2011年06月23日

一方通行「俺と契約して魔法少女になンねェか?」3

506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:54:06.91 ID:Uw5uVHWYo
 〜〜 常盤台寮 〜〜

御坂「……疲れた…」

御坂「あーあ、なんだか私バカみたい」

御坂「願いが叶うからって舞い上がって魔法少女になってケガまでしたのに願いは叶ってないし」

御坂「仲間だと思ってたのに一方通行だし足手まとい扱いだし原因不明の意識混濁とか」

御坂「……『何かを守る為に戦う』なんて軽々しく引き受けるようなことじゃなかったんだわ」

御坂「『魔法少女』なんてマンガみたいな響きに気を取られて、本質を理解できてなかった」

御坂「向いてないから辞めろって言われるのも当たり前かもね」

御坂「……はぁ」グー

御坂「………おなかへった」

御坂「色々あってお昼食べる暇なかったもんね…もう食堂もやってないし外に食べにいこっかな」

御坂「今日は外出るなって言われたけど、空腹を感じるくらいに元気なんだし問題ないわよね」スタスタ

507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:54:37.52 ID:Uw5uVHWYo
御坂「いつものファミレスでいっか」スタスタ

御坂「昨日は淡希とキュゥべえとあーくん…じゃなかった一方通行と行ったんだっけ」

御坂「あの時は、みんなで仲良くがんばろうとか思ってたのになー…とんだマヌケよね」

御坂「……一方通行の奴ふつーにご飯食べてたな」

御坂「ニンジンが苦手とかw人間らしいこと言ってんじゃないわよ怪物のくせに」

御坂「一方通行のこと、ずっと人間らしいところなんて一切無いんだと思ってたけど」

御坂「ご飯も食べるし笑ってたしアイツや妹とも普通の友達みたいに話してたし…ゲコ太の旗くれたし」

御坂「普通の人間なんだ…なのに、なんで」

御坂「なんであんな実験する気になったんだろう」

御坂「なんであんな実験やっといて正気でいられるんだろう」

御坂「妹達だって、何度も殺された記憶があるはずなのになんであんな普通に会話できるんだろ」

御坂「っつーか、携帯ねだるにしたって私にするモンじゃないの?!なーんでアイツなのよ!」

御坂「いっぺんその辺詳しく問い質して……って、いたー!」ダッシュ

509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:55:05.45 ID:Uw5uVHWYo
御坂「ちょっとアンタ帰ったんじゃないの?聞きたいことあるんだけどっ」ダダダダ

御坂妹「おやお姉さま、またお会いしましたね、とミサカは急いでいるのを隠して挨拶をします」

御坂「隠せてないわよ!何急ぐってどこいくのよ?」

御坂妹「ふふふ、とってもいいところですよ、とミサカは夢心地になります」

御坂「へえ…ん?アンタ首筋に変な模様が…ま、まさかタトゥーなんて入れちゃったの!?」

御坂妹「何のことでしょう?とミサカは首をかしげます。
    お暇でしたら一緒に行きませんか?とミサカはお姉さまをお誘いしてみます」

御坂「いいわよ、私もちょうどアンタに話があるし。で、どこ行くの?私ご飯食べたいんだけど」

御坂妹「ご飯も何にも必要なくなるような素晴らしいトコロですよ、とミサカは先を急ぎます」スタスタ

御坂「ちょっとお、目的地くらい言いなさいよ」スタスタ

510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:55:34.55 ID:Uw5uVHWYo
御坂「……ねえ、ここ廃工場よ?こんな所に何の用があるっていうの?」スタスタ

御坂妹「…もうすぐですよ、とミサカは楽園が近いことを告げます」スタスタ

御坂「楽園?」

御坂妹「素晴らしい世界に旅に出るんです、とミサカはお姉さまと一緒に行けることを嬉しく思います」

御坂「……何言ってるのよ?」

御坂妹「一緒に死んで、一緒に行きましょうお姉さま。ミサカは先に行った10031号達に早く会いたいのです」

御坂「な、、に…?ふざけてるの?」

御坂妹「お姉さまこそ何を言ってらっしゃるのですか?とミサカミサミサミサカミサミsmmkss」

御坂「!?ど、どうしちゃったの?」ガシッ

御坂妹「ミサミサミサミmsslkミサカミサミs」ガクガク

御坂「……!ソウルジェムに反応が…そういえば、魔女は『人間をおびき寄せて食う』とかって」

御坂「まさかこの子魔女に操られてる!?」


コンクリートの壁から染み出るようにして不気味な片羽の天使が出現した。
次々と現れる敵は獲物を狙うハイエナのように御坂たちの周りをくるくると舞う。

御坂「コイツら…魔女の手下!」

戦闘に備えてとっさに魔法少女カエル☆ミサカに変身したが、
どう見ても様子のおかしい妹を守らないと、と思うと抱きとめた体を離すのは躊躇われた。

御坂「この……っ」

近づいてくる魔女の手下へ向かって身じろぎする御坂妹を抱えたままの攻撃は、使い慣れた雷撃。
相手は一瞬しびれたように動きを止めたが、すぐまた動き始めた。

御坂「くそ…ちょっとアンタ、しっかりしなさいどうしたのよ!?」

御坂妹「ミサカミサミさsssmmmm」

511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:56:01.96 ID:Uw5uVHWYo
??「なーにボヤボヤしてんのさあ」

御坂「!?」

御坂が顔を上げると、いつの間にか目の前に赤い髪・赤い服の少女が立っていた。
手には身長より長い槍を持ち、口にはなぜかポッキーをくわえている。

??「死にたくなかったらさっさとそのお荷物置いて逃げた方がいいぜ?」

御坂「な…っ!バカ言わないでよ妹を置いて逃げられる訳ないでしょ?」

??「妹?」

赤い少女は二人の顔を見比べると、納得がいったように頷いた。

??「……フン、そういうことなら助けてやるよ」

言うが早いか長い槍を軽々と振り回し、三人を取り囲む手下達を蹴散らす。

御坂「あ、アンタも魔法少女…!?」

??「……『も』?」

赤い髪の少女はなおも槍を振り回しながら、御坂の声に怪訝そうな返事をした。

??「…アンタの場合は魔法カエルなんじゃねーの?」

御坂「そうね、魔法ゲコ太ね!」フンス

??「そこ胸張るところじゃねーし」

軽口をたたきつつも、槍を薙ぎ、突き、時には九節根のように自在に伸びて次々と敵を殲滅する。

御坂「アンタ強いわね」

??「えへ、そうだろ?」

赤い少女は顔も赤くしてフフン、とふんぞり返った。

512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:56:27.90 ID:Uw5uVHWYo
御坂「でも、」

鋭い紫電が御坂の右手から飛ぶ。
上空にもわらわら沸いていた片羽たちが落とそうとしていた鉄筋が磁力を帯び
不自然な軌道で3人のいる場所を避けて落下した。
コンクリートの地面に激突した派手な音があたりの壁に反響する。

御坂「攻撃重視で防御はおろそかになるタイプみたいね」

??「うっせー今のは話しかけられたせいだっつーの!」

少女は壁を蹴りあがると、廃工場の天井近くまで跳躍した。
放物線の頂点で槍を一振りさせ残った手下たちを一掃し、軽やかに着地する。

御坂「うわ、すごい運動性能ね…肉体強化系の能力者なの?」

??「何言ってんのさ。アンタも魔法少女ならこれくらいできるだろ?」

御坂「う……だ、だって私まだ魔法少女になって2日だもん」

??「なんだいほとんどトーシロじゃん」

御坂「う、うっさいわね!アンタだって油断して頭に鉄筋くらいそうだったじゃない!」

??「う、うっせー!いいんだよアレくらい食らったって全然平気なんだからな!」

言い争いをしている間に魔女の手下の姿は無くなっていた。

御坂「そういえば、敵が出てこなくなったわね。逃げたのかしら」

??「そうみたいだな。妹さん、気失ってるし早く病院でも連れてった方がいいんじゃねーの?」

御坂「そうね。ねえ、アンタも一緒に来なさいよ」

??「はあ?なんでアタシが」

御坂「この子を病院に連れてった後、ご飯付き合ってよ。助けてもらったお礼に奢るから」

??「ごはん…」ジュル

御坂「んじゃいくわよ!……うぐ、意識がない人間て案外重たいわね…」ヨロ

??「……しゃーねえなあ、貸しな。アタシが背負ってってやるよ」ヒョイ

御坂「そんな、悪いわよ」

??「モタモタしてるの見るとイラつくんだよ!さっさと病院に案内しな」スタスタ

御坂「歩くのはやいわね!重たくないの?」ゲコゲコ

??「魔法少女なら力の出力くらい自由に出来て当然だっつーの」スタスタ

御坂「そうなんだ」ゲコゲコ

??「……とりあえず、病院行く前に変身解こうな」

御坂「あ」ゲコッ

513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:57:34.48 ID:Uw5uVHWYo
 〜〜 例の病院 〜〜

カエル医者「ネットワークからの強制遮断プログラムが働いたみたいだね?」

御坂「どういうことですか?」

カエル医者「なんらかの外部操作を受けたようだね?それを危険とみなして中断操作されたんだね?」

御坂「外部操作…」

カエル医者「外傷もないし脳波にも異常は無いみたいだね?目が覚めたら詳しく聞くことにするよ?」

御坂「わかりました宜しくお願いします」ペコ

514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:58:01.18 ID:Uw5uVHWYo
御坂「待たせたわね」スタスタ

??「まったくだよ。人を誘っといてほったらかしにすんなよなー」

御坂「ごめんごめん。そういえば、まだ名乗ってなかったわね。私は御坂美琴」

??「……佐倉杏子」

御坂「佐倉さんね。助けてくれてありがとう」

杏子「『さん』てガラじゃねーっての!杏子でいいよ」

御坂「じゃあ私も美琴って呼んでね」

杏子「で、妹は大丈夫なのかよ」

御坂「気を失って眠ってるだけだって。怪我もなかったし」

杏子「そっか」ホッ

御坂「杏子のお陰よ。助かったわ」

杏子「別にわざわざ助けようと思ったわけじゃねーし」モジモジ

御坂「素直にお礼言われときなさいよ」

杏子「……だってこういうの慣れてねーんだよ」ボソッ

御坂「ん?」

杏子「な、なんでもねーよ!」

御坂「良くわかんない子ね…まあいっか、じゃあごはん食べに行きましょ」スタスタ

杏子「おー」ソワソワ

515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:58:29.37 ID:Uw5uVHWYo
御坂「ほら、早く選びなさいよ」

