2011年02月17日

神裂「と、問おう。あなたが私のマスターか?」上条「」1

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:09:02.43 ID:AWGv/vEk0

上条「実験の協力依頼?」

土御門「そうぜよ。どっかの研究機関がバーチャル空間を利用した仮想ゲームを作成したんだにゃー」

土御門「んで能力なんかもそのまま使えるようにしたんだけど、どこまで動作するか実証データが欲しいとかいってたにゃー」

上条「へー。ついにそんなゲームも開発されたんだなー。でも俺レベル0なんだけど意味あんのかよ?」

土御門「カミやんのレベル0はちょっと特殊だからにゃー。結構偉いところから頼まれてるんですたい。それにエキストラなんかも募集してる」

上条「エキストラ? ゲームなんだろ?」

土御門「ネットゲームみたいに大人数が同時にプレイするタイプなんだよ。ある程度人数いないとゲーム内容が簡単になっちゃうらしいにゃー」

上条「でもなー……」

土御門「もちろん。バイト代もでる」

上条「ぜひやらせてもらおう! いや、やらせてください!」

土御門「金額も聞かないなんてよっぽど切羽詰ってるんだにゃー。あとで日程と場所を伝えるぜい」


初投稿ですが、こんな感じのを気長にやろうかと。

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:11:36.03 ID:AWGv/vEk0
―数日後―
上条「んー。インデックスも連れて来いって言われたんだが、ここでいいのか? 見るからに怪しい建物なんですが」

イン「とうまは心配しすぎなんだよ。まいかの家族がそんな怪しいことさせるわけがないんだよ!」

上条(いやいや、上条さんはむしろ怪しいことばかりさせられている気がしますが! 無断で国境越えたりね!)

イン「それで中はいっちゃってもいいのかな?」

上条「えーと」キョロキョロ

土御門「おっ。待ってたぜい、カミやん。他の連中は先にやってるからあとはカミやんたちだけだにゃー」

上条「んで? 俺たちは何をすればいいんだ?」

イン「たくさん食べるのは得意かも!」

上条「お前説明全然聞いてなかっただろ?」

土御門「詳しくは中で説明するぜよ」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:12:18.21 ID:AWGv/vEk0
―建物内部―
上条「建物の中に入ったのはいいのですが、部屋に椅子しか置いてないですよね!?」

土御門「実験はこいつで行うから問題ない」

イン「なにそれ? 帽子?」

土御門「ちょっと特殊なヘッドセットだにゃー。これで仮想空間へご案内ってね」

上条(そんな安っぽいので大丈夫なのでしょうか? 上条さんはさっきから不安でたまりません)

土御門「大人数向けだからコスト削減目標も設定してるんですたい」

イン「ようするにその『へっどせっと』をつければいいんだね?」カチャカチャ

上条「それで? その仮想空間でどんなゲームをするんだ?」

土御門「この間カミやんに貸したFate/Stay Nightってゲーム覚えてるかにゃー?」

上条「あれか? まださわりしかやってないんだが」

イン「?」

土御門「大丈夫ぜよ。基本設定だけパク……真似しただけらしいし」

上条「おい……。昨日ちょっとやっただけだから内容なんてほとんどわからないぞ。大丈夫なのか?」

土御門「カミやんは主人公のキャラの設定らしいから。質問がないならさっさと起動頼むぜよ」

上条「えぇー!? 大丈夫か否かの質問はスルーですか!?」

土御門「安全性に問題はないですたい」(ちょっと過激なだけどにゃー)ボソ

上条「そ、そうか。ん? 他のメンツっていうのは? ここにはいないみたいだけど?」カチャカチャ

土御門「どうせすぐ会えるぜぃ。さー行った行った。インデックスはもう入ってるっぽいしにゃー」

上条「え! インデックスさんはもうちょっと不安がったりしないのでしょうか!?」

土御門「えいっ☆」ポチ

キュイイイイイイン

上条「ちょっ……」

上条「つち……」
イン「Zzz……」

土御門「いってらっしゃいだにゃー。」

…………
………
……


4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:13:42.75 ID:AWGv/vEk0
――冬木市――
―とある土倉―
上条「……う〜ん」

上条(なんだか頭がぼんやりする……。もうゲームは始まってるのか?)

???「おはよう。起きて」ユサユサ

上条「誰…だ……?インデックスか?」

上条(あれ? 起こしにくるのは桜だっけ?)ボー

姫神「おはよう。上条くん」

上条「」

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:14:39.21 ID:AWGv/vEk0
上条(なんか一気に目が覚めた感じになりましたが!)

上条「姫神?」

姫神「まだ寝ぼけてるの?『秋沙』っていつもは呼んでるのに」

上条「えええええええ!?」

上条(たしかに主人公は『桜』って呼んでた気がします……)

姫神(幼馴染はメインヒロインの代名詞。これで人気も……)

上条「あ、秋沙……?」

姫神「それでいい」

姫神(上条くんとの距離も縮むに違いない)///

上条「そうだ! たしか愛沙も俺のことは先輩って呼んでなかったっけー?」

姫神「残念。設定が同級生。だから上条くんで問題ない」

上条「理不尽だ……」

姫神「朝ごはんできてるから。早く食べて学校行こう」

上条「え! 上条さんが朝ごはんつくらなくてもいいんでせう? あの暴食シスターはどうした!?」

姫神「何をいってるの? ここは冬木市だよ? 学園都市とは違う」

上条(これは不幸じゃない!? 朝飯まで作ってくれるなんてラッキーではありませんか!)

上条(インデックスがどこに行ったかは知らないが今を満喫するべきですよね! ゲームだし大丈夫だろ!)

そのころ
インデックス「とうまの料理よりおいしいんだよ! もっともってくるんだよ!」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:16:05.21 ID:AWGv/vEk0
―居間―
上条(なんて楽なんだろうか。起きたら朝ごはんができているってすばらしい)

姫神「今持って行くから待ってて」

上条「あ。上条さんも手伝いますよ〜」

上条「ってあれ……? 確か藤ねえがそろそろ来るんじゃ……? 前に姫神と同居してた小萌先生あたりか?」

姫神「あ。先生おはよう」

黄泉川「おはようじゃん!」

上条「」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:17:32.57 ID:AWGv/vEk0
黄泉川「さすが愛沙。今日も一段とうまいじゃん」モグモグ

姫神「ありがとう。先生」

上条「えーと。黄泉川先生……。でしたよね?」

黄泉川「ん? とうまは何言ってるじゃん? 『黄泉ねえ』じゃん」

上条「ぶふっ! 上条さんはもう騙されませんのことよ! なぜならその会話はさっきもうやられたから!」

黄泉川「まあそれでもいいじゃん。 でも、『黄泉川先生』だとこれから先テンポ悪くなるじゃん」

上条「えー」

黄泉川「『先輩』は敬称だから『上条くん』に変わっても違和感ないじゃん。でも『藤ねえ』を『黄泉川先生』に変えるのはどうかと思うじゃんよ」

上条「ううっ…・・・。一理あるような。いやでも・・・…」

黄泉川「じゃあ『黄泉ねえ』って呼ぶじゃん」

上条「……よ、黄泉ねえ」

黄泉川「オッケーじゃん。でも学校では、黄泉川先生って呼ぶじゃんよ」

上条(不幸だ……)

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:19:54.11 ID:AWGv/vEk0
黄泉川「おっ。もうこんな時間じゃん。先に学校いくじゃんよ。遅れるなよ」

上条「わかりました」

姫神「はい」

上条「じゃあ。食器洗って学校行こうか。姫がm」

姫神「秋沙」///

上条「あ、秋沙」

上条(同級生女子を名前で呼ぶのってなんだか照れるんだよなー。って俺は中学生か!)

姫神「これ、お弁当」

上条「え!作ってくれたのか!?」

姫神「自分のついでだし…」///

上条「学園都市に帰りたくなくなってきた」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:21:05.41 ID:AWGv/vEk0
―校門―
姫神「じゃあ先に教室行ってるね」

上条「ああ」

上条(さて学校での主要人物は……遠坂、慎二、一成あと美綴だったか)

上条(だれが来ても驚かないようにしないとな。心の準備はOKですのことよ)

土御門「いよーう。カミやん。おはようだぜい!」

青ピ「ここでもカミやんは女子と登校かいな。ホンマずるいなー」

上条「えー……なんで土御門がいるの?」

土御門「おもしろそうだったから参加だにゃー!」

青ピ「僕は気づいたらここにいましたが何か?」

上条「あとひとつ聞いていいか! どっちが慎二でどっちが一成だ? つーか一成のまじめキャラポジションとかお前らには無理だろ!」

土御門「一成は青髪だぜい」

上条「」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:22:01.46 ID:AWGv/vEk0
―教室―
青ピ「そら僕は実際にクラス委員長ですから」

上条「そういえばそんな設定だったな。吹寄のが委員長っぽいけども! でも、委員長やっててもきっと担任は小萌先生じゃないぞ?」

青ピ「何いうてんのカミやん。僕はどんな(女の)先生でもどんと来いなんやで〜」

上条「ってことは土御門が慎二か?」

上条(どっちにしろあんまりしっくりこないな)

土御門「にゃー。違うんだぜい。あくまで元に作ってるだけで各キャラクター設定が同じわけじゃないんですたい」

上条「そ、そうなのか。じゃあ遠坂は……」ガッカリ

土御門「それなら後ろの席にいるぜよ」

上条「まじで!」クルリ


御坂「……なんか文句あるわけ?」バチン


12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:22:51.80 ID:AWGv/vEk0
上条「えぇー。ビリビリかよ。つかサーヴァントよりつえーんじゃねーのか?そんなのありかよ!」

御坂「何いってんのよ。士郎も最後の方はサーバントと互角に戦ってたじゃないの」

上条「え、そうなの?上条さんはまだイリヤに出会ったあたりまでしか知らないんですけど」

御坂「まだまだ先は長いわね……。まあ私もテレビと映画のやつしか見てないけどど」

御坂(それにしても遠坂はいいポジションだわ。アイツが主人公ならこの先の展開で共闘できるじゃない)///

上条「ここじゃサーヴァントも人間だし差はないんでしょうかね?」

御坂「つーかアンタも能力使えば普通に戦えるんじゃないの?」

上条「まぁ。相手によるだろうけど。ん? あれ? というか同じクラス!? お前中学生だろうが!!」

御坂「それだと話進まないらしいから同級生らしいわ。というかアンタより勉強できるし問題はないでしょうよ」

上条「そうでしたね…。」

ガラッ
黄泉川「ハイハイHR始めるじゃんよー」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:23:45.50 ID:AWGv/vEk0
御坂(ねぇ黒子。他のサーヴァントの気配はある?)ボソボソ

白井(今のところは何もいないですの)霊体化中

−ゲーム内前日−
御坂「えーと。詠唱してサーバントを呼び出せばいいのよね?」

詠唱中……

ドーン

御坂「え? 2階!? 私も失敗かよ!」

タタタタ、ガチャン

白井「う〜んですの」

御坂「黒子!」

白井「お! お姉様! 黒子はとんでもないマスターに引き当てられたですの! うひょおおおおおおおおおおおお!!!」

御坂「離れろぉぉぉぉぉおおお!!」ビリビリ

白井「おおおおおおおおおおお……。あ……あんまりですの」

御坂「さっそくだけど令呪を使った方がよさそうね」

「必要なとき以外接触しない!!」
−御坂美琴 残り令呪2−

白井「グググ。了解ですの。私アーチャーのサーヴァントですの。よろしくお願いしますわ」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:24:59.14 ID:AWGv/vEk0
−戻って現在−
御坂(放課後になったら『遠坂』よろしく屋上でも行ってみますか)

白井(私は先にそこにいってますわ。お姉様)

−というわけですぐ放課後−
キーンコンカンコーン
黄泉川「あー。上条。お前は残るじゃんよ」

上条「え? な、なんですか?」

黄泉川「お前は補習じゃん。月詠先生から預かってるじゃんよ。これ終わったら帰ってもいいから」ドサッ

上条「小萌先生から? って! さ、さすがにこの量は無理があるんじゃ……? しかも、ここはゲームの中……」

黄泉川「いいからやるじゃんよ」

上条「不幸だー!」

土御門(さすがだにゃー)
青ピ(ジャージ姿の美女も……)
姫神(夕飯どうしよう?)
御坂(あいつはいつも通りね)

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:26:20.01 ID:AWGv/vEk0
上条「結局こんな時間になってしまいましたよ。もう真っ暗じゃねーか」トボトボ

上条「黄泉川先生も少し手加減してくれても……」

ドシャー バチバチ デスノー

上条「なんの音だ? グラウンドの方?」

タタタ

上条「あれは……御坂と白井か? ん!? 水が浮いてる……?」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:28:42.13 ID:AWGv/vEk0
御坂「くっそー。もう戦うことになるなんてー! 屋上なんて行くんじゃなかったわ!」ビリビリ

白井「そんなこといってる場合じゃありませんわ! あのサーヴァントをなんとかしませんと!」

オリアナ「あらあら。まだまだ楽しみはこれからよ。こんなんじゃお姉さんは満足しないんだから!」ビッ

ビュン

白井「くっ!」テレポ

御坂(周りに浮翌遊してる水のほうに電撃が吸収されて本人まで届かないなんて……。本気でうっても大丈夫かしら?)

白井「近づいたら近づいたで、別の攻撃が来ますし…。相手がなんの能力者かわかりませんの。どうしましょう、お姉様」

御坂「今日は様子見ってことで一時撤退しましょう!」

白井「了解しましたわ!」

上条「御坂! 白井!」

御坂(ちょ、あのバカ!)

オリアナ(あら? 3対1かしら? ちゃんと前の男の子との経験を生かさないとね)

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:30:21.81 ID:AWGv/vEk0
オリアナ「坊やもいたのね。ちょうどいいわ。厄介な坊やは先に片付けておきましょうか!」ビッ

ゴッ

上条「うおおおおっ!」キュイーン

上条(なんでオリアナがここに!? 魔術もこの中じゃ使えるのか!?)

