筋のヌシですよ。
   ヒトがヌシをやるのは、まぁ、ちょっと特殊なんですけどね」

初春「それに私は生まれつきじゃないですし。
   この都市で能力開発を受けてる最中に、ヌシに選ばれちゃったんですよ」

初春「能力開発のおかげで脳の処理容量も増えてましたし、
   もともとそこまで自然のない都市でしたから人格を残したまま
    管理できてきましたけれどね」

初春「それにしても、最初頭に草花が生えてきた時はびっくりしたんですよ?
   その時からですね、こうやって造花を被り始めたのは。
   もし誰か、蟲の視える人に出会ってバレちゃうのもいやでしたから」

初春「だから―――佐天さんが、いきなり蟲が視えるって言いだして、本当にびっくりしたんですよ?」

佐天「……その話が本当なのはわかるけど、だとしたら腑に落ちない点がいくつかある」

初春「いいですよ、聞いてください」

692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:02:18.04 ID:voVanqEC0

佐天「ひとつ―――管理できてた、って過去形で言ったこと。
   最近の蟲の事件―――そう、あれは私が蟲を視られるようになってから
   急に発生してきたことだけど、どうしてそれを食い止められなかったのか。それはすなはち、」

初春「ええ、そうです―――佐天さんが視えると言いだしたその二日前にあった研究所の事故。
   あれは、狙ってなのかどうかは知りませんけど、
   ここの光脈筋を活性化させて、そして同時に蟲もまた活性化しました。
   いきなり種類も量も増えた時はびっくりしましたよ」

佐天「今までのようには管理できなくなってた、ってことね―――だから、理は私を選んだ」

初春「佐天さんが選ばれたのは、おそらくヌシである私に一番近いからでしょうね。
   管理しきれなくなったなら蟲師に払わせよう、と」

佐天「だからか……蟲の声が聞こえるだなんて、ありえない現象が起きてたのは。
   半分、ヌシの仕事をしなきゃならなかった故の仕様ね」

初春「私が蟲、自然側を管理するのなら、佐天さんは蟲師として人間側を管理しろ、ってことなんですかねぇ」

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:02:45.77 ID:5pd6CUOQ0
何これ予想外

696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:16:37.51 ID:4V8c8rh20
な、なるほど・・

697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:17:32.47 ID:voVanqEC0

佐天「じゃあ、ふたつ―――と言っても、
   もうまとまった質問があるわけじゃないんだけど、理が教えてくれなかったこと」

初春「ああ、いいですよ、だいたいわかります」

佐天「なんでさ」

初春「ヌシですから。あ、ちなみに情報収集は私の得意わざですけど、
   あれってムグラちゃんに頑張ってもらってるんですよね」

佐天「あぁ……だから、サエズリガイも」

初春「そういうことですね。ホントはどこにいるのか全部解ってましたけど、
   それ言っちゃうとばれちゃいますし」

佐天「そんなに私にバレたくなかったの?」

初春「……出来れば。だって、もう、私はほとんどヒトじゃありませんから」

佐天「ぇ―――?」

初春「―――それより。理が教えてくれなかったこと―――どうして、光脈筋を戻さないのか、でしたよね」

佐天「あ、うん―――ヌシの力があれば、なんとか出来ると思うんだけど」

698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:21:38.50 ID:voVanqEC0

初春「確かにヌシの力があればできます。けれど、私じゃできないんですよねぇ」

佐天「……?どういうことよ」

初春「ヌシにもいろいろありまして。私のヌシ力……ヌシパワーとでも呼びましょうか」

佐天「えぇー」

初春「私のヌシワパーを100とします。すると普通の山を納めてるヌシパワーは10000です」

佐天「一万っ……!?って、それじゃアンタヌシとしては、」

初春「勿論、私のヌシパワーを10000に上げることだって出来ますよ?
   でもそうすると、ヒトとしての機能が全部削がれちゃいますから」

佐天「ぁ、そっか」

初春「話を戻します。で、光脈をもとに戻そうとすると、100000ヌシパワーが必要なんですよね」

佐天「まさしく桁が違うってわけね……」

699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:31:13.38 ID:voVanqEC0

佐天「なーるほど、つまり初春が一旦ヌシパワーを引き上げる、
   それに加えて私が蟲師としての術で光脈を抑え込むってわけね。
   たしかに、ナラズの実とかあるくらいだし、蟲師にだって多少はそういうことも―――」