杏子「う、うーん…??」キョロキョロ

御坂「このアボカドのカルボナーラおいしいわよ」

杏子「んう?アホ…?」

御坂「アボカド!食べたことない?」

杏子「しゃーねーだろー!こういうとこで食ったことほとんどねーんだもん!」

御坂「そうなの?じゃあオススメ適当に頼んじゃうわよ」



杏子「うめー!なあなあこのムニョっとしてるの何だ?」モギュモギュ

御坂「ムニョって…それがアボカドよ」

杏子「あほ…と…かあー初めて食った」ムキュムキュ

御坂「気に入ったんなら良かった」パク

杏子(昔はびんぼーだったし、今は一緒に食べる家族も仲間もいねぇもんなあ…)モグ

516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:59:02.88 ID:Uw5uVHWYo
杏子「なあ、アンタの妹……このままじゃまたさっきみたいな事になるぜ」

御坂「え?」

杏子「首のとこに模様みてーなアザがなかったか?」

御坂「!あったわ」

杏子「やっぱり……『魔女のくちづけ』だな」

御坂「『魔女のくちづけ』?」

杏子「本当に何にも知らねーんだなあ。魔女のいけにえに選ばれた印さ。操られてたんだよ」

御坂「いけにえ…私が気付かなかったら…あの子は……」

杏子「そういうこったな。アンタが魔法少女で良かったな」

御坂「……そうかな。魔法少女で良かった事なんて一つもないわよ」

杏子「願いが叶って力が使えていいことばっかじゃねーの」

御坂「私の願いなんて叶わなかったし、戦い方だってヘタクソだし」

杏子「叶わなかったのか?まあ、魔法で願いを叶えるなんて周りを歪める事だし叶わねー方がいいさ」

御坂「歪めるつもりなんか」

杏子「つもりが無くったってそうだろ?『願い』って言やあ聞こえはいいけどさ、
   ようは自分の思い通りにしたいっていう子供の我侭みたいなもんじゃねーか」

御坂(……たしかに人の心を思い通りになんて、最初から無理があったのかもね)

杏子「無理矢理捻じ曲げて上手くいったように見えてもそのうちデカいひずみになって帰ってくるのさ」

御坂(叶ったとしても不自然な関係はいずれ破綻する…そう考えると即そげぶされてマシだったのかも)

御坂「そうよ!やっぱりこういうことは自力で叶えないと!」ガタッ

杏子「うわっなんだよ急に」ビクッ

御坂「あ……ご、ゴメン。なんか、アンタのお陰で気力が戻ったというか…そんな感じ」チャクセキ

杏子「ふうん?美琴ってすぐ周り見えなくなるタイプっぽいよなーKYって言われるだろ」

御坂「」←コミュ障と言われたばっか

杏子「あっ…冗談!冗談だかんな?」アセアセ

御坂「どおせ私は友達いないしコミュ障だしKYだしスルー属性よおおお!!!」ビリビリビリ

杏子「うきゃあなんだこれ!そこまで言ってねえし!なんだよスルー属性ってあばばbbb」

517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 20:59:40.40 ID:Uw5uVHWYo
御坂「……本当にゴメン」

杏子「マジで痛かったんだからなー!店追い出されるし!デザート食ってなかったのに」プスプス

御坂「でもさすが魔法少女ねー!ピンピンしてるじゃない!」

杏子「まあなー!…って誤魔化そうとしてんじゃねーよ!」プンスコ

御坂「(チッ)あっねえねえアレ食べない?」アセ

杏子「オイ今舌打ちしただろ!物で釣ろうとしてんなよ!」

御坂「ほらお食べー、ヒヨコさんですよー」アーン

杏子「あーんて…」カァァ

御坂「食べないなら私がぜーんぶ食べちゃうわよー」アーン

杏子「く、食うよ!」アーン

パク

杏子「……」モグモグ

御坂「おいしい?私も一個たべよっと」パク

杏子「…なんでだよ」

御坂「ん?何が?」

杏子「なんで、会ったばっかのアタシにメシ奢ったりお菓子食わせたりするのさ」

御坂「なんでって…ごはんは、助けてくれたお礼だって言ったじゃない。それに、」

御坂「友達ならお菓子あげたりくらい普通にするでしょ」

杏子「友達?」

御坂「一緒にごはん食べたらもう友達なんだから!」フンス

杏子「プッ…なんだよそれ」

御坂「いいじゃないの。貴重な魔法少女同士なんだもの、仲良くしましょうよ」

杏子「あは、…そうだな」

御坂「そうでしょ」

529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/04/10(日) 21:24:54.63 ID:7KcIYtXYo
杏子を餌付けた!これで勝つる!
何気にQB以外でまどマギキャラは杏子が初だね

518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:00:07.22 ID:Uw5uVHWYo
杏子「でもアタシはもう行かないと」

御坂「え、どこに?」

杏子「実は見滝原ってとこに行く途中だったんだ」

御坂「学園都市の北の方にある市だっけ。何しに行くの?」

杏子「見滝原市はやたら魔女が出現するとこなんだけど、ソコを縄張りにしてた魔法少女が死んじゃってさ」

御坂「死……!?魔女にやられちゃったの?」

杏子「だろうね。で、代わりにアタシが呼ばれたって訳」

御坂「そっか…気をつけてね」

杏子「人の心配してる場合かよ。美琴のが危なっかしいじゃねーか」ハァ

御坂「うう、そうだけど、心配くらいしてもいいでしょ」

杏子「……心配してもらうなんて久しぶりすぎて、どう反応したらいいのかわかんねーよ」ボソ

御坂「?」

杏子「なんでもねーよ!んで、北ってどっち?」キョロ

御坂「あっちよ。ひょっとしてアンタ迷子になってたの?」

杏子「うううっせー!この町意味不明すぎなんだよ!ヘンなバケツが走ってたりさ〜」

御坂「あはは、清掃ロボのこと?確かに学園都市外では見かけないかもね」

杏子「清掃?アレが掃除してるのかあー。へんなの!」

御坂「変ってwあっち行って落ち着いたらまた学園都市に来なさいよ。案内してあげる」

杏子「そうだな。美琴も、気が向いたら見滝原に来なよ。もし会ったら戦い方教えてやってもいいぜ」

御坂「学園都市の魔女を片付けたらね!お土産にお菓子たくさん持って行ってあげるわ」

杏子「強気じゃねーか!……元気でな、美琴」

御坂「杏子も元気でね!」


519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:00:33.32 ID:Uw5uVHWYo
御坂「……よーし」


御坂「妹を狙った魔女くらい姉の私が始末してやらないとね!」

520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:00:59.46 ID:Uw5uVHWYo
一方通行「カエルパジャマってどこで売ってたっけか……おォ」テクテク

結標「あーあ、これから何を楽しみに生きていけばいいのかしら……チッ」テクテク

一方通行「会うなり舌打ちたァ良い度胸じゃねェか」

結標「あらごめんなさい、つい感情が表に出てしまって」

一方通行(俺そこまでコイツに嫌われる理由あったかァ…?)ウーン

結標「美琴は寮まできちんと送ったわよ。普通に歩いてたし話してたしピンピンしてたわ」

一方通行「そォか(ソウルジェムの仕組みはコイツらに話さねェ方がいいな)」

結標「そっけないわね。で、魔法少女を辞めさせるって話はどうするの?」

一方通行「あァ…それは一旦保留だ」

結標「なんでよ?私が言うのも何だけど確かにあの子には命のやりとりなんて向いてないわ」

一方通行「えっとォ…ホラ、突然昏倒するのが本当に治まったのかまだわかんねェだろ。
     足切断の後遺症もあるかもしンねェし、ソウルジェムの回復力があればひとまず安心かなァと」

結標「ふうん?確かに私もしばらく様子を見たほうがいいと思うわ」

一方通行「……ところで結標」

結標「何?」

一方通行「カエルグッズ売ってる店どこか知らねェか?」キリッ

結標「ちょっとは緊張感持続させなさいよ」

521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:01:26.08 ID:Uw5uVHWYo
 〜〜 一時間後 〜〜

一方通行「はァ〜いい買い物したぜェ」ホクホク

結標「貴方店の中でものっっすごく浮いてたけどね」

一方通行「オマエだって人の事言えねェだろォが。ブツブツ言いながら店内徘徊しやがって」

結標「ええ?声に出てた?!それならその場で言ってよ!」ベシ

一方通行「いてェ!注意したっつゥの三回も!でも全然聞こえてなかったじゃねェか」

結標「そ、そうだったかしら?しょーがないのよ妥協が許されない状況だったんだもの」

一方通行「そンな真剣に何を探してたンだよ」

結標「決まってるでしょう『あーくん☆すうぃ〜とめもりある』用のアルバムよ」キリッ

一方通行「」

結標「何千何万の鑑賞に堪えうる耐久性がありそれでいてあーくんの愛らしさを引き立たせるデザイン
   長期保存性に長けるものを選んで、保存用観賞用使用分の三種をそろえないと」

一方通行「使用分ってなンだ使用分って」

結標「とりあえず目ぼしいのを何種類か買ったから、あとは実際の使用感を」スタスタ

一方通行「ちょっと待て使用って…つゥかアルバム作れる程の写真なンていつ撮った」カツカツ

結標「あら?…ねえちょっと、」

一方通行「待てコラ…あン?何だよ」

結標「あの路地の奥に魔女の結界があるわ…しかも、美琴が戦闘中」

一方通行「何!?寮まで送ったンじゃねェのかよ!」

結標「確かに送ったわよ!今日は大人しくしとくよう言ったのに」

一方通行「チッ…あのバカ、なァにうろうろしてやがンだか…結標、手ェ貸しに行ってやれ」

結標「言われなくても!貴方は来ないの?」

一方通行「俺がノコノコ出て行ってアイツが喜ぶと思うかァ?」

結標「それもそうね。じゃあ、行ってくるわね!」ヘーンシン☆

一方通行「プフッ…おォ、気ィ抜くなよ」

522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:01:51.92 ID:Uw5uVHWYo
一方通行「ダメだ変身シーンは何度見ても吹くわ」ハァ

一方通行「それにしても超電磁砲のヤツ、この期に及んでフラフラ外出するとは」

一方通行「流石クソガキのオリジナルなだけあるなァ……あン?」

御坂妹「」フラフラ

一方通行「なンだオマエ、イヌだかトリだかのエサやりに帰ったンじゃなかったのかァ?」

御坂妹「これはこれは。あなたもあの素晴らしい世界へ呼ばれたのですか?とミサカは声を掛けます」

一方通行「はァ?訳わかンねェこと言ってンじゃねェぞ」

御坂妹「道もわからない第一位とは情けないですね、とミサカは首を振ります」

一方通行「ケンカ売りたいのかコラ……ン?オマエ、首にタトゥーなンざ入れやがったのか!?」

御坂妹「一応世話になっている身ですので連れて行ってあげましょう、とミサカは親切心を発揮します」ガシ

一方通行「グ…ッ?何しやがる…っ」

523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:02:18.56 ID:Uw5uVHWYo
御坂妹のほっそりとした指が、一方通行の首に食い込んだ。
学習装置で得た軍事知識を持って気道を絞るように親指で締める。
ただし、一方通行のチョーカーが妨げとなって力を込めきれず、抵抗する一方通行と共に地面に倒れた。

御坂妹「危ないですからあまり暴れないで下さい、とミサカはマウントポジションを取ります」

モヤシの一方通行にとって、大して重くも無い御坂妹でも跳ね除ける事は難しかった。
ためらいもなく細い首を締め上げる手を掴むのが精一杯だ。

一方通行「……っ」

御坂妹「意外としぶといですね。あぁ、筋肉が少ない人は酸素消費量も少ないらしいですし、と
    ミサカは楽園に導くって大変だなあと思ってみます」

淡々と首を絞める作業を続ける御坂妹。
霞む視界の中、いつもどおり無表情な顔を眺めながら一方通行は不思議なほど冷静だった。
生物としての反射行動で手足がゆるゆると地面を引っ掻く。

一方通行(……あァ、やっぱり俺はコイツらに殺されるンだなァ…)

彼なりに妹達が暮らしやすいように行動してみたり、上位個体である打ち止めを保護してみたり
そんなことが贖罪になるとは思わなかったが、友好的といえなくもない関係を築けているつもりだった。
だが、一万人以上の人を殺した外道が今更何をしようと許されるはずは無かったのだ。

一方通行(……こンなクソッタレが……平然と生きて…がおかしいっつゥの……)

ある意味、ずっと待ち望んでいた断罪。
誰かが裁いてくれるなら。
それが、他の誰でもない妹達であるなら。
一方通行に抗うだけの理由はなかった。

御坂妹の手によって、暗くて、静かな楽園へ。

524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:02:50.86 ID:Uw5uVHWYo


――ゴン!