オリアナ「ここじゃ私はライダーのサーヴァントよ。よろしくね坊や」

上条「サーヴァント! なんでライダー!?」

オリアナ「フフッ。いろいろ乗るのは得意なのよ。そうね、あなたにも乗ってみようかしら?」

上条「え゙!?」

御坂「アンタは逃げなさいってば! まだサーヴァントもいなんでしょうが!」

上条「でも、お前たちを見捨ててはいけない(キリッ」

御坂「ちょ。///こっちは黒子がいるから脱出できるんだってば!」

白井「こちらでライダーのサーヴァントはこちらで引き付けておきますのでさっさとお逃げくださいな」シッシッ

オリアナ「あらあら、戦闘中にお話だなんてずいぶん余裕があるのね! そんな片手間じゃお姉さんは全然満足できないわよ!」ビッ

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:31:38.62 ID:AWGv/vEk0
上条「うおっと!」キュイーン

上条「とりあえず二手に分かれて逃げるぞ」タタタ

御坂「ちょっと! アンタが狙われてるっていってんでしょうがー!」

御坂「くっ! あのバカ!」

オリアナ「フフッ……。まあいいわ」

オリアナ(やっぱり坊やから仕留めたほうがよさそうね。サーヴァントもまだ召喚してないみたいだし)

御坂・白井「えっ?」

オリアナ「あなたたちに背を向けるのは得策ではないわね。今日のところは引き上げさせてもらおうかしら。またね。お嬢ちゃんたち」ビッ

白井「消えましたの?」

御坂「近くにはいないわね……? ったくあのバカはどこまで走っていったんだか」

白井「……。」

御坂「黒子?どうかしたの?」

白井「いえ。あちらから仕掛けてきたわりに、なにやらあっさり引き過ぎではないのかと思いまして……」

御坂「偵察が目的? あるいは……。ってまさか……!?」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:32:44.97 ID:AWGv/vEk0
―自宅―
上条(ここまでくれば大丈夫だろ)

上条「ん? 夕飯が作ってある。姫神が作ってくれたみたいだな。ありがたい…」

『あら、じゃあ私は坊やをいただこうかしら』

上条「えええ? ち、チクショウ、振り切れてなかったってのか…。どこにいる!?」

オリアナ「う・し・ろ・よ」ビッ

ビュンビュンビュン

上条「ぐおおおおおおおおっ」ガシャーン 居間→庭

オリアナ(坊やの弱点は多方向からの攻撃ね)ニヤ

上条(直撃は避けた。でも、ゲームなのに痛みはそのままあるのかよ!)

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:33:44.20 ID:AWGv/vEk0
上条(この状況を打開するには1対1じゃ無理だ! 確か主人公のサーヴァントは土倉から出現したはず!)

オリアナ「逃がすと思って?」ビッ

ギュオッ

上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ゴロゴロ 庭→土倉

オリアナ「あらぼうやは、そんな暗いところでするのが好みなのかしら?」クスクス

オリアナ「もう諦めて出てきなさいな。お姉さんが足腰立たなくなるまでいろいろしてあげるわよ?」

上条(サーヴァントはどこだ? ん? 床に魔方陣?)

上条(まさかオリアナの攻撃!! そうはいくかよ!)

ピト キュイーン

神裂(アレ……?)

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:34:37.27 ID:AWGv/vEk0

オリアナ「もうそろそろいいわよね?あなたの右手は厄介だし、土倉ごと潰してあげる!」ビッ

上条(えええっ!やばい。だ、脱出!)土倉→庭

オリアナ「なんてね」ビュオ

上条「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお」ドシャー 庭→土倉

上条(ぐっ。土倉の一番奥まで押し込まれちまった。体もフラフラだ……。ううう……。それにさっきの魔方陣がまた……)

上条(ん? たしかオリアナは同じ魔術は2度使わないんじゃ……!)

ピカー


そのときこんな状況だというのに上条当麻は目を奪われた。そこにはたしかに羽を付けた天使がいた。


神裂「召喚に従い参上した。と、問おう。あなたが私のマスターか?」

上条「」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:35:47.00 ID:AWGv/vEk0
上条「ぶふぉっ! な、なんで堕天使エロメイド…?」

上条(しかもこの前のやつよりもきわどくなってないですか!?)

神裂「し、知りません! 最初からこの格好だったんですよ! あんまりこっち見ないでください!」

オリアナ「ステキなカッコウじゃないの? お姉さんはそういうのも好みよ」クスクス

神裂(くっ。まずは、この状況をなんとかしないといけないようです!)

神裂「上条当麻! 話は後です。今は撃退を!」

上条「お、おう……」///

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:37:25.58 ID:AWGv/vEk0
オリアナ(聖人用の術式があるとはいえ、2対1は厳しいかしら? 今は対策を練らないとだめね)

オリアナ「あら、神裂さん。後ろの少年からいろいろ丸見えじゃないのかしら」

神裂「え?」グリン

上条「///」

オリアナ「フフッ。下見のつもりだったしそろそろ引きどきだわ。じゃあね」ビッ

神裂「しまっ!!」

ピカッ!

神裂「くっ! め、目くらましでしたか。オリアナは……逃げたようですね。ケガはありませんか? 上条当麻」

上条「いや、ええとその」///

ハラリ(スカートが落ちる音)

神裂「」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 00:38:47.86 ID:AWGv/vEk0
御坂「くそー。どこまで行ったのよ」

白井「お姉様ぁ〜。あの類人猿のことは放って置いて帰りません?」

御坂「衛宮家はどこだっけ……。PDAでクラッk……検索しましょう」ビリ

白井「お姉様?」ジト

御坂「ば、場所が分かったわ! ここまで連れてって!」

白井「……わかりましたの」

白井(類人猿を抹殺してからゆっくりお姉様と。うふふふふふふふふ…)

−衛宮家前−
御坂「実際に見てみるとまあまあの大きさの家ね。って感心してる場合じゃない! 戦ってる音がするわ!」

白井「行きますわよ」

−中庭−
神裂「上条当麻!」バキィ

上条「ちょ! 神裂さん! 恥ずかしいからって暴れないでください! お願いします!」

御坂・白井「……」

この後神裂は着替えました。

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:41:07.86 ID:HfQz755w0
また面白いSSに出会ってしまった
神裂さん何やってんのwwwwww

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 00:51:59.69 ID:DVLGh1d7o
御坂がZEROライダーでシスターズを連続召喚する展開はないのか……

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 11:44:43.76 ID:JiyIjFZIO
禁書もFateも好きだから期待。

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:19:01.20 ID:AWGv/vEk0
―居間―
上条「で。流れ的にこれから神父のところに行くんだよな…?」

神裂「神父……、教会ですか…?」

御坂「まぁ。本編だとそうだったわね。私は黒子と昨日行ってきたけど、あれは神父さんじゃなかったわよ」

白井「確かに、あれはまったく神父には見えませんでしたわね……」

上条「てっきりステイルあたりが出てくるのかとも思ったが、違うのか?」

御坂「ゲームとは違うんでしょうよ」

神裂「ゲームですか……?」

上条「こんなストーリーのゲームがあるんだよ。それを俺たちがプレイしてるらしいんだけど」

神裂「私は土御門に呼ばれて、目隠しをしたまま戦う修行だ、とかなんとか言われて目隠しをされたのですが?」

上条「……その割りにはゲームに合った第一声ではありませんでしたかね?」

神裂「はあ。土御門にあなたに会ったらそう言えと言いくるめられて」

上条「あのやろう……」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:21:36.46 ID:AWGv/vEk0
御坂「そうなの? 私たちは、『勝てばなんでも願いがかなうゲーム』ってドラゴンボールみたいなこといわれたんだけど」

白井「そうですの。勝ったあかつきにはお姉様とおおおおおお!」

御坂「ちょっと黙ってて!」ビリビリ

白井「ひ、ひどいですわ……お姉様ぁ〜……」プスプス

上条「おい……。上条さんはすごく不幸なことが起こる予感がしてきたのですが」

御坂「とりあえずその教会のところにアンタたちを連れて行くわ」

上条「うーん。まあたしかにそいつが一番詳しいんだろうけどな……」

御坂「じゃあさっさと行きましょうか」

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:23:19.62 ID:AWGv/vEk0
―教会前―
上条「思ったより離れてるんだな。もっと近いのかと思ってたけどさ」

御坂「確かに結構距離あったわねー。昨日は黒子と来たからあんまり気にしなかったけど」

白井(こちらに来てからの数少ないお姉様とのスキンシップでしたの〜ウヘヘヘ)

上条「で? どんな奴だったんだ中にいるやつは? 特徴とかないのかよ?」

御坂「特徴といえば試験管で逆さまになってたわね」

上条「なんかすごく会いたくないんですが……」

神裂「さ、逆さまですか?」

神裂(ステイルが統括理事長のことをそんな風にいっていた気がしますが、まさか……)

ギギギ

−教会内部−
アレイスター「よく来てくれたね、新しいマスターよ。こうやって会うのは初めてかな?」

上条・神裂(逆さまだ……)

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:24:30.69 ID:AWGv/vEk0
アレイスター「どうかしたかね? 聞きたいことがあれば、なんでも聞いてくれたまえ?」

上条「えーと……。どちらさまでしょうか?」

アレイスター「学園都市の統括理事長アレイスター」

上条「……」
御坂・神裂「!」

上条「なんかウソくさいぞ……? というか統括理事長って実際にいるのか?」

御坂「わ、私に聞かれても! いるらしいっていうのは聞いたことあるけど、見たことないのよ……昨日は名乗られなかったし、私も今知ったのよ!」

アレイスター「さて、まず賞品だが、このゲームに勝ち残ったマスターのいるチームにはそれぞれの願いを叶えてやろう」

上条「ええ!? ってことは勝ち残ればインデックスの食費が!」

神裂(上条当麻への借りを返済するチャンスかもしれません!)

御坂「アンタ……。インデックスってあの銀髪シスターよね? よりによってそんな願いって……ん? なんでアンタがアイツの食費出してるわけ?」バチバチ

上条「えぇー。なんで御坂さんが怒っているのでせう? あいつはペットみたいなものでして…」

神裂(この扱いはインデックスが不憫です……)

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:28:34.31 ID:AWGv/vEk0
アレイスター「勝利条件は聖杯を手に入れること。このゲームに参加している人は、『マスター』、『サーヴァント』、『モブ』という役割を担っている」

上条「『モブ』はひどくないでしょうか?」

アレイスター「『マスター』はサーヴァントを使役する者をさす。マスターは3つの令呪によってサーヴァントを縛ることになる」

神裂「令呪というのは……」

アレイスター「サーヴァントに絶対の命令を与える魔術だと思ってくれればいい。通常は3つある。彼の場合左手に出ていると思うがね」

上条(これか……)スッ

アレイスター「あぁ。気をつけたまえ。キミの右手で触ってしまうとそれは消えてしまうから」

上条「あああっっっっっぶねぇえええええええええええええええ!!!」

神裂「……」

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:30:11.99 ID:AWGv/vEk0
アレイスター「『サーヴァント』のもつ特性は2つ。1つは霊体化。自分のマスター以外に目視されなくなる。この状態で幻想殺しが触れると消えてしまうから気をつけたまえ」

アレイスター「そして、2つめはそれぞれの役割に応じた『特殊なスキル』が付与される」

神裂「と、特殊スキルですか?」

アレイスター「知らないかも知れないが、ゲームには7人のマスターと8体のサーヴァントが参加している。ちなみに私は参加者ではない」

神裂「なぜ7人のマスターで8人のサーヴァントなのでしょうか? 1人1体なのでないと不公平では?」

アレイスター「ゲームを面白くするためさ。不公平にならないよう2体のサーヴァントをもつものには、大きなハンデが与えられている。それにいつ気づくかも楽しみの1つではあるがね」

アレイスター「続けよう。役割は7つ。セイバー、アーチャー、ランサー、アサシン、ライダー、バーサーカー、キャスター。特性は自分たちで見つけたまえ」

アレイスター「それに、サーヴァントはマスターがいないと2日程度経過した時点でゲームオーバーだということを覚えていて欲しい」

上条「で、最後の『モブ』っていうのは?」

アレイスター「マスターがだれかわからなくするためのエキストラだよ。キミたち以外のマスターが誰だかは今のところ分っていないだろう」

上条「まあ、確かに……」

※サーヴァントに魔翌力供給は必要ないです。

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 12:30:44.08 ID:pyjKJ/gAO
アレイ☆の口調がフランク過ぎるな
あの人もうちょっとぶっきらぼうか無機質な口調だな

52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:34:48.47 ID:AWGv/vEk0
アレイスター「最後に、聖杯の手に入れ方だが他のマスターかサーヴァントのどちらかをすべて始末すればその時点で聖杯が現れる」

上条・神裂「始末……?」

アレイスター「何も心配することはない。あくまで仮想世界なのだから。殺しても実際に死ぬわけではないさ」

上条「いいぜ、アレイスター。お前はたとえ幻想だからといって、人を殺s――」

アレイスター「殺さずとも、自分以外のマスターやサーヴァントを戦闘不能にさせれば問題はない」

上条「――そうですか……」

アレイスター「最後のマスターあるいは最後のサーヴァントをもつマスターがこの教会に来た時点で聖杯を授ける」

神裂「つまり、どちらかを全て戦闘不能にしてもここまでたどりつかねばならないということですか」

アレイスター「説明は以上だ。他に聞きたいことがあるかギブアップしたいときには、またここに来たまえ」

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:36:27.25 ID:AWGv/vEk0
−帰り道−
上条「逆さまになっていた理由を一番聞きたかったんだが」

御坂「確かにあれは気になるわね」

白井「きっと個性を出そうと精一杯なのですわ」

神裂(それは違うのではないでしょうか?)

上条「それにしても令呪を使えばどんな命令も……」

神裂「き、きちんと考えて使ってくださいよ!」

上条「だ、大丈夫に決まってるじゃないですか! やだなー、神裂さんたら!」

御坂 バチン

上条「なんで御坂さんまで攻撃態勢をとっているのでしょうか!?」

白井「おっと、そろそろ分かれ道ですわね。上条さん、神裂さん次にあったら敵ですわね」

白井(今すぐに戦うのは得策ではありませんの。神裂さんの能力もわかっていませんのに、向こうには能力がバレバレですの)

神裂「望むところです」

御坂(アレっ! 共闘フラグ逃した!?たしか……)

カツンカツン

神裂 ピクッ

白井「お姉様! 誰か近づいてきましたわ!」

???「見つけたんだよ。とうま……」

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 12:37:59.67 ID:AWGv/vEk0
上条(なんかインデックスの元気があんまりないような?)

上条「イ、インデックスか? お前どこにいたんだよ?」

イン「そ、そんなことよりもやっぱりとうまはとうまなんだね!? そうやって女の子とばっかりいるのはもう慣れたかも!」カチカチ

上条「そう思うなら、その歯をしまってください!」

イン「でも、いいんだよ…。とうまには悪いけど、わたしにもやらなきゃならないことがあるの。だからここで全員降参してもらうんだよ」

神裂(私にあの子と戦えというのですか…!?)