初春「まぁ、最初はそういうことも考えてたみたいですけど―――残念ですが、時間ぎれです」

佐天「え?」

初春「もし佐天さんが、蟲ともう少し上手く付き合えてたら別の道もあったかもしれないんですけれどね」

佐天「?何を言って―――」


ゴォォォォン


佐天「―――……今の、音」

初春「……見つけましたか」

佐天「な―――嘘、でしょ?初春、アンタまさか―――」

初春「……この前、天辺草に佐天さんが飲まれた時に思ったんです。やっぱり、ヒトの身じゃヌシは出来ないし、
    友達を危ない目にあわせちゃう、って」

702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:35:35.58 ID:voVanqEC0

初春「不完全なヌシはいらない。けれど、ヌシは必要―――あとは、わかりますよね、佐天さんなら」

ゴォォォォオオン

佐天「……くちなわ」

ゴォォォォオオオン

初春「アレに任せておけば蟲は大丈夫です。佐天さんも、蟲を気にせず普通の生活に戻れますよ」

ゴォォォォオオオオン

佐天「…・・っ!何言ってんのよ……これじゃ、アンタが!」

初春「んー、佐天さんが来ちゃったのは予想外でした。
   そうじゃなければ、さっぱり記憶から消えてたんですけどね」

佐天「何を馬鹿なことを……」

初春「やっぱり、ほら、私も腐ってもヌシですから。少しずつ、余計な感情は消えていったみたいでして。
    ―――あんまり、悲しいとか、そういう気持ちにならないんですよね」

703 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:44:03.96 ID:voVanqEC0

佐天「……くっ」ばっ

初春「?何してるんですか佐天さん」

佐天「アンタをヌシにしてるモノを、ムグラで無理やりひっぺがす―――
   それをクチナワにぶつければなんとかなるでしょ」

初春「そんなこと無理ですよ、できっこないです」

佐天「出来ないわけがない。そもそもクチナワを呼ぶ時点で間違ってる」

初春「え?」

佐天「理が何百年ぶりにヒトにヌシを任せたっていうのに、
   初春はそれを勝手に放棄したんだから―――
    ――-だから、理はもう初春に見切りをつけてる。
   もうヌシとしての、ヌシパワーはほとんど残ってないはず」

初春「……けれど、今はまだヌシです。それにクチナワはあと少しで私を食べますよ?」

佐天「理舐めるな。ヌシクラスの蟲だろうと、アレなら――――(二つ目の、瞼の裏を―――)」



なんだ。また来たのか。



704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:51:23.20 ID:s6tMWSLNO
盛り上がってまいりました!!
熱いな頑張れ佐天さん!!

705 :サイレンばりの駆け足展開になってまいりました。眠い。:2010/10/04(月) 00:52:54.37 ID:voVanqEC0

――――――――――――――――――――――。

――――――――――――――――――――――。

――――――――――――――――――――――。


あのあと。
理の元でなんやかんや話をつけてると、横からギンコとかいうあの白髪の人が乱入。
何やら難しい話をした末、初春からヌシの力は抜けて、かわりにクチナワがその場のヌシになった。
そして、


――――――――――――――――――――――。

――――――――――――――――――――――。

――――――――――――――――――――――。

佐天「ああ、これは蟲の仕業ですね。水鏡って蟲です。何、対処法は簡単で―――」

そして、私の蟲を視る能力はまだ消えていなかった。
蟲の被害もあの頃と比べれば随分減ったけれど、それでもやっぱりたまにある。
そう言う時は私が呼ばれて、理から聞いた知識でその蟲を払ってやるという日々が続いた。

708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 00:59:56.28 ID:voVanqEC0

佐天「ふぅ……今回の件も一件落着、っと。まさかホクロを食べる蟲が白井さんを誤食しようとするなんて」

佐天「さて、それじゃ今日も寝る前に、少しだけ―――」



なんだ。また来たのか。

「このやりとりも定型文だね」



佐天さんが蟲を視るようです おわり


709 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 01:01:00.39 ID:voVanqEC0
ひゃっほーう、投げっぱなしジャーマンだよくそー
いやむしろ投げれてすらない。けど俺は眠いんだ

ごめん、なんかこう、初春=ヌシってのが書きたかっただけで、特に意味はなかった。
というかそれすらも後付けのオチで、もともとオチなんてなくて勢いで立てた。

ギンコさんが出てくる意味はあったのだろうか。でも俺、「こらえろ」って言ってるギンコさんがかっこいいと思うの。
佐天さんと美琴ちゃんのいちゃいちゃが書けたのが唯一の救い。

じゃあの。これで一応終わりってことで。
下手に残ってたら、さらっと書くかも?でも残すなよ!落とせよ!絶対だからな!


保守してくださった方はありがとうございました。
のんびり読んでくださった方もありがとうございました。
皆で蟲師アニメ二期とか蟲師原作二期が出来るのを理に向かって祈ってようぜーおやすみっ



俺は初春がアグニッシュワッタスで佐天さんが第四波動なんだー!うおあー!

711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 01:01:47.94 ID:4V8c8rh20
おつかれ!面白かったよ!

712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 01:02:04.60 ID:o1Fky19M0
おつ、楽しかったぜ
気が向いたらまた書いてくれ

713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/04(月) 01:02:09.46 ID:QVO1SiGT0

最高だった


佐天「蟲が見える能力かぁ」 3




posted by JOY at 12:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 禁書クロスSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久々に上条さん出てきて誰?って思った
おもしれー
Posted by at 2010年12月06日 23:36
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