一方通行「ンがっ!?」ビクッ

御坂妹「」グンニャリ

一方通行「ゲホッ!ゴホ、はぁ…なンなンだクソ……?」ゼーハー

意識を手放しかけた一方通行を現実に引き戻したのは額への強烈な一撃だった。
ついさっきまで機械的に首を絞める作業を行っていた御坂妹はなぜか急に力を失い
覆いかぶさるように倒れた結果、一方通行への渾身の頭突きとなったのだった。

一方通行「オイ!?……どォしたってンだ一体…つゥか重い」

御坂妹「誰が太ってるだとぉぉ!?と、ミサカはミサカに対する侮辱の撤回を要求します!」ガバッ

一方通行「うォ!びっくりした…イヤ、オマエは太ってねェけど上に乗っかられると普通に重いだろ」

御坂妹「……?あれ?ミサカは病院でイヌにモンプチをあげていたはずなのですが…」キョロキョロ

一方通行「あァ?何言ってンだァ…?」

525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:03:23.63 ID:Uw5uVHWYo
御坂「ちょっとアンタ達何してんのよ!?」ゲコッ

御坂妹「……お姉さまこそ何ですかそのカエルぶりは、とミサカは質問に質問で返します」

一方通行「何っつゥか…おォ結標、魔女退治は済ンだかァ」

結標「……路上で騎乗位なんてチャレンジャーにもほどがあるわね」

一方通行「は、はあァァ!?」

御坂「き、きじょーい…」カァァ

御坂妹「うわあ何してるんですか一方通行、とミサカは性犯罪に巻き込まれたことに驚愕します」

一方通行「こっちのセリフだボケ!どォ見てもオマエが俺を押し倒して乗っかってンじゃねェか!」

御坂「やっぱりアンタ妹をな、な、慰み者に……!」

一方通行「慰み者とかリアルで初めて聞いたわ!『乗っかってる』って普通の意味だからな!」

御坂妹「『乗っかる』のに普通じゃない意味があるのですか?と、ミサカは疑問を口にします」

一方通行「オマエは黙ってろ」

526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/10(日) 21:03:53.01 ID:Uw5uVHWYo
結標「騎乗位じゃないにしても何でそんないかがわしい体勢になってるのよ」

御坂「い、いかがわしいって、アンタやっぱり」

一方通行「だァから違うつってンだろ!オマエもさっさとどけっての妙な誤解を招くだろォが!」

御坂妹「ミサカは重くありません!」

一方通行「わかったわかった重くねェからさっさとどけ」

御坂妹「ところで先程あなたの体のとある器官の大きさが通常の六倍になっていたのですがなぜですか?
    と、ミサカは変化の条件を問い質してみます」

御坂「んな……!」

一方通行「一応言っとくが瞳孔の話だからな」

御坂「」

御坂妹「おやおやお姉さまは何と勘違いしたのでしょう?とミサカは首を傾げます」

一方通行「瞳孔開いてたかァ…マジで死に掛けてたンだなァ」

御坂妹「正直こっちのが死に掛けました、とミサカは視覚への暴力に抗議します」

御坂「瞳孔…瞳孔ね、確かに暗いところとかで大きくなるわよね知ってた知ってた」

結標「貴女意外とムッツリなのね」

御坂「違うわよ!べ、べつに変な勘違いなんてしてないんだからねっ!」

御坂妹「ツンデレ風味で誤魔化そうとしていますね、とミサカは分析してみます」

一方通行「いつになったらどいてくれるンですかねェ」

544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:42:53.10 ID:vuFLhTvYo
御坂「アンタさっき病院に帰したばっかりなのに、なんでまた出てきたの?」

御坂妹「せっかくカエルだったのに元に戻ってしまったのですね、とミサカは露骨にガッカリします」

御坂「やっぱり?あのカッコかわいいでしょー?」エヘヘ

結標「あっさり話逸らされてるんじゃないわよ美琴!」

御坂妹「話を逸らしたつもりはありません、とミサカはまず何の話かわからないのですが」

御坂「ひょっとして、楽園がどうのこうの言ってたの覚えてない?」

御坂妹「……?」クビカシゲ

一方通行「さっきもそンな感じの事言ってたぞ」

御坂妹「まったく覚えてませんね…」ウーン

一方通行「そンで、『連れて行ってやる』とか言って急に首絞めてきた」

結標「うわ、ガッツリ絞められた跡残ってるじゃないの。よく生きてたわね」

一方通行「正直これァ死ンだなァと思ったンだが、急にコイツが力抜いてな」

御坂妹(セロリに馬乗りして首絞めたとかMNWに流れたらエライ事になるお…)gkbr

一方通行「勢いで頭突きまで喰らうしよォ…アレ?オマエ首にタトゥー入れてなかったか?」

御坂妹「はあ?ありえません、とミサカは清楚系お姉さんを目指していることを吐露します」

御坂(きっと魔女を倒したから魔女のくちづけの効果も消えたんだわ)

結標「清楚系お姉さんねえ…オリジナルとは真逆の方向を目指してるのね」

御坂「ちょっと淡希、それどういう意味よ」

一方通行「清楚系お姉さンは男にまたがったままお喋りとかしねェと思う」

御坂妹「そういえばまだ馬乗り状態でした、とミサカはおもむろに立ち上がります」ヨッコラセックス

一方通行「腰とかケツの骨が痛ェ…」ムクリ

御坂妹「ミサカは重たくありません!」

一方通行「ハイハイ俺がモヤシなだけですよォ!でけェ声出すな!」サスサス

545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:43:19.18 ID:vuFLhTvYo
御坂「……ねえアンタ本当に一方通行の首絞めたの?」

御坂妹「まったく記憶に無いのですが状況的にそのようです、とミサカは一応の謝意を表します」ペコ

一方通行「『一応』かよ。いいけどよォ」

御坂「潜在的に一方通行に対しての殺意があった…とかじゃないの?」

結標「貴女なかなかえげつないこと聞くわね」

御坂妹「一方通行に殺意、ですか」ウーン

一方通行「……」

御坂妹「ガチで殺り合ったときは怖ええwwwとは思いましたが殺意を抱いたことはありませんね、
    とミサカは自身の心理を分析してみます」

御坂「な」

一方通行「何ふざけてンだ。オマエらが俺を殺したいと思った事がねェ訳がねェだろ」

御坂(セリフ取られた…)

御坂妹「なぜそのように思うのですか?とミサカはその結論に至った過程の提示を求めます」

一方通行「なぜだァ?当たり前だろォが!俺はオマエらを10031人もぶっ殺してンだぞ?」

御坂妹「そうですが、それがミサカの殺意とどう結びつくのですか?とミサカは疑問をぶつけます」

御坂「本気で言ってるの?」

御坂妹「本気ですが……申し訳ありません、ミサカにはまだ確固とした感情が確立されていませんので
    『普通の人間』と反応が違うのであれば謝ります、とミサカは頭を下げます」ペコ

御坂「あ……私こそごめん。アンタを責めたわけじゃないのよ」

546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:44:13.68 ID:vuFLhTvYo
一方通行「自分で言うのも何だけどよォ…特にオマエは俺にかなりボコボコにされたじゃねェか」

御坂妹「そうだ!あの時のベクトルアタックde大回転は痛かったです!とミサカは謝罪を要求します!」プンスコ

一方通行「うェ!?あ、わ、わりィ」

御坂妹「許した」ウン

御坂「ちょっと待てー!何?なんなのよその軽〜いノリは!」

御坂妹「痛かったですが横向きにグルンとか回っちゃって面白かったですし、とミサカは回想します」

御坂「ばか?ばかなの?アンタ殺されかけてたのよ!それを面白いって」

御坂妹「ばかって言った方がばかなんですー!とミサカは最近覚えた返しを颯爽と披露します」

一方通行「オマエはいい加減マジメに答えろ」ズビシ

御坂妹「いてっ!チョップはやめてって上位個体も言ってたのに…とミサカは抗議の眼差しです」サスサス

御坂「……信じらんない。なんでそんなに普通に接していられるのよ」

御坂妹「なんでと言われましても一方通行は仲間みたいなものなので、とミサk「「仲間ァ!?」」

御坂「何言ってるの!仲間が一万人以上アンタ達を殺すわけないでしょ!」

御坂妹「……それは耳に痛い言葉です、とミサカは罪悪感に苛まれます」

一方通行「罪悪感?なんでだよ……オマエらは被害者じゃねェか」

御坂妹「む。聞き捨てなりませんね、とミサカはそれはミサカ達に対する侮辱であると受け止めます。
    ミサカは実験の意味を理解して参加していましたし、一方的に殺されるだけでなく
    それなりにあなたを追い詰めたこともあったはずです、とミサカは無い胸をはります」

一方通行「確かにそうだけどよォ」

御坂妹「誰が貧乳ですか!」プンスコ

一方通行「そこじゃねェよボケ!しかも自分で言っといてキレるとか意味わかンねェ!」

御坂妹「ミサカが絶壁なのはミサカのせいじゃないですもん、とミサカは原因をチラ見します」

御坂「……あー、なんかすげーアホらしくなってきた」

547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:44:40.54 ID:vuFLhTvYo
御坂妹「実験での被害者は10031号までのミサカ達でしょうね、とミサカは目を伏せます」

御坂妹「ミサカ達は戦闘へ赴くミサカ達を疑問に思うことも無ければ止めたこともありませんでした
    と、ミサカは10031号までの妹達を見殺しにしたことを悔やみます」

御坂妹「10031人殺したのが一方通行の罪ならば、
    ミサカ達の罪は10031人死んでもそれがどういうことか気がつかなかったことでしょう」

一方通行「……」

御坂「そうよ、コイツは10031人も殺したのよ!それがどうして仲間なのよ!」

御坂妹「どうしてと言われましても、今現在はネットワークを共有している仲でもありますし」

一方通行「オイ」

御坂「ネットワーク…MNW?どういうことよ」

御坂妹「先日言った通り、現在このモヤシとミサカ達は相互扶助のような関係にありまして」

一方通行「オイ余計な事じゃべンな」ガシ

御坂妹「なぜですいい機会ですしお姉さまにも話しておいた方が……
    チョークスリーパーはヤバイですキマってます、とミサカはギブギブ」ペシペシ

御坂「アンタ達ちょいちょいイチャつくのホントやめてくれない?」イライラ

御坂妹「何言ってるんスか、とミサカはお姉さまの認識にドン引きしつつ引き続き解放を要求します」

一方通行「何でもそォいう方向に見るとか、小五男子かよ思春期入りたてかァ?」ギリギリ

御坂「」←コミュ障+KY+ 小五男子(←new!)