上条「ええー。いくらお前の噛み付きが凶暴でも、聖人やレベル5を倒せるとは思えませんのことよ」

白井「ちょっと、私をお忘れではなくて?」

御坂(ええー! もしかして銀髪シスターがイリヤなの!? 見た目はちょっと似てるかもしれないけどさ)

イン「もちろん私1人でじゃないよ。やっちゃえ。バーサーカー!」

上条・神裂・御坂・白井「!!」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:33:31.51 ID:AWGv/vEk0
インデックスがそういったかと思うと、彼女の後方に大きな男が現れた。

白井「霊体化していましたの……? い、いえそんなはずは!」

白井のサーヴァントとしての特殊スキルは、『周囲一〇〇mのサーヴァントの感知』。
放課後のオリアナの襲撃では、このスキルのおかげで不意打ちを回避することができた。
しかし、さきほど、バーサーカーと呼ばれる男が現れるまで、あたりには何の反応も感じなかった。
ものすごいスピードで何かが近づいてくる、という反応を感じたときには、すでにそこに立っていたのである。

御坂「何なのあの武器? でかいってレベルじゃないわよ! 三m以上はあるわ……」

インデックスの後ろに現れた大きな男はその巨体の数倍もある武器を1つもっていた。
それは、彼が傭兵時代に使用していた長さ五m近くもある撲殺用の金属棍棒(メイス)。

神裂「あの男は……」

上条と神裂は以前あの男と敵対したこともあったし、イギリスでは共に戦ったこともある。
ただの聖人とは格の違う魔術師『バーサーカー』がそこにはいた。

上条「アックア!!」

アックア「……」



この辺までは共通ルートですが、この先はオリジナルルートになる予定です。
というかバーサーカー戦が難しすぎて泣いた。

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:35:14.10 ID:AWGv/vEk0
ゆっくりと彼が一歩足を踏み出したとき、上条は我に返った。
――なぜアックアがインデックスといるか、ということを尋ねる余裕もない。

上条「まずい! 御坂と白井は逃げろ!!」

上条は、隣にいた彼女たちにそう叫ぶと、臨戦態勢をとった。この男に対して意味があるとは思えないが、取らざるを得ないほどの威圧感があったのである。
一方、神裂は七天七刀の柄に手をかけたが、ここでアックアに勝つことは不可能だ、と感じとっている。
以前アックアに土を付けることができたのは、天草式の仲間と上条当麻がいたからであり、ここには天草式の仲間はいない。

アックアは、さらに一歩踏み出した。

神裂「私が時間をかせぎます!」

そう叫ぶと、彼女は七天七刀を鞘から抜き放った。一人でも多くの人を救うために――

御坂「何言ってんのよアンタ? 私を誰だと思っているわけ?」ビリッ

だが、御坂と白井は、目の前の男の強さを十分に理解できていなかった。
それはしかたのないことなのかもしれない。学園都市でも、こんな動きをできる人間はみたことがなかったのだから。

白井「そうですのよ。私で十分ですわ」

そういって白井は、相手の動きを窺おうとした。いつの間にか、手にはそれぞれ四本ずつ矢をもっている。
彼女の能力はテレポートであり、一瞬で矢を直接体内に撃ち込むことが出来る。が、それはあくまで『撃ち込む対象が静止していれば』の話である。
演算を開始し、能力を発動させて腕と足に向けて四本ずつ金属矢を飛ばそうとした瞬間、アックアの体がものすごいスピードでブレたようにみえた。

神裂「くっ!!」

接近してくるアックアに対応できたのは、神裂だけだった。彼女は正面からアックアの振るう凶悪な威力のメイスを、その七天七刀で受け止めた。
ものすごい衝撃が神裂を襲うが、当然それだけで攻撃が終わる相手でもない。だんだんと手数は、増していく。
チャリーン、チャリーンと金属矢が地面に落ちる音で、御坂と白井は、どのような相手を目の前にしているのかをやっと把握したのだった。

75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:38:02.14 ID:AWGv/vEk0
白井(矢が当たりませんでしたの!? なんてスピードでの移動を……)

御坂(今のは人間の出せるスピードじゃなかったわよ!? それにこっちの神裂とかいう女の人も!)

目で戦いを追うことがやっとだった2人だが、ここで簡単にゲームオーバーになるわけにもいかない。
必死に情報を頭の中でまとめ、御坂は1つの結論を導いた。

御坂(『レベル5の肉体強化』のような相手と思って対処すれば!)

確かに、自分一人では敵わない相手かもしれないが、アックアの攻撃を防いでいる神裂と黒子がいれば勝てる相手だ、と判断した。
しかし、上条当麻は、あの男がさらに強力な魔術を使えるということを知っている。

上条「今のでもわかったろ! 御坂は、白井と一緒にここから逃げろ!」

その言葉に二人が同時に反応する。

神裂「私もあまり長くはもちません! あなたもはやく逃げてください。」

御坂「『逃げろ』って!! アンタこそ逃げなさいよ!!」

だが、上条に二人の言葉は聞こえていない。

上条(俺にできることは―― インデックスだ! インデックスを説得できれば戦闘も終わる!!)

アックアのマスターがインデックスなら、彼女を止めることの方が、この状況から抜けられる可能性は高い。
なぜ、いきなり襲うような方法で攻撃を仕掛けてきたのか、どうしてアックアと一緒にいるのか、など聞きたいこともたくさんある。
上条当麻がこうなってしまうと、簡単には止められない。

御坂「ッ!! 黒子!!」

アイコンタクトだけで、御坂と白井は方針を固めた。
そうこうしている間も神裂が、猛烈なアックアの攻撃を防いでいる。

御坂「神裂さんとかいったわね。サポートするわよ!!」

白井「ですの!」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 18:39:31.12 ID:BwIHa4nX0
やばいよ やばいよ!

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:41:29.65 ID:AWGv/vEk0
神裂たちがアックアとの激しい攻防を行っている中、上条はインデックスのところへと近づいていった。

上条「インデックス! どうしていきなり、しかもこんな形で俺たちを襲うんだ!?」

上条は右手を強く握り締めて、インデックスに尋ねる。上条の中のインデックスが、ゲームに入る前と後で一致していないような気する。
元々はこのようなことをする性格じゃなかったはずだ。

イン「ごめんとうま。それはいえない。大人しく負けを認めて欲しいんだよ……」

しかし、上条の問いかけをインデックスは拒絶した。どんな理由があるのだろうか?
彼女はうつむいて、こう続けた。

イン「これはね。私たちの『ゲーム』じゃないんだよ……」

ぽつり、とインデックスが口にする。しかし、上条には、彼女が言っている意味が理解できない。

なぜインデックスが、はっきりと理由をいえないのか上条は分からない。
しかし、これ以上うつむいたままの彼女を見たいとは思わなかった。
周りの人まで元気にさせるような少女は、いつもにまして小さく見えた。
彼女の言葉が続く。

イン「――タブンこれ以上は言えないんだよ……。それに後ろに気をつけた方がいいかも。バーサーカーの特殊スキルは『身体能力の向上』なんだよ」

上条が振り向いた瞬間――


アックア「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」


――そこには鬼神がいた。

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:51:00.70 ID:AWGv/vEk0
神裂(さすがに学園都市で戦ったときほどの力は感じません! 力はまだ全快ではないのしょう!)

そう感じながら神裂が戦っていると、後ろの方にいた御坂がアックアに向けて電撃を放った。
アックアは電撃が放たれる前に、とっさにメイスを構え、それで電撃を受け流したがレベル5の電撃は効いたらしい。一瞬だけ動きが止まる。
しかし、神裂は単なるチャンスと受け止めることはできなかった。アックアの殺気の対象が自分から離れる。

神裂(まずい! 攻撃の狙いが、彼女たちの方まで広がってしまうと守りきれません!)

アックアは、いままでより強い力での横薙ぎを神裂にふるった。
彼女は攻撃を受け止めはしたが、少し吹き飛ばされてしまった。その隙を見逃すはずもなく、アックアは神裂の後ろにいた御坂と白井の方へと向かっていく。

アックア「さすが学園都市の誇るレベル5のことだけはある。しかしこれでッ!」

ビュンと風を切るような音がしたかと思うと、アックアは二人の目の前に立っていた。
そしてそのメイスが地面に向けて振り下ろされる。普通の人間がまともに受けたら、粉々になってしまうような一撃だった。
グシャアアアと、地面ごと叩きつける音があたり一面に広がってゆく。しかし、アックアは怪訝な顔をする。手ごたえがまったくない。

白井「後ろですのよ」

そう声が聞こえた瞬間、アックアの体に直接電撃が打ちこまれた。さすがにこれは効いたのか、彼は膝をつく。
振り返ると、御坂の後ろには黒子がぴったりとくっついていた。アックアが動いたのに反応してテレポートし、元々アックアのいた地点に飛んだのである。

アックア「ぐうッ、そっちの女はテレポーターか。実際に見るのは初めてである」

回避には成功したが、白井はこの方法が何回も通用するとは考えていない。彼女のテレポート可能な範囲は八〇m前後。
相手にしてみれば1秒かかるかどうかという距離だろう。テレポート先がアックアの攻撃範囲の五mに入っていたらアウトなのである。

白井「あら、そうですの?人間離れの動きにびっくりはしましたが、これくらいは戦えますのよ」

しかし、白井はそんなことを顔にだすことはしない。この辺は、風紀委員として場数を踏んでいるからこその賜物だろう。
アックアは、少しだけ怪訝な表情を見せはしたが、白井たちに対して難敵だという認識は持たなかった。
それもそのはずである。神裂がなんとかアックアの攻撃を耐えられていたのも、手加減をされていたのだから。

アックア「では、もう少々本気を出させてもらう――」

神裂はその言葉に反応し、御坂たちの前で構えを取る。
そしてアックアは、メイスを取る手を握り締め――

アックア「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」

――全力を出したのである。

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/28(金) 18:55:14.49 ID:AWGv/vEk0
アックアが叫んだと思った瞬間、さきほどとは比較にならないほど強烈な横薙ぎによる攻撃が、神裂の体に襲いかかってきた。

神裂「ぐうううううううううううううっ!」

なんとか反応するのが精一杯で、体とメイスの間に七天七刀を挟み、攻撃の威力を殺し致命傷自体はさけられた。
だが、ものすごいスピードで、上条のいる方向へと吹き飛ばされてしまう。

それほどの威力の込められた一撃だった。

上条「くそおおおおおおおおおおおおお、神裂!!」

そう叫ぶと、上条は壁へと吹き飛ぶ神裂を受け止めようとして、その足を踏み出した。
考えて反応できる速さではない。彼の体が勝手に動いたのだ。

御坂「ちょ!アンタ何を」

上条「がァあああああッ!!」

当然、その威力を止められるはずもなく、二人ともすごい音をたてて壁に激突してしまう。気絶しているかもしれない。
これで戦えるのは、御坂と白井だけになってしまった。

御坂(なんとか時間をかせがないと! きたないけど、直接銀髪シスターを狙えば、バーサーカーも何らかの行動をするはず!)

白井(了解ですの。さすがに正面から対抗できませんわ!)

それを実行しようとした瞬間、白いシスターがバーサーカーに対してこう言った。

イン「バーサーカー。そこまででいいんだよ」

御坂と白井が気づいたときには、目の前にいたバーサーカーが、インデックスの後ろにいた。

イン「別に私は戦いたいわけじゃないんだよ、短髪。とうまが起きたら降参してれるように言ってくれないかな?」

インデックスは、そんなことを御坂に対して言った。御坂と白井の背中に冷たい汗が流れ落ちる。

御坂「なん…」

理由を聞く前に、インデックスはバーサーカーと共に視界から消え去っていた。
明確な危機が去ったことで、緊張の糸が切れた白井は腰を落とし、息をついた。
しかし、御坂がそこで感じたのは、危機から逃れることができたという安心感ではなく、一つの疑問だった。

御坂(なんだか悲しそうな目をしてた……?)


今日はこの辺で。めっちゃ時間かかったんだよ!地の文難しい。
質問とかあれば返答します。あとアサシンだれにするかは決めました。

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:01:51.08 ID:FdD/xEfDO


★まとめ
【セイバー】神裂火織(上条当麻)

【アーチャー】白井黒子(御坂美琴)

【バーサーカー】アックア(禁書目録)

【ランサー】?(?)

【ライダー】オリアナ・トムソン(?)

【キャスター】?(?)

【アサシン】?(?)

【?】?


てっきり禁書目録はキャスターポジションかと思ってた

83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:04:37.97 ID:g3r+LSM0o
俺はイリヤが最終信号かと思ってたな。てかアックアさんなにしてはるんすか

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/28(金) 21:58:01.37 ID:dpTqLfc0o
イリヤは打ち止めだと俺も思ってた
でも、一方さんの貧相な体でバーサーカーって言われてもあれだからアックアさんのが妥当か

キャスターには、腹黒おばさんがいるじゃないですか。まあ、あの人の中身セイバーだけ(ry

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:35:48.65 ID:SCVGoTfW0
翌朝
―衛宮家―
上条(ここは……?)

神裂「おはようございます。もう少し横になっていたほうがよろしいのでは?」

上条「痛ッ……! あれ? いつもの病院じゃない?」

上条(たしか神裂をかばって……)

上条「そうだ! インデックスはどうした!?」

御坂「自分の前に、あの子の心配なのね。あの子なら『降参してね』なーんていってどっかいっちゃったわよ」

上条「御坂? いたのか……」

御坂「『いたのか』ですって!? 誰が手当てしたと思ってんのよ!?」

上条「え? この包帯は御坂が?」

白井「最初は神裂さんがやっていたのですけど、あまりにぶっきらぼうでしたのでお姉様が」

白井(お姉様に包帯をまいてもらえるなんて……。お姉様もお姉様ですわ。自分が包帯を巻く!なんて顔を真っ赤にしてしまいまして)イライラ

神裂(細かい作業は苦手です……)


95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:37:49.71 ID:SCVGoTfW0
御坂「まあ、軽い打撲みたいだし、すぐに動けるようになるでしょうよ。アンタ、あれだけ強く打ち付けられて、軽い打撲だけってどんな体してんのよ」

上条「そうだ! 神裂はケガとかしなかったのか!? ッ――」

神裂「あまり大きな声を出さないほうが……。私は肋骨を何本か。が、もう治ったようです」

上条・御坂・白井「ええ!?」

上条「聖人ってそこまで治癒能力高いのかよ! 骨折が全治数時間ってどういうことだ!?」

神裂「いえ、聖人といっても回復能力は一般人とそこまで変わりありません。どうやらこれは、セイバーとしての特殊スキルのようですね」

白井「ということは、上条さんは骨折り損でしたわね」

上条「不幸だ……」

神裂(いえ、行動自体には感謝を……。って、上条当麻にまた貸しを作ってしまいました!!)///

御坂(でも、そんなところが……)///

白井「」


イリヤをインデックス、アックアにするか打ち止め、一方さんにするかすごく迷ったのは確か。

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:38:23.63 ID:SCVGoTfW0
上条「それにしても、あの時のインデックスの様子はおかしかった気がする」

神裂「たしかにそうでしたね」

御坂「たしか前に見たときは、もっと元気――というか生意気だったわね」

白井(何回か会ったはずでしたが、あの子のお腹にこの類人猿が張り付いていたイメージが強すぎて、性格まで思い出せませんの)

神裂「それにアックアの方も妙だった気がします」

上条「そうだったか?」

神裂「ええ。前回対決したときには大量の水を操っていたはずなのですが――」

御坂「そうよ! あの男の能力はなんなのよ!? 肉体強化の能力者かと思ってたけど、水を扱う?」

神裂「――彼はまじゅt 上条「うおおおおおおおおおおおお」

上条(神裂さん! 一応ライバルなんだしあんまり情報を与えすぎないようにしたほうがいいのでは!? それに魔術師とか理解させにくいです!!)

神裂(それもそうですね)

神裂「……実は、彼は私と同じサイヤ人の能力者なのです」

上条・御坂・白井「え?」

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:39:20.45 ID:SCVGoTfW0
上条(神裂さん、さすがにその言い訳はどうなんでしょうか!? 上条さんは、神裂さんがそんなユーモア溢れる言い訳をすることに驚きなのですが!?)