結標(さすがに美琴が不憫になってきたわ…)

548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:45:06.13 ID:vuFLhTvYo
御坂妹「KYのお姉さまでも気付いてらっしゃると思いますが、一方通行はこのとおり杖をついています」

御坂「KYって…待ってよ私そこまで空気読めてないはずないんだけど!杖がどうしたってのよ」

一方通行「しゃべンなつってンだろォが!」ギリギリ

御坂妹「ぅぐ…骨が、細く貧弱で肉の少ない前腕の橈骨が食い込んでヤバイです、とミサカは」ジタバタ

一方通行「言い方がいちいち腹立つンだよオマエh」ヒュン

御坂妹「ゲホッ、ケホケホ…あれ?突然背後の白いのが消えました、とミサカは周囲を見回します」

結標「邪魔くさいから私が飛ばしたわ」フン

御坂「座標移動で?アンタ結構無茶苦茶するわね…」

結標「ビルも何もない上空に放り出したからアイツなら落ちる前になんとかするでしょ」

549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:45:32.91 ID:vuFLhTvYo

一方通行「はァ?」パッ ←空中

一方通行「なンだこりゃァァ結標あの野郎ォォ!!」カチッ

上条「うげっ!?」ドガッ

一方通行「グハッ?」ベチャ

上条「ううう…人が降ってくるなんて…不幸だ…」グッタリ

一方通行「クソ…まさか着地点に三下がいるとは…不幸だァ…」ヨロヨロ

上条「空から降って来て許されるのはシータだけだろ!」

一方通行「なァンでこンなとこにいるんだよオマエはよォォ!!」

上条「えええ?フライングボディーアタック気味に降ってきといて逆ギレ?!」

一方通行「オマエがいなけりゃベクトル操作で軽やかに着地できたンだよ無駄そげぶしやがって!」

上条「へ?そ、そりゃスマン…」

一方通行「チッ、ボンヤリ歩いてンじゃねェぞクソッタレが」ペッ

上条「え、何コレ俺悪くなくね?」

550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:46:00.41 ID:vuFLhTvYo
御坂「……で、杖がなんなのよ」

御坂妹「反射でカスリ傷すら負わないはずの一方通行が杖をつかないと歩けないほどのケガをする…
    おかしいとは思いませんか?とミサカは問いかけます」

御坂「確かにそうだけど」

御坂妹「実はですね、」


 カクカクシカジカ


御坂妹「という訳で妹達の危機が一方通行によって回避されたのです、とミサカは概要を伝えます。
    その時の怪我で失った演算能力を現在はMNWで補助しているのです」

御坂「それで『仲間』って訳?ネットワーク補助してるから?」

御坂妹「それもありますが、お互い実験動物同士でしたので、とミサカはあえての自虐表現を用います」

御坂「実験動物だなんて…!」

御坂妹「もちろん、今はそんなこと思ってませんよ?とミサカは予めことわっておきます。
    ミサカはお姉さまとあの方に『人間』として接していただいて、個々の命であると知りました」

御坂「そうよね、そのせいでアイツにミョ〜に懐いてるもんね?」

御坂妹「そして一方通行も『人間』として接してきた打ち止めに懐いているようです、と
    ミサカは語弊があるかもしれない表現をあえて使います」

御坂「な、懐くって…その打ち止めって外見10歳くらいなんでしょ?第一位はロリコンなの…」

御坂妹「アクセロリータ、通称『セロリ』です」ウン

御坂「えぇー…えええぇぇぇー……」ドンビキ

御坂妹「冗談です、とミサカはお茶目を発揮したことを暴露します。テヘッ☆」

御坂「おい」

551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:46:26.94 ID:vuFLhTvYo
御坂妹「一方通行も上位個体によって自身も『人間』だと気付いたのでしょう、とミサカは推察します。
    あの方にミサカ達は『人間』だと教わったように」

御坂「アイツは人間なんて超えちゃってるじゃない」

御坂妹「ええ、そうなんです。と、ミサカは断定の返事をします」

御坂妹「周りから常に『化物』『怪物』として扱われてきたのが一方通行です」

御坂「!」

御坂妹「研究所でも遠巻きにされ恐れられ、一方でレアな研究対象として一挙手一投足観測されていました
    と、ミサカが見聞きした範囲での日常を述べてみます」
    
御坂「……それで『実験動物』同士だって思ったの?」

御坂妹「お互い『個』としての性質を必要とされず、能力や性能のみで認識される存在でしたので
    と、ミサカは当時は気付かなかったことですが、と注釈を入れます」

結標「かなり特殊な能力だものね『一方通行』って。私の知ってる限りでも完全に兵器扱いだったし」

御坂「アイツって、能力発現時から第一位だったんだっけ?」

御坂妹「まあ、そんなカンジで周囲から『研究材料』『化物』『兵器』として扱われてた一方通行が
    フツーに話しかけきてフツーに一緒にごはん食べた上位個体を特別だと思っちゃうのは当然かなあと
    ミサカはモヤシがセロリにジョブチェンジするのもわかる気がします認めねーけど」

御坂「確かに、超能力者を能力度外視で見てくれる人って特別だって思っちゃうわね」

結標「しょうがないわ能力者ってのは元々そういうものよ」

御坂妹「んで、最近やっと『人間扱い』してくれる人ができてどう振舞えばいいのかイマイチ判ってない
    一方通行にちょっと共感していたりするのでした、とミサカは現状を伝えます」

御坂「共感ねえ……」

552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:46:53.34 ID:vuFLhTvYo
御坂妹「妹達は接触できる対象が少ないのであんなのでも貴重な対人経験なのです、と
    ミサカは思っていますがコミュニケーション実践の相手としては適当でないのも事実です」

御坂「そりゃあアイツと良好な人間関係築くなんて難易度高いってレベルじゃないでしょうよ」

御坂妹「というか…基本的にあちらがミサカの事を苦手にしているので、とミサカは溜息をつきます」

御坂「へ?仲良さそうにしてたじゃない」

御坂妹「苦手な相手でも普通に会話くらいはするでしょうこれだからコミュ障は…と、
    なんでもありません何も言ってませんよ?とミサカは必死でシラを切ります」

御坂「ちくしょう妹にまでコミュ障呼ばわりかよ」

御坂妹「やはり実験のことで負い目があるらしく基本的にこちらの話は丸呑みなんですよねー、と
    ミサカはその弊害で妹達がだんだんワガママになってきている気がするのです」

結標「傍で聞いてる分には普通に言い合いしてるようだったけど?」

御坂妹「彼はいわゆるツンデレ(笑)ですので一応反論してくるのですが
    なんだかんだで結局折れるんですよね、とミサカはミサカの増長の原因を押し付けます」

御坂「ツンデレぇ〜?めんどくさい奴ねー」

結標御坂妹((おまえがいうな)とミサカは反射的にツッコみます)

553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:47:19.71 ID:vuFLhTvYo
御坂(確かに『超能力者』って能力や序列だけで評価されがちよね)

御坂(チヤホヤされても輪に入れないし、だからコミュ障に…って私は違うけど!!)

御坂(第三位になったとたんに周りも露骨に変わったし…良くも悪くも)

御坂(……能力発現したばっかりの子供のころからずっと『化物』扱いだったのかしら)

御坂(そういえば私も初対面で化物だって思ったし…序列は違うけど同じ超能力者なのに)

御坂(周りが『化物』としか扱ってこなかったなら本人も自分は『化物』だと思うしかないのかも…)

御坂「……」

御坂妹「あれ?黙っちゃいましたね。なんだかシリアス展開になってしまいましためんどくせーな
    と、ミサカは重たい空気をぶち壊したい気持ちでいっぱいです」

結標「原因は貴女なんだけどね…部外者の私が言うのもなんだけど、本当に一方通行を恨んだりしてないの?」

御坂妹「うーん…もう少し感情が発達すれば明確になるかもしれませんが、とミサカは思案します。
    怖がったり避けたりする妹達もいますが氏ね殺すと思ってる個体はいませんね今んとこ
    とミサカはごく一部の例外を除いての統計結果を告げます」

結標「それが信じられないのよね…仲間だと思ってる相手に殺されたら余計に恨みそうな気がするんだけど」

御坂妹「ああ、やはり認識の違いから説明するべきでしたね、とミサカは思い至ります。
    『ミサカ達を殺す行為を含めて』仲間だという認識だったのです、とミサカは解説します」

554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:47:46.14 ID:vuFLhTvYo
御坂妹「あの実験が無ければミサカ達はどのみち破棄されていたでしょうし、『実験動物』の中から
    神にも等しい存在が生まれるとかスゲーんじゃね?と、ミサカは思ってましたし」

御坂「アンタらのノリ軽すぎるわよ」

御坂妹「こういう風にプログラムされてしまったのでしゃーなしです、とミサカは開き直ります」

結標「こんなにあっけらかんとされたら一方通行も居心地悪いでしょうね」

御坂妹「む、なぜでしょう、とミサカは問い質します」

結標「そりゃあ…さっきアイツも言ってたでしょう貴女達は『被害者』だって。
   罪悪感を持ってる相手が平然としてたら謝る事もできないでしょ、あの対人スキル低い奴じゃ」

御坂妹「ぬぬぬ、謝られても困るのですが、とミサカは苦悩します。
    アレに謝られたらミサカも背後から撃ったり集団で爆撃したり遠方から狙撃したりしたことを
    謝らなければなければならないでしょうか、とミサカは質問します」

御坂「なにそれアンタ達そんなことしてたの?」

御坂妹「そりゃ『一方通行を殺す』という行動指針の元動いてましたので、とミサカは肯定します。
    今思えば二万人から常に命を狙われてるって結構ヤベーな、とミサカはブルってみます」

結標「相手が一方通行以外だったら死んでるわよ普通」

御坂妹「そうなんですよねー普通なら即死レベルのことを一万回以上仕掛けてたわけですので
    と、ミサカは謝られても逆にめんどくせーなーと思ってみたり」ウーン

御坂「でも…謝って済む話でもないわよそんなの…」

御坂妹「たくさん話したので腹減ってきました、とミサカはそろそろ夕飯の時間なので帰っていいですか?」

御坂「アンタの方がよっぽどKYじゃないのよ!」

御坂妹「つーか最近KYってあんまり使わないですよね(笑)と、ミサカはジェネレーションギャップを指摘します」

御坂「」

555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:48:12.39 ID:vuFLhTvYo
御坂「なんなのあの子なんなのもう」グス

結標「ど、どんまい…」

御坂「私の知らない間にずいぶん性格が悪くなってる気がするわ」

結標「あれも個性のうちってことにしときなさいな……ってことで、えいっ」ポコッ

御坂「イタッ?何するのよ」

結標「寮に送った時何て言ったか覚えてるわよね?」

御坂「う…だ、だって」

結標「えい」ペチッ

御坂「いたっ。ごめんなさい…」サスサス

結標「明らかに体調おかしかったでしょう?無事だったからいいものの、無茶しすぎよ」

御坂「約束破るつもりはなかったのよ?でも妹が魔女に操られてるのをほっとけないわよ」

結標「操られてた?さっきの子が?」

御坂「うん、操ってた魔女を倒したからもう大丈夫だと思うけど」

結標「そうだったの…でもそれなら尚更一人で行ったらだめでしょう」

御坂「いきなりで連絡する余裕も無かったのよ。それに言ったら怒られるかなあなんて…」

556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:48:38.81 ID:vuFLhTvYo
結標「えい」ピシッ

御坂「いたっ。だからごめんってば」サスサス

結標「何で怒られるか判ってるわけ?私も一方通行も心配してたのよ?」

御坂「淡希はともかく一方通行は私が邪魔だから追い払っただけでしょ」

結標「途中でまた倒れるかもしれないから貴女を寮まで送ってやれって言ったのは一方通行よ」

御坂「え…」

結標「それに貴女が邪魔って訳じゃなくて魔女狩りなんて向いてないから遠ざけようとしたのよ」

御坂「向いてないってどういうことよ」ムッ

結標「だって防御紙じゃない」

御坂「ぅぐ…淡希まで私のこと足手まといだって言うの?」

結標「言わないわよ。攻撃力はどうみても貴女の方が上だし」

御坂「でしょっ」フフン

結標「でも攻撃する時に魔女に近づかないといけないぶん、リスクが高いのよ。
   私や一方通行はいざって時に回避する手段があるけど、貴女の場合それがない」

御坂「魔女をほっといたら今日の妹みたいに危ない目に合う人がいるのよ?
   なのにリスクを避けるために戦うのをやめろっていうの?」

557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/21(木) 18:49:05.08 ID:vuFLhTvYo
結標「そうは言ってないでしょ」

御坂「へ?……だって、一方通行は魔法少女やめろって」

結標「別に私はアイツの手下ってわけじゃないし言う事聞いてやらなきゃいけない義理なんて無いわよ」

御坂「でもアンタも『向いてない』って言ったじゃない」

結標「向いてないのは本当よ。でも、それでも貴女は魔女退治をやるつもりなんでしょう?」

御坂「……魔女を倒す力があるのに逃げる訳には行かないわ」

結標「そー言うと思った。んじゃ、一緒にやりましょ」

御坂「いいの?」

結標「二人の方が効率いいでしょ。それに私だってあんなのに知人や仲間を狙われるなんて御免よ」

御坂「淡希…」

結標「私の知らないところで貴重なショタが犠牲になったりしたら自分を許せそうにないわ」ギリッ

御坂「……」

558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/04/21(木) 18:51:34.62 ID:vuFLhTvYo
>>547あたりの挿絵的な
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1552853.jpg
一方さんと妹達が仲良しなのが好きなんや…

それでは

560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/21(木) 19:05:42.04 ID:wfYK/JT70
肘のところを喉に合わせてない辺りガチで落とすつもりだったんだな一方さん

562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]:2011/04/21(木) 19:48:12.74 ID:mxHXOfpC0
おいおい、なんだよこの絵のクオリティは!

616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:38:56.90 ID:3a0ANVW8o
一方通行「いてて…、いきなり空中に飛ばすとかヘタしたら死ンでるぞ結標の奴…」カツカツ

prrrr

一方通行「ン?土御門か」pi

土御門『よぉ一方通行。魔女退治とやらは順調か?』

一方通行「まァな。ンで何かわかったかァ?」

土御門『あれ?子供の声じゃなくなってるな元に戻ったのか?』

一方通行「あァ、三下のそげぶが効いてラッキーだったぜ」

土御門『チッ…アルビノショタメイド一回拝んでみたかったにゃー』

一方通行「あ゛ァ!?」

土御門『こっちの話だ。それより、メールに添付されてた動画観たんだが』

一方通行「おォ…どォだったよ」

土御門『笑い殺す気かwwwwww腹筋がさらに割れるとこだったにゃーwwwww』

一方通行「オマエそれ以上腹筋割ってどォすンだよwww」

土御門『結標www変身のエフェクトと共にキメポーズとかwwwアレは耐えられんぜよwww』

一方通行「思い出させンなバカwwwヘタしたら呼吸止まって死ぬぞ俺wwww」

土御門『お前虚弱だもんなwwww』

一方通行「うるっせェwww」

617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:39:23.37 ID:3a0ANVW8o
土御門『で、お前の言う魔女及び魔法少女についてだが』キリ

一方通行「おォ」キリ

土御門『変身して武器を自在に出す…これは魔力を物質に変えているという事だろうな』

一方通行「能力で物質を生み出すのはかなり難しいはずだが魔術ではどォなンだ」

土御門『相当力の強い術士ならあるいは、といったところだろうな。それも大掛かりな準備が要る』

一方通行(ピョン吉はあっさり魔力をソウルジェムに形成していた…かなりの力を持ってると考えるべきか)

土御門『魔術ってのはいつでもどこでも気軽に使えるものじゃないからな』

土御門『逆に言うと、術具や気象や日時とかの条件をそろえば素人でも強力な術を使う事もできる』

一方通行「ン?道具はわかるが、日時が関係するってのはどういうことだ?」

土御門『例えばもうすぐ「ワルプルギスの夜」と呼ばれる魔術的に大きな意味がある日が来る』

一方通行「ワルプルギス?ゲーテの戯曲だったか」

土御門『聖人の名前が元ネタだ。その聖人の誕生日であり、神がルーン文字の知識を得る為死んだ日とされている。
    その夜は死者と生者との境が弱くなることを利用し蘇りや死者への干渉を可能とする術式や(ry』

一方通行「あァ、そのヘンはワケワカランからもォいい」

土御門『せっかく北欧神話を陰陽道に絡めての術式構築まで講釈してやろうとしたのに冷たいにゃー』

618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:39:58.88 ID:3a0ANVW8o
一方通行「魔術なンざ詳しく知ったらかえって危ねェだろォが」

土御門『まあ、そういう特別な日は魔力が高まったり術の効力が上がったりするってことだ』

一方通行「ふゥン。魔女も魔法少女もそォいう日は魔力が強くなったりするのかねェ」

土御門『「活かし方」を知っているかによるが…そうだな、ワルプルギスの夜はヘクセンナハトとも言うな』

一方通行「Hexennacht(魔女の夜)?」

土御門『魔女が集まり酒宴をするという伝承があってな。その伝承にかけて混乱を引き起こす術や(ry』

一方通行「薀蓄はいいっつゥの」

土御門『少しくらい付き合ってくれてもいいと思うんだが…あと、魔女の被害の件』

一方通行「ヤツら異空間に隠れてやがったが、痕跡は辿れそうだったか?」

土御門『それが全くわからなかった。結界を張る場合は何らかの痕跡が残るのが普通なんだが』

一方通行「なンだよ使えねェな」

土御門『そう言うなよ。今までの魔術とは全く違う方式の術とでも思わんと説明がつかない状態だ』

一方通行「そォいやあのケモノ、未知の物質で構成されてたしなァ」

土御門『きっと宇宙人の仕業に違いないぜい!』

一方通行「言ってろ」

土御門『冷たいにゃー今夜は舞夏も来なくて寂しいんだぜい……』

一方通行「気持ち悪ィィこれ以上どォでもいい話が続くなら切るからなァ!」

619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:40:24.92 ID:3a0ANVW8o
土御門『待て待て別件だが話がある!ちょっと問題があってな頼まれてくれないか?』

一方通行「くだらねェ事だったらお断りだ」

土御門『これが結構な大問題でな。第三次世界大戦に間に合わなかった新兵器の在庫がかなりの数あるだろ』

一方通行「どこの学区で保管するかご丁寧にテレビでアナウンスまでしてやがったなァ」

土御門『警備員だらけの第2学区や空軍基地だらけの第23学区に侵入しようなんて普通思わないからな』

一方通行「ヘタに他の学区を嗅ぎまわられる方が面倒だって事か」

土御門『で、昨夜その倉庫からいくつかの兵器が盗まれた』

一方通行「はァ?学園都市の警備はそこまでザルだったのかよ?」

土御門『それが警備網に全く引っかかってないそうだ。セキュリティをハックした形跡も無しだと』

一方通行「……空間移動系の能力者か?」

土御門『当然AIMジャマーも設置してあるから考えにくいな』

一方通行「ならオマエの領分じゃねェのか?魔術でも姿消したり物運んだりくらいできるンだろ」

土御門『魔術はそれ程万能って訳じゃない。対戦車駆動鎧を気取られず盗む程の術なら多少の痕跡が残る筈だ』

一方通行「オイオイなんつゥモン盗まれてンだよシャレになンねェだろ」

土御門『だから大問題だと言っている。ただ、本体は盗まれたが制御用チップや弾薬は別保管してあってな』

一方通行「気がついた犯人がもう一度盗みにくる可能性があるって事か」

土御門『そういう事だ。能力者か魔術師か単なる大泥棒かは不明だが、全部対処出来るのはお前くらいだろ』

一方通行「めんどくせェ事押し付けやがって」

620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:41:05.42 ID:3a0ANVW8o
土御門『そう言うな。上層部が土下座する勢いで泣きついて来たから思いっきり吹っかけてやったぜい。
    バックアップはする。キッチリ報酬を出すから頼むぜ、もちろん成功報酬だがな』