神裂(いえ、聖人や魔術師というよりも分かりやすいと思いますが?)

御坂「私――ビックリだわ! まさか女のサイヤ人の生き残りがいたなんて! 色紙どこかにないの!?」

上条(ええー!? なんか食いついてきたんですけど!?)

白井「……サイヤ人が何かは存じませんが、あんな動きを人間ができるはずがないですの」

御坂「魔貫光殺砲と私の全力の超電磁砲どっちが強いかしら……?」

神裂「正確には、サイヤ人のような人間といったところです」

神裂(しかし、アックアは魔術を使えないかもしれないというのは有益な情報です)

上条(あくまで可能性にしておいた方がいいけどな。魔術を使えるという前提で、戦いに挑んだ方がいいだろう)

神裂(それもそうですね)

98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:40:18.86 ID:SCVGoTfW0
御坂「それで? これからアンタたちはどうするのかしら? リタイアするなら止めはしないけどさ……」

白井(気になってるけど、気にしてないフリをするお姉様……カワイイですの! この類人猿に向けられているというのは非常に気に食わないですけど)

上条「――俺はこのゲームをリタイアしない」

白井「あら? それは意外ですわね。てっきり、『こんな仲間同士で争うゲームはごめんだ!』 とでもいうのではないか、と期待していましたのですけど?」

上条「仲間で争うのはいやだけどな。かといって、仲間同士で戦い合うのを見てろっていうのもな」

上条(どの程度の願いというものが叶うのかは分からないけど、もし、俺のなくしてしまった記憶が取り戻せるなら……)

神裂「かといって、どうするのです? 私もあなたも殺しは『しない』ではなく、『できない』人間だと思うのですが」

上条「教会であの理事長が言ってたろ。戦闘不能にすればいいってさ」

御坂「そりゃ、たしかにいってたけど。どの程度ぼこぼこにすれば戦闘不能扱いになるかもわからないわよ?」

上条「マスターを狙う。マスターの証しである令呪を潰せば、戦闘不能と判断されるかもしれない」

神裂「あなたの右手で打ち消せるともいっていましたか……。フフッ、たしかに私たちらしい戦い方かもしれませんね」

白井「あなたにしかできない方法ですわね」

上条「確証はまだないけどな。動けるようになったら、また教会に行って聞いてくるさ」

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:41:54.79 ID:SCVGoTfW0
御坂「ふう。私たちばっかり情報もらっちゃうのもあれだし、アンタにも私の知ってること少し教えてあげるわ」

上条「いいのか? 敵になるんだぞ?」

御坂「いいわよ。私も知ってることそんなに多くはないけどさ」

御坂(できるだけ楽したいし、コイツに消えてもらってもつまらないしね!)

上条「それでも助かるよ」

御坂「あのシスターは、森の中のアインツベルン城にいると思う」

上条「城? なんでそんなこと――」

御坂「あくまでゲームの通りなら、だけどね。そしてランサーのマスターはサーヴァントを2体持ってるわね」

御坂「可能性は低いけど、アサシンのマスターはキャスターの可能性もあるわ」

御坂(たしかアサシンはキャスターの宝具で無理やりに召喚してたはずだから、別にマスターがいる可能性の方が高いとは思うんだけど)

白井「そこまで教えなくともよろしいですのに……」

神裂「我々は、これからどうしましょう?」

上条「しばらくは保留……だな。まだ、アックアに勝つ方法も思いつかないし。とにかく他のマスターの情報を集めよう」

100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 00:45:53.06 ID:SCVGoTfW0
―某所―
土御門「カミやんがケガしたらしい」

???「あのレベル0のことかァ? ンなことしったことじゃねェ。もっとましなニュースはねェンかよ」

土御門「でも気になってるんじゃないのかにゃー?」

???「……くだらねェ」

???「御坂さんのほうは大丈夫でしたか?」

土御門「カミやんとねーちんだけで、相手が引き返したみたいだ」

???「それはよかったです」

???「で? 俺たちのターゲットは誰にするか決めてンのか?」

土御門「お前が倒される危険性があって、負傷しているカミやんから叩くのが上策だと思うんだが……」

???「ケガなんざしてなくても俺なら問題ねェよ」

???「何か気になることでもあるんですか?」

土御門(アレイスターの言ってた『ハンデ』ってのが気になる。特に体には異常ないしにゃー。サーヴァント2体で令呪が3個ってことくらいしか……)

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:20:11.38 ID:SCVGoTfW0
―玄関―
白井「さーさ、お姉様ぁ〜。帰りますわよ〜」

御坂「わかってるって。そう急かさないでよ!」

上条「御坂〜、白井〜。まじでサンキューな」

神裂「この先、直接戦うことがなければいいですね」

御坂「そうねじゃあまた――」

姫神「おはよ――」ガラ

上条「あれ、秋沙――ってなんでしょうか!? この刺さるような視線は!?」

神裂(また、女の子ですか……。)
御坂(これが桜? 地味過ぎないかしら?)
白井(これはまた地味な女が増えましたの)
姫神(一晩で3人……!?)

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:21:28.50 ID:SCVGoTfW0
黄泉川「どうしたじゃん?玄関で立ち止まったりして――ってとうま、何人連れこんでるんじゃん」

上条「ええ!そう取るの!?」

御坂「ち、違――」///

神裂(どんどん増えますね。一体何人でてくるというのでしょうか……?)

黄泉川「冗談じゃん。うちのクラスの御坂と――」

白井「お姉様のパートナーの白井黒子ですの」

神裂「私は、神裂火織というものです」

姫神「神裂さんは、この人とどんな関係?」

神裂「そ、その……私は、彼の……」

神裂(ど、どうしましょう!? なんとごまかせばいいのでしょうか!?)

神裂「め……」

一同「め?」


神裂「メイドです」


一同「」

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:22:12.32 ID:SCVGoTfW0
御坂(たしかに初めて見たとき、羽の生えたメイド服みたいの着てたかも!? ってことは本当に?!)

姫神(シスター、巫女……ついにはメイドですって!?)

黄泉川(恥ずかしがり過ぎじゃん? まだ新米じゃんよ)

白井(先ほどといい、ずいぶんとおもしろい方ですのね)

上条「ええッー!! 神裂さん、そんなキャラクターでしたっけー!?」

神裂(他にどう言えというのですか!! とっさに思いつかなかったのですから仕方ないでしょう)

上条(そりゃ、上条さんは全然構いませんけども!! でも、これはアナタの問題なんじゃ!?)

黄泉川「メイド? その割にはだいぶエロい格好じゃんか?」

神裂「あのさらにエロいメイド服を着ろ……というのでしょうか? ご、ご主人様……?」ギロリ

上条「い、いやー。好きな格好でいいんじゃないでせうか?」

上条(いや、待て、上条当麻。ここで押せば、常にあの格好の神裂を見られるんじゃないか!? よ、よーし)

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:22:43.49 ID:SCVGoTfW0
ピンポーン

男「宅配便でーす」コソコソ

上条「え? な、なにこんな時間に? ん!? メイド服数点!?」

男「ここにサインか判子ををくださいにゃー」

神裂「ちょっと待ちなさい、土御門……」ゴゴゴゴ

土御門「ちょ、ちょっと、カミやん、このメイドを何とかして欲しいにゃー」ププッ

上条「よかったじゃないか。あの恥ずかしいメイド服じゃなくなるぞ!」

神裂「そ、そういう問題では!? だいたい中身は……」ゴソゴソ

・堕天使メイド服
・堕天使エロメイド服
・大妖精チラメイド服
・小悪魔ベタメイド服
・女神様ゴスメイド服

神裂「」

土御門「おじゃましましたー」

黄泉川「と、とうま? これはさすがにやりすぎじゃん?」

服装は変わりませんでした。

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:23:52.47 ID:SCVGoTfW0
御坂「ア、アンタってやつは!?」ビリビリ

上条「う、うわーっ!? なんで御坂さんが怒ってるんでしょうか!?」

御坂「うっさいわね! アンタ今日の放課後、教会に行くのよね? その前に勝負しなさい! 勝負!!」

上条「なんでそんなことしなくちゃいけないんだよ! それとも何か? また負けたいんですか〜?」

御坂「んなワケないでしょ!! それにこれはゲームなんだから! 戦う理由なんてそれで十分でしょうが!!」バチン

神裂「……仕方がありませんね。それで、場所はどこにしましょう?」

御坂「悪いけど、コイツと2人で勝負がしたいの。いいわよね? 黒子も邪魔すんじゃないわよ?」

白井「わ、わかりましたの……」

白井(こっそりついていけば、ばれませんわよね?)

神裂(いつも勝っているなら大丈夫でしょうか?)

上条「え? なに? やる流れなの?」

御坂「場所は学校で言うから首洗って待ってなさい!!」タタタ

白井「え? あ、お姉様、待ってくださいですの!!」シュン

黄泉川「朝っぱらから元気いいじゃん」

姫神(ものすごい置いてきぼり……)

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:25:15.59 ID:SCVGoTfW0
―居間―
姫神「待ってて、すぐ朝ごはんの準備するから」

黄泉川「これは……窓ガラスが割れてるじゃんよ。あの子たちとケンカでもしたじゃん?」

上条「えーと、まあそんなところです」

上条(魔術師に襲われたっていってもなー)

黄泉川「で、こっちの神裂さんは、いつまでいる予定じゃん?」

神裂「その……しばらくはここでお世話になろうかと」

黄泉川「泊まりがけでご奉仕じゃん!? とうま、間違いは起こすなよ! そうなったらめんどくさいじゃん」

姫神「さすがに泊まりでっていうのは……」

神裂「だめでしょうか……、ご、ご主人様?」

上条「いや、部屋余ってるんだし構いませんけども、そのご主人様っていうのやめてもらえませんかね!?」

上条(その言葉がでるたびに、みんなの視線が痛すぎるんで!)

神裂「そうですか。ありがとうございます、当麻」

姫神「せ、先生。問題が起こったら先生の責任になるんだよ……?」

神裂「問題ないです。私は当麻に使える身ですから。当麻を信じられないというなら話は別ですが」

黄泉川「だ、そうよ?」

姫神「……あんまり信用はできないかも」

上条「そ、そんなことはありませんよ! 上条さんは紳士な男ですから!!」

神裂(自分で言っておいてアレですが、大丈夫でしょうか……)

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:28:54.33 ID:SCVGoTfW0
朝食後
―玄関―
上条「ちょっと神裂と相談したいことあるから、2人は先に学校行っててくれよ」

姫神「……わかった。お弁当はここに置いておくから」

黄泉川「遅刻はダメじゃんよ〜」ガラ

上条「わかったよ。また学校で」

学校へ行く姫神と黄泉川

神裂「それで、相談とはなんでしょうか?」

上条「うん。お前はこれからどうする? 他のマスターに攻撃されるかもしれないし、学校についてくるか?」

神裂「それは目立ってしまうのではないでしょうか?」

上条「? 霊体化すれば問題ないだろ?」

神裂「それはやめておいた方がいいと思いますが」

上条「なんでだよ? 霊体化になんか問題でもあったのか?」

神裂「そうではなく、その右手です。マスターに触れられてゲームオーバーは、さすがに避けたいですので」

上条「そんなに近くにいなくていいだろ」

神裂「しかし……あなたの周囲にいると何が起こるかわかりません」

上条「ん?」

神裂「なにかの拍子に、いきなり私の方に飛んできそうな気がします」

上条「まさか――」

――今までの経験をフラッシュバック中――

上条「が、起こるかもしれないですね……」

教室に入るのは問題なので、屋上で見張ることにしたようです。

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 12:30:54.49 ID:SCVGoTfW0
―校門―
土御門「にゃー。カミやん、おはようだぜい」

青ピ「今日は女の子と一緒じゃあらへんのな〜」

土御門(昨日、3人家に連れ込んでたけどにゃー)

上条「土御門、お前! 朝はよくも!! おかげで大変だったんだぞ!?」

土御門「お、おちつくぜよ。俺はカミやんのことを思ってだなー」

青ピ「ん?カミやん、朝なにかあったん?」

上条「……きょ、今日のところは見逃してやる」

土御門(それにしてもおもしろかったんだにゃー)

上条「ってか、なんでお前はあんなにいいタイミングで入ってきたんだ!? しかも、あれは常に持ち歩いてるの!?」

土御門(おもしろくなりそうだったから外で待機してたんだぜい。知り合いの魔術師に盗聴魔術を借りてにゃー)ボソボソ

上条「そういえば、前の堕天使エロメイドもお前の差し金だったな……」

土御門(本当は近くで聞いてたんだけど、まさか最初のターゲットがカミやんだとも言えないしにゃー)

青ピ「これが放置プレイってやつですか!?」

132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:07:01.08 ID:SCVGoTfW0
―教室―
上条「お! おはよう御坂」

御坂「……アンタ随分お気楽ね? 今朝の話覚えてるのかしら?」

上条「勝負ってやつだろ? それならいつもと同じじゃねーか」

御坂「たしかにそうかもしれないけど!!」

上条「え? 違った?」

御坂「……まあ、いいわ。その口を黙らせてあげる。場所は、人気の少なそうな――そうね、教会に行くんだから教会前でどうかしら?」

上条「教会前ね。時間はどうする?」

御坂「時間の心配はいらないわ。放課後アンタと一緒にそこまで行くから」

御坂(時間で待ち合わせにすると、コイツは遅れてくる気がするのよねー)

上条「ええっ!! マジですか……」

御坂「アンタ……。もしかして逃げる気だったのかしら?」ビリッ


土御門(教会前ね。見に行くとしますか)

姫神(同じ教室なのにこの存在感の薄さ……)

133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:07:29.04 ID:SCVGoTfW0
―屋上―
神裂(ここからなら、ある程度周囲を見渡せるようですね。地理は早めに覚えたほうがいいでしょう)

白井「あら? 反応があったので調べていましたら、あなたでしたのね」

神裂「昨晩は助かりました」

白井「いえ、あちらが見逃したのですわよ……」

白井(いまだに、あのバーサーカーと神裂さんへの対応策が思いつきませんの)

白井「神裂さんは、今日の放課後どうするつもりですの?」

神裂「今朝、上条当麻と2人で話し合ったのですが、やるなら1対1で決着をつけると言われましてね」

白井「離れたところから見ているだけですの?」

神裂「いえ、『白井がちょっかいを出さないように見張っていてくれ、屋上にいれば現れるだろ』と」

白井(あの類人猿に行動を読まれてしまいましたの……)

134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:09:36.25 ID:SCVGoTfW0
―放課後―
キーンコンカーンコーン
上条「よし。帰るか!!」

御坂「アンタ……。本気で言ってるの?」バチン

上条「やだなー。冗談にきまってるじゃないですか」ダラダラ

黄泉川「上条は今日も補習じゃん」

上条「え!?」

御坂「黄泉川先生。それは早めにいってもらえませんでしたか……? 今朝、話してるときいましたよね?」

黄泉川「冗談じゃん。あんまり遅くならないように帰るように」

御坂「わかりました。さ、行くわよ!」

上条「冗談でしたか!? でも素直に喜べないのはなんででしょうかね……」

黄泉川「明日補習があるのは、冗談じゃないじゃん」

上条「」

135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:10:57.39 ID:SCVGoTfW0
―教会前―
御坂「逃げずによく来たわね!今日こそアンタと決着つけてやるわ。覚悟はいいかしら?」

上条「いやいや、お前が引っ張ってきたんだろ……」

御坂「ノリ悪いわね。それじゃ、はじめましょうか!」

御坂(あの神裂って人とコンビ組まれるよりは、まだ勝てる可能性あるわよね)ビリッ

上条「くっ」キュイーン

上条(やっぱり、右手で令呪を消す方法で勝つのがいいか。さすがに殴れないよな)

御坂「行くわよ!!」

御坂(今までただ連敗してた、ってわけじゃないんだから! 今までアイツに攻撃があたったのはあの鉄橋での電撃と――)

御坂(――大覇星祭のときのパンチ! つまり電撃がまったく効かないわけじゃない。電撃を使った近接戦闘なら勝機があるはず!)タタタ

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:11:35.65 ID:SCVGoTfW0
上条(御坂から近づいてきた!?)