一方通行「中抜き便利屋がずいぶンえらそうだなオイ。犯人は生け捕りすりゃァいいンだろ?」

土御門『盗んだブツの在り処を吐かせられたら死体でもいいが、処理が面倒になるからな。生きてた方がいい』

一方通行「素直に吐くとも限らねェしなァ、了解。つゥかオマエはいつまでこンな闇に片足突っ込ンでるつもりだ」

土御門『しがらみは無くとも一度構築した実入りのいいツテは簡単には手放せないな』

一方通行「そこまで金に困ってる訳でもねェだろォが」

土御門『オレには壮大な夢があるんだぜい!あらゆる要素を網羅したメイド服専門店を立ち上げるという』プツッ

一方通行「くっっっだらねェェ…」ハァ

一方通行「また残業かァ…俺もずいぶンと奉仕精神溢れるようになっちまったもンだ」カツカツ

一方通行「……カエルの店で買った物が邪魔すぎる……」ガサガサ

一方通行「先にガキ共に渡しに帰るかなァ」カツカツ

621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:41:35.16 ID:3a0ANVW8o
 〜〜 黄泉川家 〜〜

一方通行「はァしンど…」ガチャッ

打ち止め「おかえりなさーい!ってミサカはミサカはどーん!」ドカッ

一方通行「うォあっ?」ドテッ

番外個体「ぎゃははは!幼女にマウントとられちゃう第一位ってかあ!ウケるんですけど!」

打ち止め「と言いつつ玄関までお出迎えする番外個体なのであった、ってミサカはミサカはナレーションしてみる」

番外個体「ち、ちげえし!ミサカは一日に2回も騎乗位されちゃうモヤシを笑いに来ただけだもん!」

一方通行「いいからどけ」

打ち止め「ええー10032号は累計300秒以上座ってたのに!ってミサカはミサカはずるい!って訴えてみる!」

一方通行「なンで知ってンだよ!?10032号とネットワーク繋がってたのか?」

打ち止め「そりゃそうだよ、ってミサカはミサカは上位個体のお仕事をアピールしてみたり!」

番外個体「ヒキニートがやっとバイトに出たんだもん、そりゃー幼女だって心配しちゃうよね」キャハハ

打ち止め「10032号の様子がおかしかったからモニタしてただけもん、ってミサカはミサカは弁解してみたり。
     ノイズが多すぎて何してるのかよくわからない時間帯があったんだけど……」

番外個体「なーんか外部からの干渉があったみたいなんだよね」

一方通行「何!?オマエらは大丈夫なのか?」ガバッ

打ち止め「う、うん、影響があったのは10032号だけだったんだよ、
     ってミサカはミサカはあなたに心配してもらって嬉しさを隠せなかったり」エヘヘヘ

番外個体「ミ、ミサカはあなたに心配される程マヌケじゃないんだからねっ」テレテレ

一方通行「わかったからどけ」

622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:42:12.10 ID:3a0ANVW8o
黄泉川「おー!一方通行おかえりじゃん!仕事はどうだった?」

一方通行「色々めンどくせェ…またすぐ出る」

芳川「あら、じゃあなんで帰ってきたの?」

一方通行「オマエに言われるとなァンか引っかかるンだよなァ…荷物を置きに来たンだよ」ドサ

打ち止め「ええー?!一緒にごはん食べようよー!ってミサカはミサカは駄々をこねてみたり〜」ジタバタ

一方通行「うるせェ!コレやるから大人しくしてろ」ガサ

打ち止め「なに?ってミサカは…わああ!ケロヨン着グルミパジャマだー!ってミサカはミサカは大歓喜!」

黄泉川「初任給で家族にプレゼントかあ、いいとこあるじゃん!」ニヤ

一方通行(初任給…?ってそォいやQB手伝っても給料なンて貰ってねェなァ。今度ゆすってみるか)

打ち止め「ねえねえ着てもいいかな?ってミサカはミサカはソワソワしてみる!」ワクワク

黄泉川「肌に直に触れるし一回洗ってからにするじゃん」

打ち止め「ええー…ってミサカはミサカは不満を表明してみたり」ブー

一方通行「少しくらいガマンしろ」

番外個体「さぁすが親御さん過保護全開!この子だけにお土産ってか!まあミサカはカエルなんてゴメンだけど!」

一方通行「あァ、オマエはいらねェのか」ガサ

番外個体「え!?ミサカにもあるの?」

一方通行「オマエのことだからずるいとか言いだすかと思ってなァ。でもいらねェよなァカエルだもンなァ」

打ち止め「わあーピョン子スリッパだ!ミサカも欲しいってミサカはミサカは番外個体がいらないなら

番外個体「いる!いるってば!」バッ

一方通行「あれェ〜?ワーストさンはカエルなンてゴメンなンじゃなかったンですかァ?」

番外個体「う…いいの!だってこれはピンクでミサカのアオザイとも合うし」ケロケロ

打ち止め「歩くと鳴き声がするんだね、ってミサカはミサカは耳をすませてみたり」

623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:42:41.12 ID:3a0ANVW8o
番外個体「ほんとだあ!なにこれなあにこれ、第一位趣味わっるーい!」ケロケロケロ

一方通行「スリッパから音が出るなンて知るかよ」

番外個体「人にあげる物ならもうちょっと良く見て買うよね普通!信じられないんだけど!」ケロケロケロケロ

打ち止め「いらないならミサカが

番外個体「いらないとは言ってないし!ちょうどスリッパ欲しかったところだし!」ケロケロケロケロケロ

一方通行「ケロケロうるせェからじっとしてろ」

打ち止め「ケロケロかわいいから仕方ないのだ、ってミサカはミサカは擁護してみる」

番外個体「違うもん歩かないといけない用事があるだけだもん」ケロケロケロケロケロケロケロ

芳川「……相当気に入ったみたいね?」

黄泉川「いいことじゃん。あー私もネトゲニートさんから初任給でプレゼント貰いたいなあ〜」チラチラ

芳川「あ、そろそろクラハンがあるからログインしなきゃ」

一方通行「黄泉川はコレなァ」ポイ

黄泉川「え!私にもあるじゃん?カエル型のしゃもじかあ〜かわいいじゃん」

打ち止め「これでごはんよそって貰ったらきっとおいしさ倍増だよってミサカはミサカははしゃいでみる!」

芳川「一方通行、私には?」

一方通行「ずいぶンと図太いニートだなァ……ン」スッ

芳川「ブックカバーね、ありがとう。攻略本にでも使おうかしら」ペラ

 『TOWNWORK学園都市 第七学区版』

芳川「」

一方通行「働け」

624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/25(月) 02:43:07.76 ID:3a0ANVW8o
一方通行「ンじゃ行ってくる」

打ち止め「えうう…せめてごはんだけでも一緒に食べようよー、ってミサカはミサカは懇願してみる」

番外個体「これ以上モヤシになったらどうするつもりかにゃーん?虚弱度第一位も狙うってかあ?」

黄泉川「こらこら仕事だって言ってるんだから引き止めたらダメじゃん」

芳川「懐かれてるわねえ“お父さん”は」クスクス

打ち止め「お父さんじゃないもん、ってミサカはミサカは…あ、でもお父さんって呼ぶ場合も…」ブツブツ

番外個体「違うってばミサカはこんなヒョロいの潰したって面白くないから」アセアセ

 バタン

打ち止め「行っちゃったー!ってミサカはミサカはスルーされた事実にショックを受けてみたりー!?」

番外個体「何アレ!?せっかくミサカがかまってあげようとしたのにさー!」

芳川「ほほえましいわね」ウフフ

黄泉川「で、桔梗はいつから働くじゃんよ」

芳川「季節の変わり目は体調を崩しやすい。5月から本気出す」キリッ

黄泉川「……ほんとじゃんね?」

626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/25(月) 02:48:41.85 ID:pbIhsJka0
学園都市の兵器盗むとかほむほむマジパネェ
それでもワル夜に勝てる気がしないが…

627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/25(月) 05:52:12.64 ID:f9qMVBrC0
それでも一方さんなら……
一方さんなら何とかしてくれる!

628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2011/04/25(月) 07:11:56.70 ID:p5ekrYr4o
ほむほむ何てとこからも盗んでんだw

670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:00:26.66 ID:V1C4D6jLo
一方通行「ン…土御門から指示が来てるな」ピッ

一方通行「ニ学区の倉庫で待機ねェ…いつ来るともわからねェのを待つなンてダルいなァ」ハァ

一方通行「……朝まで来なかったらどォすンだメシ抜きで徹夜かァ?」カツカツ

一方通行「……コーヒーでも買っていくかァ…刑事ドラマの張り込みみてェだなァ」ソワソワ

一方通行「ちょっと楽しくなってきた」カツカツ


 〜〜 第二学区・倉庫 〜〜

一方通行(……前言撤回)

一方通行(クッソ暇なンだが…)ボー

一方通行(……)

一方通行(メシ食ってくりゃよかったなァ…)グー

一方通行(……)

一方通行(ねみィ…)ファ〜

一方通行(……)

671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:00:53.53 ID:V1C4D6jLo
第二学区の中心部、
広い訓練場の横にいくつも併設された倉庫のうち、消耗品保管用の建物の最奥に一方通行はいた。

壁沿いに設置された大きな棚にはギッシリと弾薬の詰まった箱やらオイル缶やらが並べられている。
火薬や油の淀んだ臭いがたまる倉庫の隅っこに白い人影がひっそり座っている光景はちょっと不気味だ。
一方通行を囲むように設置されたいくつものモニタが第二学区内の監視カメラの映像を映している。

一方通行(雨も降って来たしコンクリに直座りは冷えるなァ……)

ジジイのようなことを考えながら耳を澄ます。
訓練場のアスファルトと倉庫の屋根を叩く雨音だけがえんえんと響き、時間の感覚が鈍くなりそうだった。

一方通行(……?)

ふと、雨音の中に異質な音が混ざっていたような気がして、チョーカーのスイッチを入れる。
この周囲には定時の見廻り以外近づかないよう手配しているはずだ。
空気中の水分密度を操り音の伝達速度を調整し、遠方から聞こえた異質な音の正体を探る。
百メートル程離れた訓練場入り口を通りこちらへ向かってくる女性の靴のヒールの音のようだった。

一方通行(土御門の野郎、警備員の配置指示手ェ抜いたンじゃねェだろォな)

ヒールの音は一定の間隔でコツ、コツ、と一方通行がいる倉庫の方へ向かってきている。

672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:01:20.70 ID:V1C4D6jLo
一方通行(落ち着き払った歩調だが、……まさか犯人か?)

体勢を整えるべく立ち上がろうとした時、足元に置いてあったコーヒーの缶が反射膜に触れ、弾いてしまった。
相手の足音が聞こえるということは、相手にもこちらが音を立てれば聞こえる距離だということだ。
うちっぱなしコンクリートの床にスチール製の空き缶が転がる音はさぞ響くだろう。

一方通行(やべ……!?)

しかし音はしなかった。
というか、缶は倒れなかった。

倒れかけ、斜めに底が浮いた状態で静止していた。

一方通行(なンだこりゃァ…?)