御坂「くらいなさい!!」ブン

上条「これくらい!」スッ

御坂「避けられることくらいわかってるのよ!」バチン

上条「うおおおおおおおおおッ」キュイーン

上条(あっぶねえええええええ。コ、コンボか? パンチより電撃に気をつけないとまずい!)

御坂(アイツの能力は右手だけ! 常に帯電しておいて右手だけ注意すれば大丈夫!!)バチンバチン

上条「み、御坂さん? この距離の戦闘で、それだけ帯電されると非常に怖いのですが……」

御坂「うっさいわね! アンタはだまってくらってその辺に転がってればいいのよ!」ビュン

上条「それをしたら上条さんは死にますけどね!」サッ

御坂(いい感じだわ! 今日こそこいつに勝てるかも!)ビリビリ

上条「くっ」キュイーン

御坂「いつまでそうやって避けていられるかしら!!」バチン

御坂(今日こそ勝って、コイツに悩まされる日々から解放されるんだから!!)

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:12:47.09 ID:SCVGoTfW0
上条(パンチを右手で受けてめれば勝てるだろうけど。ここら辺でうまくやられておいた方が、あとで絡まれなくていいかもしれねーよな)

上条(電気はあぶないから、適当なところでグーをくらって倒れるか。お嬢さまのパンチだし威力もそんなにないだろ)

バチン キュイーン ブン サッ バチバチ キュイーン ブン

上条(そろそろいいか?)スッ

御坂(チャンス!! くらえええええ!!)ビュン

御坂(あれ……!? もしかしてここで勝っちゃったら、こいつとの関係もここで終わり!?)ピタッ


上条「ぐわあああああああああああ」ドサッ


御坂「……」


138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:15:06.65 ID:SCVGoTfW0
上条「あの……なんでパンチをとめたんでせうか?」


御坂「あ・ん・た・は!! 私をおちょくってたのかあああああああああああああああ!!!」バリバリ


上条「やめろおおおおおおおおおおおお」キュイーン

御坂「なんで本気でやんないのよ!!」

上条「むしろ、どう考えて、『路地裏でケンカしっぱなしの男子高校生』に、『女子中学生のお嬢さま』が殴り合いのケンカで勝てると思ったか、俺が聞きたい!!」

上条(最近はケンカだけじゃなくて、いろいろ経験してるから反応速度とか体の耐久性まであがってますけどね!!)

御坂「ぐっ―――、はぁ……。まあいいわ」

上条「え?」


御坂「引き分けってことで」


上条「どんな判断だ」

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:24:14.13 ID:SCVGoTfW0
御坂「で? 教会に用事があるんだっけ?」

上条「そうだけど?」

御坂「今朝言ってた令呪を消した場合のことを聞くのかしら?」

上条「それもあるが……」

御坂「他にもなにかあるワケ? わたしも聞きたいことあるしついでに行っていいかしら?」

御坂(特に聞きたいことがあるワケじゃないけど、こいつがなに聞くか知っておいて損はないでしょ)

上条(御坂は俺の記憶喪失を知ってるんだったよな……)

上条「ああ、構わない」

ギギギ

―教会―
アレイスター「幻想殺しに、超電磁砲かね?」

上条「ああ。――御坂、俺が先でいいか?」

御坂「いいわよ」

上条「いくつか確認したいことがある。まず聞きたいのは『勝者の報酬』について」

御坂(令呪のことじゃないの!?)


上条「それは失った記憶も取り戻すことはできるのか?」


御坂「!?」


140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:25:55.08 ID:SCVGoTfW0
アレイスター「ふむ……。可能だ」

上条「いったいどうやって!?」

アレイスター「私は人間の観察が趣味でね」

上条「観察……?」

アレイスター「君は学園都市でも稀な能力を持っていた。だから、君が学園都市に来てから今まで、よく観察させてもらったよ」

上条「あんまり趣味がいいとはいえないんじゃないか?」

アレイスター「しかし、君にとっては好都合だろう。学園都市に来てからという条件はつくが、情報を君に与えることは可能だ」

アレイスター「学習装置(テスタメント)で、私の知っている情報を『直接』君の脳に入れる。もちろん主観情報ではなく、客観的な情報になってしまうがね」

上条「……」


アレイスター「どうする、幻想殺しの少年? 君はそれでもこのゲームを続けるかね?」


141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:26:37.01 ID:SCVGoTfW0
上条「1つ聞かせてくれ。インデックスが、なぜ俺なんかと一緒にいるかも知っているのか?」


アレイスター「君が学園都市に来たのは、まだ小さいころ。彼女に会ったのは数ヶ月前だ」


上条「そうか……」


上条は、昨晩のうつむいているインデックスの顔を頭に浮かべた。


上条「たしかに、その方法じゃ記憶を失う前の『俺』が何を思っていたのかは分からないんだろうな――」


あんな顔をさせてしまったのはどこの誰だろうか? もしかして、自分なのだろうか? そうではないのかもしれない。


だが、これからも彼女にそうさせないという保障もない。


上条「――でも、そのことを俺が知っていれば、少しは、インデックスを悲しませたりしないで済むかもしれない!」


自分が傷ついても、彼女の笑顔が守れるならいい、そう思った。


上条「だから――俺はゲームに勝ち残る」



そう少年は決意した。


142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:46:27.91 ID:SCVGoTfW0
―幕間―
姫神秋沙は、商店街に夕飯の買出しに来ていた。

姫神(今日の夕飯は何にしよう? 昨日は肉じゃがにコロッケとポテトサラダだったから――)

姫神(――今日はから揚げ……。それとも、昨日のじゃがいものあまりでグラタンにでもしようかな)

そんなことを考えていたとき、男から声をかけられた。

???「失礼、お嬢さん。この男を知らないかな?」

声をかけてきたのは、高校生だろうか? 身長180センチほどの茶髪の男だった。

彼の手には、写真が一枚あり、白い髪で赤い目の男と小さな少女が写っている。

姫神「いえ、知りませんが」

そう答えると、彼は「ありがとう」とお礼をいって立ち去っていった。

姫神(なんだったんだろう、あの人……)

しかし、彼女は買い物をしなければならないことを思い出し、目的の店へと入っていく――

143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:50:43.51 ID:SCVGoTfW0
―教会―
アレイスター「さて、他に質問はあるかね?」

上条「……他のマスターの令呪を俺の右手で消したときの扱いを聞きたい」

アレイスター「令呪はマスターの証し。それをなくしてしまったら、プレイヤーは『マスター』から『モブ』へとなる」

上条「つまり、この方法でも『戦闘不能』扱いになるんだな」

アレイスター「そう考えてもらって構わない」

上条「そうか。俺が聞きたいことはこれだけだ。―――御坂、お前も……、御坂?」

御坂「…………」

上条「おい、御坂?」

御坂「……え? あ、な、なんでもない!」

上条「?」


御坂(そんなの聞いちゃったら――)


144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:52:35.75 ID:SCVGoTfW0
―帰り道―
御坂「…………」

上条(結局、御坂さんはあれからずっと黙りっぱなしですか……もしかして、何かしてしまいましたかね?)

上条「御坂……?」

御坂「…………」

上条(やっぱり、わざと負けたのがよくなかったんだしょうか!?)

上条がびくびくしていると、前方から神裂と白井が近づいてきた。

神裂「終わりましたか……? 頃合いだと思い、迎えにきたのですが。勝負はどうなりました?」

白井「お、お姉様? ……あなた、お姉様に何かしましたの?」チャキ

上条「い、いやー。結局、引き分けになっちゃいましてね〜」

御坂「…………」

白井「お姉様? 大丈夫ですの?」

御坂「……あ、黒子。だっ、大丈夫よ! 勝負も引き分けだったし!」

白井「そうですの? それにしてはだいぶ元気がないようですか?」

御坂「そんなワケないでしょ〜! 私はいつも通りよ!」

白井(これは……カラ元気ですわね。一体何があったといいますの? ま、 まさかこの類人猿が……?)ワナワナ

上条「し、白井さん? なぜそんなににらむのでしょうか?」

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 18:53:02.44 ID:SCVGoTfW0
御坂「まあ、しばらくは停戦ってことでどうかしら? 最後の2人になったら戦う、みたいの燃えるじゃない?」

上条「え? たしかにそれは燃える展開だけど、お前はそれでいいのかよ?」

御坂「いいわよ。それに今日の勝負も負けたようなものなんだし」

神裂「そうですか。では今後は、他のマスターたちの情報交換などしませんか?」

白井「たしかに。最後に戦うつもりでしたら、他のマスターたちはお邪魔虫ですわね」

御坂「じゃあ、情報交換は学校でしましょうか? あそこなら大丈夫でしょ」

上条「わかった。最後までやられるなよな!」

御坂「それはこっちのセリフよ!」

御坂(最後まで勝ち残る! そしたら――)



しかし、この約束が果たされることはなかった。



147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/29(土) 19:13:30.68 ID:SCVGoTfW0
―幕間2―
―とあるファミレス―
???「やっかいなゲームにまきこまれたもんよね。たしかに『願い』が叶う、なんて魅力的ではあるけどさ」

???「ここのところ超ヒマでしたから、ちょうどいいゲームじゃないでしょうか」

麦野「たしかに、ヒマだったけどさー。このゲームにあとは誰が参加してるわけ?」

絹旗「たまたま、見つけられたからよかったようなものですけどね。浜面、超さっさとおかわりもってきてください!」

浜面「俺かよ……。ま、いいけどよ。で、何か作戦とかあるのかよ」

麦野「それをこれから考えるんじゃないの。ちょっとは頭使いなさいよね」

絹旗「まったくです。これだから浜面は超浜面なんです」

浜面(俺の癒しの滝壺さんはどこ!? 俺すごく泣きそう!!)

159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 12:14:01.32 ID:IjP/90MH0
―衛宮家 居間―
神裂「――やはり、そうですか」

上条は神裂に今日の勝負の流れを話し、令呪を打ち消した場合のことを伝えた。

上条「ああ。これで、俺たちの戦い方は決まりだな」

神裂「了解しました。それで――」


『おじゃまします』
『とうま、きたじゃんよ!』


神裂「どうやら2人が来たようですね」

上条「ん? もうこんな時間か。夕飯の準備をしなくちゃな」

ガラ

姫神「こんばんは、上条くん、神裂さん」

上条「おう、秋沙。手伝うぞ! 今日は何にするんだ?」

姫神「今日はからあげに里芋の煮物、中華スープにしようと思う」

黄泉川「秋沙はレパートリーが豊富じゃん。これならもうお嫁にいっても問題ないじゃんよ」

姫神「///」

160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 12:14:33.65 ID:IjP/90MH0
上条「お、里芋の煮物なら上条さんにもできますよ。からあげとスープは秋沙に任せる」

黄泉川「メイドの神裂さんは、料理どうじゃん……?」

神裂「あ、いえ、簡単な和食や携帯食などは作れますが、それほど得意では……」

黄泉川「じゃじゃーん。そんな方にオススメなのがこれじゃん」

上条「何か持ってると思ってたら……炊飯器? ってなんで4つも!?」

黄泉川「これがあればなんでもできるじゃんよ。蒸す、煮る、焼く、炊くがボタン1つじゃん」

姫神「それは料理じゃないよ、先生」

161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 12:15:07.90 ID:IjP/90MH0
黄泉川「うちの居候たちにも、同じこと言われたことあるけどさ、便利じゃん?」

姫神「料理に必要なのは、『愛情』」

神裂(なるほど、勉強になります。私も多少料理の勉強もした方がいいのでしょうか?)

上条「うちのシスターさんはそんな愛情ごと食べてしまいますよ……」

黄泉川「秋沙も結構クサイこというじゃん!」

姫神「そういわれると照れる」///

上条「じゃあ、ビシッ!と作って食っちゃおうぜ!」

姫神「うん!」

162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 12:15:46.56 ID:IjP/90MH0
―幕間3―
小萌「結標ちゃん、そこの野菜は乱切りにするのですよ」

結標「ねえ、小萌? なにも、ここでまで練習することないんじゃないかしら?」

小萌「そんなことはありません。どこでも学ぶことは必要なのですよ」

結標「まったく、なんでこんなことを……」

小萌「うちの出来の悪い生徒さんにも、補習課題を出しましたから結標ちゃんにだけ甘くするわけにはいきません」

結標(ここで補習とか考えたくないわね)

小萌「わかったらさっさと続きをするのです。先生はもうお腹ぺこぺこなのですよ」

結標「わかったってば、そう急かさないでよ」

夜は更けていく。

164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 13:13:03.01 ID:MDa2a5dDO
ところで姫神って読点使わないんじゃなかったっけ?

読点のかわりに句点を使ってた希ガス

173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:44:39.88 ID:IjP/90MH0

―衛宮家 廊下―
夕食後、黄泉川と姫神を家に帰し、洗い物を終えた後、上条は神裂を探していた。

上条(さっきまで居間にいたと思ったんだけど……。仕方ない、風呂にでも入るか)

部屋にでも行ったのだろうと思い、脱衣所に入ろうとしたとき、神裂を見つけた。
割と、というかほぼ肌色ばかりの状態で。どうやら、これから入ろうとしていたようだ。

神裂「…………また、ですか?」

上条「あ、あれー。神裂さん、こんなところにいらしたんですかー。というか風呂に入るなら、一言いってくれても――」

神裂「なぜ、あなたは謝ったり、後ろを向いたり、扉を閉めたりしないのでしょうか?」

声色だけは冷静な神裂が、七天七刀を手に取る。

上条「――って待ってください! そんなもので殴られたら、死んでしまいます!!」

そんな上条に対して神裂は七天七刀を振り下ろした。割りと思い切り。

―寝室―
上条「はっ!! あ、あれ…? なんで寝てるんだ?」

神裂「目を覚ましましたか。疲れてしまったのでしょう。居間で寝ていましたよ?」

神裂は顔を引きつらせながら、そんなことを言っている。

上条「えっ、そうだったか? 食器を洗い終わって……神裂を探してたような? そこから、先が思い出せない……」

神裂「い、いろいろあって疲れてたんですよ」///

神裂(覚えていなくていろいろ助かりました)

主に上条当麻の命とか。

174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:45:53.92 ID:IjP/90MH0
神裂「それで、私を探していた、というのは?」

上条「ああ。今後の方針を確認しておこうと思ってな。マスターの動向を探るにしても、どうやって情報を得るか」

神裂「そうですね……。現在分かっているのは、オリアナ=トムソンがライダーのサーヴァントということと、インデックスたちのことくらいですか」

上条「そういえば神裂は、『土御門に誘われてきた』って言ってたよな? 他に魔術側の人間がどのくらいここに来ているか分かるか?」

神裂「いえ、私は土御門に誘われてきたわけではないです。土御門からステイル宛てに手紙が届きまして、それに同行してきました」

上条「直接ステイルに名指しで? あれ? 昨日は、修行がどう、とか言ってなかったっけか?」

神裂「はあ。それがナントカ空間だとか、ヘッドセットがどうとか、土御門がわけの分からない単語を羅列し始めまして……」

上条「で、最終的に修行ですか……」

上条(説明を諦めたんだな。とにかく付けさせてスイッチオンかよ……)

上条「でもなんだって、ステイルに同行してきたんだ?」

神裂「それが、その手紙に何人か同行者を連れてきても構わない、と書かれていましたので。幸い、現在の世界は比較的安定していますから、私と数名が」

上条「他には誰が一緒についてきたんだ?」

神裂「私と同じ便だったのは、ステイルだけでしたのでわかりません。が、そこまで人数は多くないようです」

神裂「たまたま私は、ステイルと同じ頃に仕事が片付いていましたので、早めに学園都市に」

上条(それなら、ステイルを探すよりも土御門に話をきくべきか……。あいつなら他の参加者のことも知っているだろうしな)

175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:47:09.79 ID:IjP/90MH0
上条「じゃあ、まず、土御門に他の参加者の話しを聞いてみよう」

神裂「しかし……」

上条「なにか心配ごとでもあんのか?」
                                   ・・
神裂「これがゲームだとするならば、簡単に教えてくれるものでしょうか? あの土御門が」

上条「……メイド服を着ろ、くらいのことは言うかもしれないな」

神裂「それに、彼も参加者の1人ですので、マスター、あるいはサーヴァントではないとも限りません。危険ではないでしょうか?」

上条「そうかな? まあ、神裂と一緒にいるときに、聞き出せば大丈夫だろ」

神裂「彼の魔法名は、「Fallere825」……背中を刺す刃、という意味だそうです。サーヴァントだとするとアサシンの危険性があります。油断はできません」

上条「奇襲、不意打ちに気をつけろってことか……」

上条「どちらにしろ、他にあてもないんだ。明日、土御門に話しを聞こう」

神裂「そうですね。話を聞きだすタイミングはお任せします」

上条「ああ、わかった」

176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:48:40.84 ID:IjP/90MH0
―衛宮家 道場―
土御門「やっと、腰を据えることができるにゃー」

一方「昨日のきたねェところよりはましだが、何もねェぞ」

海原「あまり大きな音を立ててしまいますと、彼らにばれてしまいますよ」

一方「だからって、電気まで消すのはやりすぎなンじゃねェのか? 銃の調整もできやしねェ」

土御門「そろそろ、カミやんたちが接触してくるころだろう。戦いは明日になるかもしれない」

海原「そうですか。 準備はしておきましょう」

土御門「カミやんは、補習があるとか言ってたからな。早くても夜だろうさ」

一方「なら、銃の手入れは、明日の昼間にやるかァ」

土御門「お前の相手は、拳銃なんかが通用する相手じゃないぞ」

一方「あァ? あいつのサーヴァントの情報があンのか?」

土御門「ねーちんのことならバッチリだぜい。人間離れした動きはするが、刀と鋼糸(ワイヤー)を使うから、一方通行にまかせる」

土御門「反射の効かない特殊な能力も使ってくるかもしれないが、それは、俺と海原がなんとかする。今日は、ムダに能力を使うなよ」

一方「ンなことは、お前なンざに言われるまでもねェよ。まだこっちに来てから使ってねェから、余裕で30分は戦えるはずだァ」

土御門(30分か。さすがのねーちんもそれだけの長い間、こいつから逃げられるわけないだろう)

177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:49:12.49 ID:IjP/90MH0
翌朝
―校門―
上条(土御門に会ったら、どう切り出すかな……)

土御門「おーっす。カミやん、難しい顔して考え事かにゃー?」

青ピ「どーせ、また女の子のこと考えてたん違います?」

上条「ちげーよ! 人を勝手にそんなキャラにすんな!」

青ピ「えー、もともとそんなキャラですやん」

土御門「だにゃー」

上条「――いいぜ、かかってこいよ。その間違った幻想をぶち殺す!!」

青ピ「こちとら、いい加減カミやんのフラグ体質に我慢ならへんのや!!」

土御門「覚悟だにゃー、カミやん!!」

バキィ ドコォ ガツン

黄泉川「お前ら何やってるじゃん!!」

そんないつもの日常。

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:53:07.07 ID:IjP/90MH0
―教室―
上条(2人とも思い切り殴りやがって……。おかげで土御門に話しを聞けなかった)

ガラッ
黄泉川「それじゃあHR始めるじゃん」

上条(あれ? 今日は御坂は休みか? まあ、ゲームの中だし、出席日数とか関係ないけど)

HR終了後
上条「おい、土御門。聞きたいことあるんだが」

土御門「んん? シスター、巫女、メイドとバニーどれが一番か、とかかにゃー? 俺は断然メイドですたい」

上条「それは議論を交わしたい――って、このゲームについてのだよ!!」

土御門「……別にいいぜよ。おそらく時間がかかるだろうし、放課後でいいか?」

上条「そうだな。そうするか」

黄泉川「上条、補習忘れちゃだめじゃんよ」

上条「そうでした……」

土御門「じゃあ、港なら人もいないだろうし、そこで待ち合わせってことで」

上条「なんで港? 別に学校でもいいんじゃないか? それに何時になるかわからないぞ?」

土御門「学校だとちょっとにゃー。適当に時間潰してるから、灯台のあたりでよろしく」

上条「了解。補習終われば、な」

179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/30(日) 17:53:45.59 ID:IjP/90MH0
放課後
上条「やっぱり真っ暗になるまで終わらなかった……。くそっ、早く行かないと」

神裂「フフッ、お疲れ様です」

上条「神裂か。白井は屋上に来なかったか?」

神裂「ええ、御坂さんもこの辺りには来ていないようです」

上条「一体どうしたんだ? 確か、学校で情報交換するっていってたのに」

神裂「彼女に何かあったのでしょうか?」

上条「いやいや、そう簡単にやられる奴じゃありませんことよ」

上条と神裂は学校を離れ、大橋をわたった瞬間、新都がなにやら騒がしいことに気づいた。

上条「なんだ? 警官がいっぱいいるみたいだけど」

神裂「大きな事故でも起こったのでしょうか? どうしますか? 調べていきましょうか?」

上条「いや、きっともう終わっているんだ。あとで調べればいい。今は、待たせている土御門に先に会わないとまずいだろ」

神裂「わかりました。あなたの方針に従いましょう」

そうして、2人は港へと向かって走っていく。

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/30(日) 22:42:56.05 ID:IjP/90MH0
―港―
土御門(よし、これで大体の準備は完了だ)

先に港に来ていた土御門は、その一帯に神裂の使う魔術を封じる細工を施していた。
対魔術師用のキャパシティダウンのようなもの、と考えてもらえれば分かりやすいだろう。
以前使用した『理派四陣』と同じで、土御門が用意し、海原が魔力を通すというわけだ。
この術式では、聖人の力を完全に封じることはできないが、唯閃や通常の魔術は使えなくなるはずだ。

海原『あの聖人の使う魔術にだけ反応する結界だなんて、あなたも器用な真似ができますね』

霊体化した海原が言う。

土御門「なーに、ねーちんのことはよくわかってる。性格、経歴、3サイズ、使える魔術となんでもにゃー」

一方『サーヴァント対策すンのはいいけどよォ。あのレベル0はどうすンだ?』

土御門「カミやんの相手は俺がする。殴り合いじゃ、カミやんは俺に勝てない。銃を使うほどでもないだろうしな」

海原『あの右手に令呪を触れられないように注意してくださいね?』

土御門「大丈夫、カミやんの右手のことくらいわかってる。一方通行、お前はねーちんを頼む」

一方『チッ、分かったよ。それで我慢してやる』

土御門「じゃあ合図をしたら、これに魔力を通して欲しい」

海原『分かりました』

ちょうど打ち合わせが終わったとき、上条たちが港にやってくるのが見えた。

211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:51:07.75 ID:dB5SvMv00
―――
上条「待たせたな、土御門」

土御門「いやいや、ちょうどよかったぜい」

神裂「早速なのですが、いくつか聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?」

七天七刀に手をかけたまま神裂が言う。

土御門「ねーちんは、おっかないにゃー。なにをそんなに警戒してるんだ?」

上条「1つはっきりさせておきたい。お前は、『マスター』か『サーヴァント』なのか?」

土御門(思ったより感づくのが早かったな。さてどうするのが一番いいか――)

上条「答えろよ、土御門!!」

土御門(こっちの準備は完了してるし、特に問題は見当たらないな)


土御門「――いいだろう、答えは“Yes”だ」


212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:51:46.46 ID:dB5SvMv00
神裂は刀を構える。

神裂「こんな人気の少ないところを選んだということを、少々気にしていましたがやはりそういうことですか」

土御門「おいおい、怒るのは筋違いだろう。俺がプレーヤーじゃないなんて一言でもいったか?」

神裂「……たしかにその通りではありますね」

上条「でも、お前だけ他の参加者が分かってる、っていうのは不公平なんじゃないのか?」

土御門「いーや、俺が言われて案内したのは、4人だけだからな。他にだれが参加しているか、なんてのは俺も知らない」

上条「でも、俺たちのことは知っていたのに自分のことは黙っていた……。それはどうなんだ? 土御門――」

土御門「だからそう怒るなって、カミやん。今まで聞かれなかったから答えなかっただけで、さっき答えたじゃないか」

そう言うと彼は、令呪のついた右手を上げた。

それを合図に、一方通行が姿を現す。

213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:52:54.52 ID:dB5SvMv00
一方「よォ。ひさしぶりじゃねェか。悪ィがオマエらはここでリタイアだ」

上条「一方通行……」

彼とは以前2度戦ったことがあり、共に勝利はしているが、明らかに神裂との相性は悪すぎる。
上条がグーだとしたら、一方通行はチョキ、神裂はパーだろう。あの黒い翼を使われなければ、だが。

上条(神裂、あいつの相手は俺がする。お前は土御門を頼む)

神裂(たしかに貴方では、土御門相手は相性が悪いかもしれませんね)

そういう意味じゃない、と言おうとしたところにさらに声がかかる。

海原「では、僕はどちらの相手をすればよろしいでしょうか?」

土御門の後ろから海原が次いで現れる。

上条「!! お前は……」

海原「お久しぶりです。ちゃんと約束を守ってもらえているようで嬉しいですよ」

上条(土御門が2体のサーヴァントを持っているってのか! どうする!?)

214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:53:49.74 ID:dB5SvMv00
土御門「カミやんは俺が抑える。一方通行はねーちんを頼む」

当然そんな打ち合わせは終わっている。神裂を煽るためのセリフだ。

上条「土御門――」

神裂「……土御門。ずいぶんと舐められたものですね。私が彼に1対1で負けるとでも?」

土御門「ねーちんもご愁傷さまだにゃー。――海原の方は、例のやつを頼む」

海原「わかりました。それ以外は、あまり出番がなさそうです」

上条(――ッ。どうする!? このままじゃまずい!!)

一方「ったくよォ。さっさと片付けてお終いにするかァ」カチン

神裂(来ますか――)

一方「ン?」カチカチ

神裂(――ならば先手必勝です!!)

神裂「七閃!!」ギュガ

一方「あれェ……」

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:54:41.70 ID:dB5SvMv00
神裂「え……?」

ぎりぎりで神裂が異変に気づき、その手を止める。本来能力が発動していれば、何一つ傷がつかないはずの男に7本の鋼糸による切り傷が浮かんだ。

一方「がァッ!」ブシュ

一方(ど、どういうことだ能力が発動しねェぞ!)

土御門(な……、なにが起こっている? ねーちんの使う魔術は封じているっていうのに!?)

神裂(――彼は本当に強いのでしょうか……? 牽制してみましょう)

そういって、神裂は七天七刀を鞘から抜かずに、一方通行へと振り下ろした。

一方(ッざけンな! 能力なしでこんな女に――)

土御門(しまった!!アレイスターの言っていたハンデってのは、俺じゃなく――)


ゴガンという音がしたと思うと、一方通行は地面に倒れ、気絶していた。


一方「…………」ピクピク

上条・神裂「え?」

土御門・海原「」

216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 10:59:34.19 ID:dB5SvMv00
上条たちがバーサーカーに会う前
―アインツベルン城 外―
イン「ここは私にふさわしいところなんだよ!」

アックア「私には外にあった小屋で十分です」

アックアは、そう言うと森の中へと入っていってしまう。

イン「って広すぎても困るよ! ど、どうしよう」

御坂妹「やっときましたか、とミサカはため息をつきつつ答えます」

10039号「お帰りなさいませ、お嬢さま、とミサカは言ってみたかったセリフとともに出迎えます」

イン「あれ? クールビューティーが2人もいる。なんで?」

10039号「どうやらあなたの世話をしろということのようです、とミサカは返答します」

イン「そうじゃなくて、なんでクールビューティーが2人もいるの? これがブンシンってやつかな?」

御坂妹「いえ、それは私たちが姉妹だからですよ、とミサカは適当にはぐらかします」

イン「あの短髪の?」

10039号「そういうことになります、とミサカは自慢げに答えます」

217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 11:00:10.94 ID:dB5SvMv00
イン「ちょっと見分けが難しいかも。何人姉妹なのかな?」

御坂妹「現在は1万人くらいです、とミサカは大雑把な人数を答えます」

10039号「しかし、ここには学園都市にいた妹達(シスターズ)の4人しかいないようです、とミサカは補足説明します」

イン「ど、どういうこと??? お城の中にまだいるの?」

御坂妹「中に2人いますが、最低限の生命維持活動しかしていません、とミサカは驚愕の事実を伝えます」

10039号「あの白もやしに、それ以外の演算能力を持っていかれているようです、とミサカはさらに補足を加えます」

イン「白もやし!! 中で詳しい話を聞きたいんだよ! あ、あと2人の名前を教えて欲しいかも」

御坂妹「ミサカは10032号です、と製造番号を名乗ってみます」

10039号「こちらのミサカは10039号です、と同じく名乗ります」

イン「じゃあ2人は、『ミニ』と『ミク』って呼んでみる」

御坂妹「いやいや、それはねーだろ、とミサカは呆れ顔でシスターをみます」

10039号「まるで歌姫のような名前で気に入りました、とミサカは喜んでみます」

223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 12:06:13.16 ID:UsL7zjxdo
この設定だと姫神は桜なんだよな・・・
ってことは姫神は調教されてる・・・?