ふと、雨音が小さくなっているのに気付く。

一方通行(雨が止ンだ……いや、)

雨の中から防音性の高い建物に入ったかのような。
遠くからかすかに地面を打つ雨音は聞こえる。
だが、一方通行のいるあたりだけ台風の目に入ったかのように音が止んでいた。

673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:01:46.94 ID:V1C4D6jLo
一方通行(おかしい……この違和感…)

空き缶に気を取られてはいたが、自身の反射膜が「許可リスト」外のモノを弾いたのには気がついていた。

一方通行(別の空間、別の次元に紛れ込ンだみてェなこの感覚は……)

静まりかえった倉庫の前でコツコツと近づいてきた足音が止まる。
続いてカチリ、と万全のセキュリティを施してあるはずのドアが開く音がした。

一方通行(オイオイ生体認証2つとICカードがねェと開かないンじゃねェのかよ)

棚の影からドアから入ってくる人物を伺う。
低い身長、華奢な骨格、細い足。

一方通行(犯人が女ってのも驚いたが、その上ガキかよ…超電磁砲と同じくらいの年か?)

侵入者である少女は慌てる様子もなく淡々と棚を物色している。

一方通行(ガキだからって見逃す訳にはいかねェよなァ)

674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:02:25.14 ID:V1C4D6jLo
一方通行「イタズラはそこまでだ」ガシ

??「……!?」ビクッ

一方通行「学園都市に盗みに入る技術と度胸は買うが、それにしちゃァビビリすぎだな」

??「……手を放して」

一方通行「どう考えても通る訳がねェ要望をする意味あンのか?」

??「放さないなら撃つわ」カチャ

一方通行「拳銃ねェ…そンなもン出したらコッチも射殺が視野に入ってくるンだが?」カチャ

??「……それはないわ。あなたは昨日消えた駆動鎧の行方を知りたいはず」

一方通行「ただのバカじゃねェよォだな、魔法少女さン」

??「な…!?」

一方通行「この手の甲の石、ソウルジェムだろ」

??「あなた何者なの?」

一方通行「教えてやってもいいが、まずオマエが使ってる魔法を解くのが先だ」

??「!」

一方通行「俺には効かねェって判ってンだろ?」

??「何もかも知っているというの?」

一方通行「さァな。素直に従うなら話を聞いた後釈放してやる」

??「釈放なんて簡単に言っていいの?そんな事言って警察に突き出すつもりじゃないのかしら」

一方通行「どのみちオマエの力を使えば脱走し放題だろ。オラ、さっさと解け」

??「……わかったわ」カチリ

少女の左前腕のバックラーから歯車が噛み合うような音がしたとたん、雨が倉庫の屋根や地面を叩き出した。
カランカラン、と一方通行が蹴飛ばしたまま宙に浮いていた空き缶が転がる音が倉庫内に響く。

675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:02:53.82 ID:V1C4D6jLo
一方通行「時間停止能力か」

??「こんなにすぐ気付くなんて…何者なの?魔法を解いたら教えてくれるんでしょう」

一方通行「俺はあらゆる事象を『反射』する事が出来るンだ。その反射膜にオマエの魔法は阻まれた。
     魔法の影響下に入った雨や物体が止まったことからアタリをつけただけだ」

??「カマかけたのね」チッ

一方通行「簡単に認めるなンざカワイイとこあンじゃねェか」クカカ

??「私はてっきりあなたも魔法少女なのかと思ったわ」

一方通行「ンな訳ねェだろ!目と頭おかしいンじゃねェのか?」

??「冗談よ。あなたは学園都市の能力者でしょう」

一方通行「全然笑えねェっての……。次はこっちが質問する番だ。まず名前と目的を言え」

??「私はあなたの名前を聞いてないわ」

一方通行「チッ…一方通行だ」

??「暁美ほむら」

一方通行「偽名じゃねェだろォな?」

ほむら「あなたの方がよっぽど偽名に聞こえるわ」

一方通行「学園都市内ではこれで通用するからいいンだよ」

ほむら「……変わった名前ね」

一方通行「ほっとけ。オマエ魔法少女なンだろ」

ほむら「今更否定してもしょうがないわね。ええ、そうよ」

676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:03:19.60 ID:V1C4D6jLo
一方通行「魔法少女がなぜ兵器を盗むンだ。魔女との戦いには魔法で出した武器を使うだろ」

ほむら「……私の魔力は時間操作にほとんど使われているの。だから魔法武器を出せないのよ」

一方通行「魔女には魔力を使った攻撃でしか倒せねェンじゃねェのか?」

ほむら「今までもそれで倒してきたわ」

一方通行「ふゥン…ちょっとオマエの得物見せてみろ」

ほむら「……いいけど普通の拳銃よ」ハイ

一方通行「日本国内で中学生がデザートイーグル持ち歩いてるのが普通とは言わねェだろ普通」カチャ

ほむら「詳しいのね」

一方通行「さっき見ただろ。俺も一応銃を扱ってるからな」

677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:03:47.41 ID:V1C4D6jLo

一方通行「……なるほどなァ。銃に魔力をコーティングしてるってカンジか」

ほむら「触っただけでわかるの?」

一方通行「まァな。普通の材質とは違う『感触』がするンだよ」ヘンキャク

ほむら「……返していいの?」

一方通行「あァ?」

ほむら「銃よ。取り上げないの?」

一方通行「なンで俺がそンなめンどくせェ事すると思うンだ?俺は警察でも警備員でもねェぞ」

ほむら「じゃあなぜこんな所にいるのよ」

一方通行「学園都市には『表』には出せねェオシゴトってのがあってなァ。
     特にオマエがやったみてェな技術を外に流す行為は極秘に徹底的にツブす事になってンだ」

ほむら「…あれは返せないわ。私には強力な武器が必要なの」

一方通行「でも動かせなかったンだよな?だからリスクを犯してまでノコノコ戻ってきたンだろ」

ほむら「……」

一方通行「アレな。専用のガトリングガンの弾薬ねェぞ」

ほむら「え!?」

一方通行「アレは独自規格な上に試験運用前に戦争が終わったからなァ。
     乗って移動するだけならチップがありゃァ出来るだろうが、オマエが欲しいのは火力だけだろ?」

ほむら「そんな……」ガックリ

678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:04:40.33 ID:V1C4D6jLo
一方通行「残念だったなァ。って事で駆動鎧は返せ。そしたら特別に見逃してやる」

ほむら「……」

一方通行「普通の銃で魔女退治出来るンだろ?戦争用の大型兵器なンざオーバースペックだろォが」

ほむら「……普通の攻撃ではどうにもならない奴がいるのよ」

一方通行「あン?」

ほむら「アサルトライフルも迫撃砲もSSMも効かなかったけど
    第三次世界大戦での映像を見て、学園都市の兵器ならあるいは…」

一方通行「は?なンだって?」

ほむら「判りにくかったかしら。89式5.56mm小銃と81mm迫撃砲 L16と88式地対艦誘導弾でも貫けない装甲でも
    学園都市の兵器なら駆逐できるんじゃないかと思ったのよ」

一方通行「…自衛隊にドロボーに入ったンかよ…」ドンビキ

ほむら「拳銃はある自営業の方の事務所から調達したわ」ホムッ

一方通行「無い胸を張るンじゃねェ!ヤ○ザはともかく自衛隊から盗むなよ大事になるだろ!」

ほむら「気付かれるようなミスはしてないわ」

一方通行「だったら尚更だァ!いつの間にか重火器紛失してました〜なンて陸幕長含めて相当数処分だぞ!」

ほむら「いっこくらいならバレないと思ったんだけど…」

一方通行「バレるに決まってンだろ!もうすンじゃねェぞ」

ほむら「(米軍からもパクったんだけど言わないほうがよさそうね)わかったわ」

679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/04/27(水) 21:05:08.00 ID:V1C4D6jLo
一方通行「そもそも学園都市製で威力が高い兵器は駆動鎧みてェな操縦者が乗り込むタイプばっかりだぞ?
     バックラーが邪魔で操縦できそうにねェしあの装備なしで魔女退治って出来るのか?」

ほむら「あ…。そこまで考えてなかったわ」

一方通行「……オマエ冷静に見えたが天然か?」

ほむら「元々ストレートよ」

一方通行「?」

ほむら「?」

一方通行「……髪の話はしてねェ」

ほむら「えっ」

一方通行「天然パーマとは言ってねェ」

ほむら「えっ」

一方通行(……天然が頑張ってカッコつけてたンだなァ…)

680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/04/27(水) 21:06:40.14 ID:V1C4D6jLo
兵器関連には軍事板での考察を参照させてもらいました
軍事板ありがとう、そしてありがとう
まどかはこういう仕込まれたネタをネチネチつつきまわして考察できるのが楽しいところ

それでは

682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/27(水) 21:13:53.30 ID:OPR+Maj5o
昔のほむほむの片鱗がww
乙でした
一方通行がほむほむの魔法反射できたのはこれまでに魔女の結界やら魔法の存在しってたからかな

683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2011/04/27(水) 21:14:34.64 ID:pjTNEazwo
天然ほむほむかわええw
一通さんは超重要な情報源を手に入れたな、ほむほむもこのコネを生かせばいろいろ希望が見えてきそうな気がしてきたしwktk

685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/27(水) 21:20:05.13 ID:k3x25obMo
乙です
なにそれこわい状態なほむほむ可愛いよほむほむ

744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:08:44.11 ID:QqNdID+Po
一方通行「ンじゃとりあえず駆動鎧をどこに持っていったのか吐け」

ほむら「ここにあるわ」

一方通行「あン?盗ンだンじゃねェのかよ」

ほむら「こっち」コツコツ

一方通行(土御門の野郎敷地内の捜査もしねェで依頼受けやがったのかァ?手ェ抜きやがって)

 〜〜 敷地内ヘリポート 〜〜

ほむら「……ここ」

一方通行「…協力者に空輸でもさせて持ってくるのか?」

ほむら「違うわ。よっこらしょ」ハイ!パワードスーツ〜     
     
一方通行「うォ?どこから出てきた!?」

ほむら「バックラーの裏が収納になってるのよ」

一方通行「なンということでしょう…」

ほむら「魔法でアレをアレすることにより広々とした空間が生まれたのです」

一方通行「外観を損なわないさり気無さは魔法ならではの技」

745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:09:15.26 ID:QqNdID+Po
一方通行「四次元ポケットまでお持ちとはなァ…何もないところから武器を出すのも同じ理論か?」