224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/31(月) 12:09:51.89 ID:k69HgKU9o
一方が能力使えないとかハンデってレベルじゃねえwwwwww

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 12:40:51.29 ID:dB5SvMv00
補足資料
・4人しか妹達がいないため、ミサカネットワークが機能していません。

・序盤にランサーではなく、ライダーがでてきたのは、海原が美琴を攻撃するはずがない、ということからです。

>>223
キャラ設定は割り当てられているだけですので、調教はされていません。

232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 18:11:31.74 ID:dB5SvMv00
―港―
土御門(このままじゃまずい! どうにかしてねーちんを止めないと。海原、なんとかできるか?)

海原(む、ムチャいわないでくださいよ。聖人なんて相手にできません)

土御門や海原にしては珍しく、見るからに動揺していた。

上条「な、なんで能力を使わなかったんだ……?」

しかし、上条は一方通行の能力を知っているため、そちらに気を取られ、彼らの焦りに気がつかない。

神裂「……さあ、土御門。大人しく投降することを薦め――」


???「ッははははははは!! はははははははははは!!」


そこに声が割り込んだ。

233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 18:12:03.99 ID:dB5SvMv00
神裂「な、誰です!?」

???「いけねえ、あまりの面白さについ笑っちまった」ククク

???「あら、それはあのやられた子にもかわいそうよ?」

???「構うものか。他の人間に聞いてまわって探したっていうのに、見つけたらこのザマか、第一位?」

一同が声のする方――空を見上げると、六枚の翼をもった男と、それにつかまっている1人の魔術師がいた。

上条・神裂「オリアナ!!」

海原(もう片方は、第二位の垣根帝督ですか……!? 生きていたとは)

土御門(だが、これは離脱するチャンスだ。あいつを回収して撤退する)

海原(それしかなさそうですね)

234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 18:12:55.03 ID:dB5SvMv00
垣根「くっくっく、まったく面白すぎるだろうが。この女に、戦闘が起こっているところに連れて行け、なんて言われたときはムカついてたがな」

オリアナ「お姉さんとしては、戦闘を見ているだけのつもりだったんだけどね」

例の土御門が用意した魔術に気がついて、ここに来たようである。

上条「お前がオリアナの……『ライダー』のマスターか!?」

垣根「そうだ。俺の名前は垣根帝督。そしてここでサヨナラだ」

上条「くそ!! やるしかねぇってのか!?」

土御門(よし、一方通行は俺が回収する。海原はあいつらの気を引きつけてくれ)

海原(こうなったら、やるしかありませんね)

235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/31(月) 18:14:07.70 ID:dB5SvMv00
そういって彼は黒曜石のナイフを持つ手をひねり、トラウィスカルパンテクウトリの槍を発動させる。

海原(この位置から気づかれずに、彼らに当てるには金星の位置が少々悪いです)

そう感じ、近くの倉庫や車などに槍を当てていく。が、効果は発動させない。
海原のランサーとしての特殊スキルは“効果”発動のON、OFF。
戦闘を行うときには、常時ONの状態にしているが、このようにOFFの状態でいくつものターゲットを設定しておけば、ONにした瞬間に一斉に効果が発動する。
発動の順番などを設定できないのは不便だが、陽動やトラップには向いている。

土御門(合図をしたら、一気に頼む)

海原(うまくいきますかね?)

土御門(いかなかったら俺たちはおしまいだ)

そうして、『闘争』と『逃走』が始まる。

253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:18:25.77 ID:SHOpukCx0
垣根「まったく、能力が発動しない第一位なんて笑えるもんが見られたぜ」

そういって彼は、背中についた翼のうち一枚を、何枚もの羽に変換し、一方通行へと飛ばした。

上条「一方通行!!」

土御門(しまった!! 間に合わない!)

だが、その羽は一方通行に当たらなかった。彼の前に立っていた神裂がすべての羽を打ち落としたのだ。

神裂「彼はすでに戦闘不能です。追い討ちをかけるのは如何なものでしょうか?」

神裂(しかし、今の羽の手ごたえは……)

垣根「へえ、アレを打ち落とすのか……。邪魔してんじゃねえぞ、女」

オリアナ「今のでわかったと思うけど、あの神裂火織には気をつけた方がいいわよ」

そういってオリアナはつかまっていた手を離し、地面に降りてくる。

垣根「あの女は俺がやる」

オリアナ「あら? なら、あとは私がいただこうかしら」

土御門(よし、視線が神裂に集まった! 今が、チャンスだ、行くぞ!)

海原(はい!!)

そして、海原は黒曜石を構え、槍を垣根に向け槍を発動させた。

254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:18:59.93 ID:SHOpukCx0
―――
垣根「くっ!!」

強烈な力を感じた垣根は、その翼で槍を防ぐ。と、同時に翼がバラバラに分解された。
地上では、倉庫や車がバラバラになっているのが見える。

海原(あれを防がれましたか!! しかし、もう少し時間をかせがねばなりません)

土御門は、まだ一方通行を回収したところだ。

垣根「いいぜ、お前もまとめて死ね」

そういって、再び翼を生やすと羽に変換し、海原に向けて発射する。

海原(こうなったら『原典』を使います。武器の迎撃まではまだできませんが、操作くらいなら!!)

そういって懐から巻物状の『原典』を取り出すと、蛇のように宙をただよわせる。
その『原典』の迎撃用記述内容は『武具を持つ者への反撃』が記されている。

255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:19:45.94 ID:SHOpukCx0
海原「!!」

しかし、飛んでくる羽の操作ができない。そのまま『原典』にいくつかが当たり、運良く海原には直撃しなかったが、右の肩に羽がかすった。
それだけで、海原は数m飛ばされてしまう。

海原「ぐうううっ! ……ぶ、武器が操作できない?」

垣根「へえ。その巻物スゲェな。ちっと興味がわいてきたぜ」

垣根はその海原の巻物、『原典』を見て言う。

垣根「それに、オマエは相手の武器を操作するのか。お生憎だが、この『未元物質』は俺の体の一部って扱いでな。武器じゃねーんだわ」

そう言うと彼は地上を見渡した。

垣根「ん?」

そこではじめて、垣根は、さきほど羽を打ち落とした女がいないことに気づいた。


神裂「余所見をするのはいけませんね。貴方の相手は私なのでしょう?」


256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:20:44.95 ID:SHOpukCx0
垣根「チッ!!」

垣根はとっさに振り向き、翼を自身の前方に展開させた。

数mの上空にまで飛ばれると思っていなかった彼は、七天七刀の一撃を受け、地面に叩き落された。

しかし、傷は一つもない。

垣根「……まったくムカつく。どいつもこいつも!」

彼は、先ほどまで海原がいたところに目を向けると、誰もいなくなっていることに気づいた。

垣根「おいおい、一方通行もいねえ。逃げられたか」

その近くでは、上条とオリアナが戦っていた。

257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:21:18.81 ID:SHOpukCx0
―――
いきなり周りの建物が崩れ始めると、上条は身を固めた。
上条(なんだってんだ! これは――あのアステカの魔術師が使っていた魔術か!?)

オリアナ「あら坊や。余所見はいけないわよ」

そんな隙を見逃さず、オリアナは強烈な蹴りを上条にお見舞いする。

上条「ぐはッ!!」

上条は肺の中の空気が無理やり外にだされ、ガレキと化した倉庫へと打ち付けられた。

上条(くそっ。あれは陽動か!!)

オリアナ「ほらほら、いくわよ。坊や」

そういって、単語帳のようなページを一つ口で千切ると、一つの大きなガレキが持ち上がり、それがこちらへと飛んでくる。

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:22:23.97 ID:SHOpukCx0
上条「うそだろ!? おい!!」

あらゆる異能の力を打ち消す上条でも、あれは打ち消せない。

上条(くそおおおお!)

全力でその攻撃から逃れると、目の前にオリアナがいた。

オリアナ「これで終わりよ」

そう言って、単語帳を千切ろうとした瞬間、横から神裂がオリアナに一撃を加えた。ガレキの中へと吹き飛ばす。

上条「サンキュー。神裂助かったぜ」

しかし、既に神裂はそこにいない。垣根の方へと向かっている。
オリアナが吹き飛ばされたところから、ガラガラとガレキの崩れる音がした。

オリアナ「……まだまだ終わりじゃないわよ? お姉さんはまだまだ欲求不満なんだから!!」

神裂の一撃をくらって、なお、こちらに向かい走ってくる。上条もオリアナに攻撃するため向かっていく。

上条「おおおおおおおおお!!」

上条は右手振るうが、オリアナはそれを難なく避け、左手をクロスカウンター気味に上条に突き刺した。

上条「ぐおおおおおおおッ!」

そこにさらに追撃をかけようとしたとき――彼女のマスターが空から落ちてきた。

259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:23:22.70 ID:SHOpukCx0
―――
神裂は倉庫が崩れ始めると土御門が動くのに反応した。

神裂「土御門、貴方は――」

土御門は一方通行を抱えながら、神裂の言葉をさえぎるように言う。

土御門「ねーちん、いいのか? カミやんが危ないぞ。空に飛んでる男も狙いを向けるかもしれないしにゃー」

その言葉に、神裂が振り返ると、オリアナが巨大なガレキを上条に向けて飛ばすところだった。

神裂(いけません!!)

ものすごいスピードで近づき、オリアナに近づくと、右ストレートをオリアナに叩き込む。上条に集中していたのか、特に反撃されなかった。

神裂(あちらは……)

目線を空に向けると、さきほどの男が再び羽を飛ばそうとしている。

神裂(上空を押さえられているのはいささか不利です。叩き落としましょう)

聖人の力を行使し、彼の裏側までまわった。―――そして、数mもの高さを跳んで言う。


神裂「余所見をするのはいけませんね。貴方の相手は私なのでしょう?」


そういって七天七刀を彼に向かって振り下ろす。

260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:23:59.75 ID:SHOpukCx0
―――
垣根「おいおい、一方通行もいねえ。逃げられたか」

軽く首を振ると彼はこう言った。

垣根「おい、ライダー。もういい! あの第一位にも逃げられちまったし、用事を済ませて帰るぞ。こいつらの相手はまた後でだ!」

オリアナ「だってさ。助かったわね、坊や。また会いましょう」

上条「ま、待て!」

止める暇もなく、オリアナは霊体化し、去っていった。垣根ももういない。

神裂が近づいてくる。

神裂「大丈夫ですか? ここはまだ危険ですので、一度屋敷に戻りましょう」

上条「……それもそうだな。他のマスターやサーヴァントの情報も得られた。帰って作戦の立て直しだ」

そういい、神裂に連れられ、その場を後にした。

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 12:24:51.56 ID:SHOpukCx0
―帰り道― 衛宮家付近
上条「それにしても、土御門がマスターだったとはな。一方通行や海原もいたし」

神裂「あの白髪の男たちとも知り合いでしたか」

上条「ああ。あいつはベクトルの変換の能力……分かりやすく言えば攻撃を反射したりできるんだ」

神裂「そうでしたか? その割にはやけにあっさり倒れてましたが」

上条「うーん。土御門なんかも驚いてたしな。あ! あれが理事長の言ってた『ハンデ』ってやつかもしれないな!」

そういって、衛宮家の門をくぐったところで、玄関にだれかうずくまって座っていることに気がついた。

上条「誰だ!!」

しかし、反応がない。警戒しながら近づいてみると、それは御坂美琴だった。

268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 18:35:32.00 ID:SHOpukCx0
同日 午前中
―新都 駅前―
白井「お姉様。学校には行かなくていいんですの?」

新都にある、この街で一番大きなビルの屋上に二人はいた。

御坂「どーせ学校いっても、まだ交換するような情報もないでしょ。だったら少しでも情報収集しないとね」

白井「わかりましたの」

白井(ウヒヒヒヒ。お姉様と学校をサボってデートですの! 黒子は幸せですわ!)

御坂「それで? 反応はある?」

白井の特殊スキルは、サーヴァントの感知。街に反応がないか試しに来たのである。

白井「今のところはなにも」

御坂「そう、じゃあ移動しましょうか」

そう言って、御坂たちはビルから空へとかける。

269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 18:36:52.44 ID:SHOpukCx0
白井「しかし、あまり人がいませんですの」

地面に降りたところで、白井が言った。

御坂「そりゃそうでしょ。一応平日よ?」

白井「そうでしたわね。そんな平日にお姉様とデートだなんて」

御坂「あんたは人の話を聞いてたのかしら?」

白井「それはもう」

御坂「それならいいけどさ……」

白井「あ、お姉様! あのカフェから反応が!!」

御坂「あんたは、もうちょっとまじめにできないのかしら?」

白井のスキルはあくまで、100m以内のサーヴァントの“感知”であり、正確な場所までは分からないのである。

御坂「でも、まあいいわ。お昼も近いし、あのカフェでお昼にしましょうか」

白井「あら? もうそんな時間でしたか。では、参りましょう! お姉様〜」

白井に引きずられる形で、御坂はカフェに入っていく。

270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/01(火) 18:37:21.39 ID:SHOpukCx0
―新都 大橋付近―
絹旗「麦野、それ超本気でやるつもりですか?」

麦野「当たり前でしょ。その方が手っ取り早いし、相手から来てくれるでしょうよ」

浜面「まじかよ……。昼間っから、『原子崩し』ブッ放しまくるとか……。他の人巻き込むとか考えないのかよ!」

麦野「はぁ、あんたわかってないわね。浜面だけに向かって撃ちながら、暴れるに決まってるでしょ」

浜面「ええー! ちょっとそれは本気でご遠慮願いたいのですが!!」

絹旗「それは超おもしろそうです」

麦野「私が、目立てばあんたたちの存在がうまく隠せるかもしれないでしょ? それに相手が浜面なら、私がプレーヤーでなくとも、攻撃の理由は山ほどある」

絹旗「『マスター』であることを隠して、超暴れるわけですか。それも、個人的な理由で」

麦野「そう。そして集まってきたやつらを片っ端から殺っていく。大物が来ても、私だけなら逃げ切れるし、その後の対策も立てやすい」

浜面「や、山ほども理由あるのかよ……」

麦野「山の高さほど、海の深さほどね」

浜面「言い直す必要ないよね!? ちくしょう! 俺は生き残れるのか!?」

浜面(滝壺……。生きて帰れたら、結婚しようぜ……)

麦野「じゃあ、よーい。ドーン!!」

浜面「ええー!! いきなり!?」

277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:20:39.34 ID:sY+Kg6tW0
―新都 駅前―
カフェ内
御坂「それにしても、プレーヤーは何人分かってるんだっけ?」

昼食を終え、コーヒーを飲みながら御坂が言う。

白井「えーと、ライダー、白いシスター、バーサーカーとあの殿方のコンビですので私たちを含めますと7人ですわね」

御坂「あと8人か。あのバーサーカー倒してくれるやつはいないかしら?」

白井「でも、そうなりますと、今度は私たちがさらに強い敵と戦わなければなってしまいますの」

御坂「一方通行あたりなら倒してくれるだろうけど……。でもあいつがでてきたら、あのバカにしか勝てなくなるわね……」

白井「どちらにしろ、あのバーサーカーは後回しですわ。今は情報収集をするべきですの」

御坂「それもそうね。あ、ここの勘定は私が持つわ。たまにはこっちの奢りで――」

そう言い、二人が席を立ちかけた時。白井はサーヴァントの反応を感じた。

白井「!! お姉様、近くにサーヴァントがいますわ」

それと同時、戦闘を開始する合図のように、店の外で、ズバァ!!と無数の閃光が迸(ほとばし)った。

278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:21:45.40 ID:sY+Kg6tW0
御坂「あれは……第四位の原子崩し(メルトダウナー)!?」

白井「こちらを狙っているわけではないようですの。――近くに行って何が起こっているのか確かめませんと」

御坂「行くわよ! ―――あ、これ! お釣りはいいから!」

そういって二人は店を飛び出した。

閃光の発信源――麦野沈利の近くまでいくと、路地から様子をうかがう。

すると、大通りで一人の男が、『原子崩し』に追いかけられているのが見えた。

浜面「ちくしょう! なんで俺がこんな目に!?」

ジグザグに走る浜面を、ゆっくり歩きながら麦野は追いかけてゆく。周りはパニック状態だ。

麦野「はーまづらぁ。お前はなんて言って死ぬのかしらねえ!!」

しかし、そんなことは気にせず、思い切り本気で『原子崩し』を撃つ麦野。元々それほど精度がよくないためなかなか当たらない。

建物や車には命中しているが、幸いまだ怪我人などはいないようだ。

御坂(ど、どうする? できれば関わりたくないんだけど)

白井(同感ですけれど、サーヴァントの反応がありましたの。どちらか、あるいは両方ともプレーヤーの可能性がありますわ)

絹旗「へえ。そういうスキルを持ってるんですか。それは超生かして帰せませんね」

振り返ると、同じ年くらいの少女がそこに立っていた。

279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:22:28.54 ID:sY+Kg6tW0
白井(まずい。気づかれましたの!?)

そう思うと同時、少女は御坂に向け拳を振ってくる。

白井「お姉様!!」

御坂「くっ!!」

適当に後ろにある金属に磁力を発生させ、引っ張られるように後ろに下がり距離をとる。

空振りした少女の拳は、近くにあった壁に大きな穴をあけた。

御坂(こいつも肉体強化系の能力者? ……いや、これは――)

麦野「あら、これはこれは。超電磁砲じゃないの。久しぶりね」

下がったことにより、大通りにでてしまい、麦野に気づかれてしまった。

御坂「本当に久しぶりね」

白井「お知り合いでしたの……?」

白井が、御坂の隣に立ち、尋ねる。

御坂「まあ、ちょっとね」

絹旗「麦野。こいつらはサーヴァントを感知できるスキルがあるようです。超厄介なのでここで倒しておきましょう」

麦野「ちょうどいいわ。超電磁砲には借りもあったし。ここで返しておきましょう」

学園都市レベル5同士の戦いが始まる。

280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:23:25.63 ID:sY+Kg6tW0
―――
浜面はまだ逃げ続けていた。

浜面(あれ?原子崩しが飛んでこなくなった。麦野のやつ一体どうしたんだ?)

そう思い、彼は来た道を引き返していく……。

281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:24:04.00 ID:sY+Kg6tW0
―――
白井(お姉様、ここでの戦闘は周りへの被害が……)

御坂(わかってるわ。でも、ここで逃げたらまたさっきの男追い始めるわよ)

白井(結局、周りに被害がでますわね)

御坂(だったら、人がいなくなったこの辺で戦うべきじゃないかしら?)

白井(――わかりましたの)

二人は臨戦態勢を整え、麦野と絹旗に対峙する。

麦野「相談はもういいかしら? それじゃ、こちらから行かせてもらおうかしらねえ!」

そういって二人に向かって、原子崩しを放つ。

白井(いきますわよ。お姉様)

二人は原子崩しをテレポートで回避した。

282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:24:39.35 ID:sY+Kg6tW0
御坂「それっ!」ビリ

お返しとばかりに電撃を打ち込んだ瞬間、麦野が消えた。外れた電撃が、コンクリートに穴を開ける。

麦野は原子崩しをロケットエンジンのように放って移動したのだ。この速さでは、白井も狙いをつけられない。

絹旗「私も、超忘れてもらっては困ります」ブン

白井「くっ!!」

白井は絹旗のパンチをバックステップで回避する。

御坂「チャンス!」ビリ

白井が回避し、距離をとったのを確認すると、御坂は、今度は近づいてきた絹旗に向かって電撃を飛ばそうとする。

麦野「させるかよ!」

それを遮るように麦野は、『原子崩し』を御坂と絹旗の間に向けて放ち、電撃の軌道を逸らせた。

絹旗「今のはちょっと危なかったです。超助かりました」

そう言って、絹旗は麦野の隣に並んだ。

283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:25:24.45 ID:sY+Kg6tW0
しばらく四人は、一進一退の攻防をするが、絹旗はあることに気がついていた。

絹旗(超まずいですね。あの二人との相性が最悪です)

絹旗の能力は、体の周囲の窒素を自由に操る能力『窒素装甲(オフェンスアーマー)』であり、近接戦闘をメインにした戦い方をする。

絹旗(こちらに来たとき武器を持ってなかったので、遠距離攻撃できないのが超痛いです)

『窒素装甲』はライフルの弾も止めることができるが、電気やテレポートによる攻撃は止められない。

絹旗がどうしようかと悩んでいると、後ろから麦野に抱き上げられる。

絹旗「ちょ、む、麦野? 超なんのつもりですか?」

麦野(あんたは超電磁砲を狙いなさい。じゃ、行くわよ!)

絹旗(行くって、え?)

何をするか聞く暇もなく、再び原子崩しをロケットエンジンのように放ち移動する。絹旗を掴んだまま、前に。

御坂「くるわよ、黒子!」

白井「わかってますわ!」

迎撃しようとした瞬間、麦野はそのままの勢いで絹旗を二人に向かって投げ飛ばした。


絹旗・白井・御坂「えええーっ!!」


284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:26:11.90 ID:sY+Kg6tW0
白井(後ろはすぐ壁ですのに、あんな勢いで投げられたら!?)

絹旗「この扱いは超ひどいと思います!」

御坂(まったくだわ!)

完全に予想外の攻撃だったが、二人はそれぞれ左右にステップで避ける。

麦野「そこだ!」

麦野はその二人の回避した地点に、それぞれ原子崩しを発射する。

白井(お姉様!!)

なんとか白井はテレポートを成功させ、その攻撃も回避する。

御坂「こんなもの!」ビリ

御坂は、さきほど攻撃をそらされたのと同じ要領で、電気で原子崩しの軌道をそらす。

一方、壁に投げられた絹旗は、『窒素装甲』を使い、壁にうまく着地した。メキメキと壁に亀裂が入ったが、突き抜けはしない。

絹旗(超電磁砲を狙えとはこういうことですかね!!)

絹旗は水泳のターンのように壁を蹴り出し、麦野の原子崩しを逸らしている御坂美琴へと飛びかかる。

285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 12:27:29.95 ID:sY+Kg6tW0
―――
浜面が大通りに戻ると麦野たちがいないことに気づいた。

浜面「やべえ。見失っちまったぞ。どこいった?」

それと同時、近くの路地から『原子崩し』の発射音や電撃の流れる音が聞こえてきた。

浜面(こっちか!!)

彼も戦場へと入っていく。

290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:11:19.20 ID:sY+Kg6tW0
―――
御坂「こんなもの!」ビリ

そう言った瞬間、御坂は、先ほど投げ飛ばされた少女が、後ろから飛びかかってくるのを、磁波の乱れから感じ取る。

御坂(ガードじゃダメ! 回避を――)

しかし、ちょうど今、麦野の『原子崩し』を逸らしたところである。

絹旗「超覚悟です」

御坂(間に合わ――)

白井「そうは、させませんわよ」

絹旗のセリフにかぶせるように、御坂の背後、つまり絹旗の目の前に白井がテレポートで現れた。

麦野の『原子崩し』をその位置に移動することにより回避したのである。

白井は、御坂と再びテレポートし、絹旗の一撃も回避する。

白井(ここが、チャンスですの!)

バランスを崩した絹旗に向かって、金属矢を両肩、両膝へとそれぞれ二本ずつテレポートさせる。

あのパワーを見せられて、地面に服を縫い付けるだけでは抑えられないとの判断からである。

291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:11:46.50 ID:sY+Kg6tW0
白井の攻撃は成功し、そのまま絹旗はうつぶせに倒れてしまう。

御坂(助かったわ、黒子)

白井「諦めなさい! もう方は動けませんわよ! 二対一のまま続ける気ですの?」

絹旗「うぐっ……」

しかし、麦野は何かに気がついたのか、笑いながら言う。

麦野「は。ハハッ! それがどぉしたって言うんだよ?」

麦野(やっぱりあのテレポーターは邪魔だ。超電磁砲より先に始末するべきは――)

麦野は右手の令呪をかざして、こう言った。

「そこのうざったいテレポーターを殺れ!!」
―麦野沈利 残り令呪1―

292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:12:22.94 ID:sY+Kg6tW0
すると御坂と白井は近くで何か動くのを感じた。

御坂「く、黒子!!」

白井「!?」

あれは先ほどまで麦野から逃げていた男だっただろうか? 白井の方にレディース用の拳銃を向けている。

タンタンガン!!

白井「かはっ……」

何発か白井に当たり貫通するが、撃たれた白井は倒れない。なんとか踏みとどまっている状態だ。足取りはおぼつかない。

浜面「まったく、俺に女を撃つ趣味はねえんだけどな」

御坂と白井は思う。今のは十分反応できる間(ま)だったはずだ。何故避けられなかった?

293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:13:16.70 ID:sY+Kg6tW0
前日
―新都 某ファミレス―
絹旗「それにしても、超どうやって他の敵を見つけましょうか?」

麦野「そうねえ……」

浜面「何かいい案はないのかねぇ」

絹旗「そうですね。浜面が、敵を超挑発して歩き回るのはどうでしょう?」

浜面「異議あり!! 他の人から見たらただの変人じゃねーか!! あとレベル0の俺がそれやって敵きたら即死するぞ!!」

麦野「そうだ、浜面。あんた、サーヴァントとしての能力が何かわかったの?」

浜面「いや、それなんだが、まったく分からん」

絹旗「きっと超役立たずな能力に決まってますね。浜面ですし」

浜面「いい加減にしとけよ! 泣かすぞ!」ゴン

絹旗「ちょ、痛いです、浜面! 一発は、超一発ですよ!!」

麦野「ん?」

浜面「おい! お前、今、避けたり、能力使ったりできただろ!? わざと喰らって、一発殴る気かよ!!」

絹旗「浜面なんかにやられるなら、自分で殴った方が超マシです!」

麦野「へえ……」

絹旗が、『窒素装甲』を使った拳を浜面に振り回している中、麦野は笑みを浮かべている。

294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/02(水) 18:14:36.34 ID:sY+Kg6tW0
―新都 大通り―
麦野「ぎゃはは!! 私のサーヴァントは、そこのアホ面した『アサシン』だ!! そいつの攻撃は、敵に『危険』として認識されないらしいのよね!」

麦野「だから、回避行動も取らないってわけ!! さ〜て、超電磁砲!! あんたは、次の攻撃、そこのテレポーターなしで避けられるかしらねえ!!」

御坂「く、黒子!!」

白井「こ、ここは一旦お引きください……、お姉様……」

白井黒子はこの状況をなんとか打開できないかを考えた。しかし、どうやら自分が助かる道はなさそうだ。

もし、このまま自分が倒れてしまったら、この後輩思いの少女は暴走してしまうだろう。

今までの付き合いからそう感じた。そうなったら彼女までやられてしまう。

――だからまだ倒れるわけにはいかない。

御坂「バカいってんじゃ――」

致命傷を受け、傷口からは血が大量に流れ、体はゆれている。

白井「こ、ここは、私に任せてくださいな……」

守らなければならないものがある。

御坂「しゃべるんじゃない!!」

白井は御坂の手を取ると、最後の力を振り絞り、彼女をできるだけ遠くにテレポートさせた。

白井「それに――」

彼女は笑って、こう続ける――


白井「――あの方たちは、ここで私が倒してしまいますの……」


―とあるビル内部―
御坂「く、黒子……」

御坂美琴は、『絶対能力進化実験』のとき以来の涙を流した。

309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:11:15.27 ID:+XOmH4wE0
―衛宮家 居間―
上条たちは、今日、新都で御坂に何があったのかを聞いていた。
御坂「それで……どうやってここまで来たのは……覚えてないんだけど……」グス

上条「そ、そんなことがあったってのか……。くそっ!!」

神裂「そうですか、白井さんが……」

神裂には、大切な人が倒れてしまうときのつらさを人一倍わかっていた。それが原因で、天草式を抜けたのだから。

御坂「ううっ…………」

人が死ぬところを見たことがないわけじゃない、ここまで身近な人がいなくなるのが初めてだったのだ。

御坂(……初めて? 本当に?)

ぼんやりとそんなことを思うが、そんなことよりもいなくなってしまった黒子のことで頭の中はいっぱいになってしまう。

神裂「今夜はもう遅い。貴女は少し休んだ方がいいです」

そう言って神裂が、御坂を寝かしつけてくると、上条たちは今後の対策について話すことにした。

310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/02/03(木) 12:11:53.08 ID:+XOmH4wE0
上条「これで、ライダー、アサシン、アーチャー、バーサーカーのマスターとサーヴァントが確認できたわけだ」

神裂「え? は、はい。土御門たちは、御坂さんが言っていたランサーのマスターでしょうか?」

神裂(なにやらいつもの上条当麻より、あっさりし過ぎている気がします。もっと怒るものかと思いましたが)

上条「そうだな。あのアステカの魔術師は、なんとかの槍っていう魔術を使うってインデックスに聞いたことがある」

上条「一方通行の方は、なんの役職かわからないが、能力を使えないんだ。あいつはそこまでの脅威にはならないだろう」

神裂「そうなると、残り一つのキャスターだけがまだ未確認ということですね」

上条「キャスターは多分ステイルだろ。あいつ以上の魔術師が来てるとは思えない」

神裂「オリアナが来ていたことを考えると、ローマ正教などから来ている可能性も考慮した方がよさそうですが」

上条「わざわざ呼び出したんだ。少なくとも、マスターかサーヴァントの可能性は高いと思うぜ」

神裂「……たしかに。その通りですね。それで――」

上条「ん?」

神裂「これから私たちはどのように動きましょうか?」

上条「うーん……、そうだな。とりあえず明日は休日だし、御坂についていてやるのがいいと思うんだ。気を落としているだろうし」

神裂(貴方はまたそうやって無自覚に……)

上条「ん? なんか言ったか?」

神裂「いえ……。別に……」


神裂「と、問おう。あなたが私のマスターか?」上条「」2




posted by JOY at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 禁書クロスSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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