ほむら「違うわ。あれはエネルギーを物質に変換しているの」

一方通行「マントの下からとか、スキマから出してるように見えたンだが」

ほむら「具現させるには『収納していた物を出す』とイメージした方がやりやすいの。
    洗練されたベテランの魔法少女なら手のひらからでも空中にでも武器を出せる」

一方通行「なるほどなァ。確かにアイツらはペーペーのヒヨッコだもンなァ」ウンウン

ほむら「……本当に魔法少女を知っているのね」

一方通行「あン?」

ほむら「人に魔女は見えない。そんな敵と戦っているなんて一般人が知るべきではないわ。
    危険に巻き込むだけで何の得にもならない」

一方通行「あー…まァ、俺は一般人とは言えねェしな」

ほむら「そうね。明らかに一般人とは思えない凶悪な目付きしてるものね」

一方通行「……」←ちょっと傷ついた

ほむら「しかも全身真っ白で目は赤…無性にムカついてきたわ…」

一方通行「さすがにあのケモノと同等にされると腹立つンですけどォ?」

ほむら「これでツインテールだったらマガジン全弾撃ち込んでたかもしれないわ」

一方通行「男がツインテしてたら俺だって全力でブチ抜くわ」

ほむら「キュゥべえとも接触があるわけね。ひょっとして勧誘されたんでしょう」

一方通行「なンでわかった」

ほむら「……、カンよ」

一方通行「カンだァ?男に向かって『魔法少女』呼ばわりしといてカンはねェだろ」

ほむら「あなた男なの?」

一方通行「」

746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:10:05.38 ID:QqNdID+Po
ほむら「冗談よ」コツコツ

一方通行「まてこらァ!」

ほむら「ユーモアを理解しない男は嫌われるわよ」

一方通行「全然笑えねェし!勝手にどこ行くつもりだ」

ほむら「武器調達も失敗したし、もう用はないもの。帰るわ」

一方通行「学園都市に不法侵入と窃盗しかけといてすンなり帰れると思ってンのかァ?」

ほむら「そうね…ライフルくらいの携行性で威力の高い武器があったら貰えないかしら」

一方通行「反省もねェ上に注文つけやがンのかよ!しかも『貰う』ってなンだせめて買えよ!」

ほむら「そんなにお金ないもの」

一方通行「あー…確かにフツーの中坊じゃ手ェ出せねェ額だな」

ほむら「……やっぱりぬs「まてまてまて」

一方通行「考えてみりゃ金があっても子供には売らねェだろうしな…魔女退治に武器が必要なンだよな?」

ほむら「そうよ」

一方通行「一人で無理なら他の魔法少女と共同戦線張ってみたらどォだ」

ほむら「やってみたこともあるわ。……でも、何度やっても駄目だったのよ」

一方通行「駄目って、オマエ以外の奴の攻撃も効かなかったのか」

ほむら「一人だけ、攻撃が効くどころか勝てる子も……いる、けど。けど駄目なのよ」

747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:10:32.50 ID:QqNdID+Po
ほむら「たとえ勝てたとしても大切な人が死んでしまったら無意味だと思わない?」

一方通行「!」

ほむら「だから私は探してるの。私一人でも『ワルプルギスの夜』を倒せる方法を」

一方通行「ワルプルギスの夜?」

ほむら「いえ……なんでもないわ」

一方通行「それが、普通の重火器で倒せない魔女の名前か」

ほむら「たとえあなたが能力者でも、魔女には何の意味もないわ。関わらないで」

一方通行「あの白いケモノが言ってたぜ、近々強力な魔女が来るってなァ。オマエが言ってるのもソレだろ?」

ほむら「……だったら何」

一方通行「そう警戒すンなよ。そういう事なら学園都市最強兵器を貸し出してやってもいい」

ほむら「どういう風の吹き回し?」

一方通行「いらねェならいいンだぜ?俺は俺で勝手にやるだけだ」

ほむら「……」

一方通行「こンなとこで立ち話もなンだ、ついてこい」カツカツ

ほむら「どこへ行くつもりかしら」コツコツ

一方通行「バカみてェに立ち話してても腹減るだけだろ」カツカツ

748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:11:17.56 ID:QqNdID+Po


ほむら「……ファミレスに連れて来られるとは思わなかったわ…」

一方通行「言っただろ腹減ってンだよ。……スンマセーン注文いいっすかァ」パタパタ

店員「ご注文お伺いしゃーす」

一方通行「あー、リブロースステーキセットライスで…あとケーキセット」

ほむら「痩せてるくせにずいぶんたくさん食べるのね」

一方通行「ケーキセットはオマエの分だよ」

ほむら「必要ないわ」

一方通行「人が食ってるのただ見ててもしょうがねェだろ、付き合え」

ほむら「はぁ…」

店員「ドリンクは」

一方ほむ「「ブラックで」」

ほむら「……わかってるじゃない」フッ

一方通行「いい趣味してンじゃねェか」フッ

749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:11:43.16 ID:QqNdID+Po
ほむら「で、その最強兵器はどこ?」

一方通行「慌てンなよ。タダで貸すとは言ってねェ」

ほむら「取引でもするつもり?」

一方通行「察しが良いじゃねェか」

ほむら「お金はあんまり持ってないわ」

一方通行「ガキから金巻き上げるほど落ちぶれてねェよ。
     いくつか訊きてェ事がある。オマエは色々知ってそうだからな」

ほむら「少なくともあなたよりは詳しいでしょうね」

一方通行「まずその『ワルプルギスの夜』の事を話せ」

ほむら「あなたが知る必要は無い」

一方通行「町一つ潰すようなのがすぐ近くに来るってのに無視はできねェだろ。
     一応この学園都市の中には守らなきゃならねェものがあるンでな」

ほむら「ここまで来る事はないわ、安心して」

一方通行「言い切れるのかァ?オマエの話じゃァ何度も戦って全部撤退してるように聞こえたンだがな」

ほむら「……」

750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:12:18.45 ID:QqNdID+Po
一方通行「それともやっぱり他の魔法少女と共闘するのか?その、唯一勝てる奴ってのと」

ほむら「彼女は魔法少女じゃないわ」

一方通行「あン?」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒せるほどの力を秘めている…それだけよ」

一方通行「ソイツに魔法少女になってもらうのか」

ほむら「だめ、それだけはだめなの!!」ガタン

一方通行「……落ち着け」

ほむら「……ごめんなさい」ストン

一方通行「ソイツがオマエの言う『大切な人』ってことだな?」

ほむら「……」

一方通行「反対する理由は魔法少女の仕組みのせいか」

ほむら「その言い方だと、『魔法少女』がどういうものなのか知っているってことかしら」

一方通行「俺が知ってンのはソウルジェムは魂を抜き取って出来るって事くれェだ」

ほむら「そう」

一方通行「元に戻す方法はねェのか?」

ほむら「無いわ」

一方通行「即答かよ」ハァ

ほむら「それ以外に答えようがないもの」

751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:12:48.01 ID:QqNdID+Po
一方通行「他にも秘密があるンじゃねェのか?あのケモノはぜってェ何か隠してる気がする」

ほむら「それ以上は知らないほうがいいわ。知ったとしても碌なことにならない」

一方通行「それは経験則か?」

ほむら「……ええ、そうよ」

一方通行「今まで何度もやり直して得た結論ってことか」

ほむら「な……!」

一方通行「やっぱりそうか。同じ時間をループしてるンだな?」

ほむら「またカマをかけたのね」

一方通行「気取ってるワリにツメが甘いンだよオマエは」

ほむら「く…なぜそう思ったの」

一方通行「倉庫でオマエの魔法の話をした時、オマエは自分の魔力の使い道を『時間操作』と言った。
     直前に俺が『時間停止能力』と言ったにも関わらず、だ」

ほむら「ただの言葉のあやかも知れないじゃない」

一方通行「それに『ワルプルギスの夜』と戦った時の話が明らかに別の時間軸の話じゃねェか」

ほむら「どこかおかしかったかしら」

一方通行「攻撃が通用した魔法少女は一人しかいない。その魔法少女がオマエの大切な人って奴なンだろ?
     でも、今いるソイツは魔法少女じゃない。そして魔法少女から元に戻るすべはない。
     ならオマエが言っている『ワルプルギスに攻撃が通用する魔法少女』はいつ見たンだ」

ほむら「それは、……」

一方通行「ワルプルギスの夜に挑んで敵わなかったらその都度やり直ししてンじゃねェのか」

ほむら「く…」

一方通行「もしくは、その『大切な人』が死ンだら」

ほむら「やめて!」

一方通行「……守れなかったから、やり直してンじゃねェのか」

752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:13:16.33 ID:QqNdID+Po
ほむら「…だったら、どうだって言うの」

一方通行「別にィ?」

ほむら「まどかを…たった一人を助ける為にそれ以外の人を何回も何人も犠牲にしてるのよ?」

一方通行「いいンじゃねェの?それで」

ほむら「……本気で言ってるの」
     
一方通行「オマエの目的はそのたった一人を助けるって事なンだろ?
     その為には自分はおろか、他人だっていくらでも死ンでもかまわねェと」

ほむら「最低よね…」

一方通行「ンな事ねェだろ。誰も彼も助けるなンざ高望みしすぎなンだよ。
     ソイツを助ける事を考えたら他は全部切り捨てるしかなかったンだろ」

ほむら「ええ…その為に他の子を何度も見殺しにしたなんて、あの子に知られたら幻滅されるでしょうね」

一方通行「本人すら敵に回してでも守る覚悟を決めたンだろ?上等じゃねェか。
     あれもこれも守るなンて欲張りな奴より自分勝手な一つの目的で動いてる奴の方が信用できる」

ほむら「あなたも、これまでの世界では死んでたかも知れないわ」

一方通行「『今』は生きてる。いちいち気にするかよ」

ほむら「私のやってる事をわかってて言ってるの?」

一方通行「何度繰り返してるかは知らねェが良くやってンじゃねェの」

ほむら「…………う、」

一方通行「?」

ほむら「うううぅぅ〜…」ポロポロ

一方通行(うォ!?……えええェェ?)

753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:13:43.52 ID:QqNdID+Po
店員「お待たせいたしました…?」コト

ほむら「……」グス

一方通行「おォ…ほら、ケーキも来たぞ。食おうぜ」アセアセ

店員「ごゆっくりどうぞ」ギロ

一方通行「あ゛?」ギロ

店員(怖えぇぇチクショウリア充ばくはつしろ!!!11)ソソクサ

一方通行(あの店員絶対俺が泣かせたと思ってンだろォな…)チッ

ほむら「ご、ごめんなさい…」ヒック

一方通行「気にすンな。オラ、これでも飲め」カチャカチャ

ほむら「私もブラックで頼んだのだけど…なんで砂糖入れてるの」

一方通行「落ち着くには甘いもンがいいだろ」スッ

ほむら「……ありがとう」コク

一方通行(…って打ち止めが言ってた)ウン

754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:14:15.12 ID:QqNdID+Po
ほむら「……今まで、言っても信じてもらえた事がなかったから」

一方通行「ン?」モグモグ

ほむら「それどころか状況が悪化するばかりで…もう誰にも話さないで一人でなんとかしようと思ってたのに」

一方通行(あァ、ループの話か……肉硬ェ…)モグモグ

ほむら「でも、やっぱりどこかで認めて貰いたいと思ってたのかも」

一方通行「人間ならあって当然の社会的欲求だしな。無理して孤独でいる必要はねェだろ」モグ

ほむら「怖い見た目に反して以外と親切なのね」

一方通行「……見た目のことは言うンじゃねェ」

ほむら「実は気にしてるの?」クス

一方通行「うるせェさっさと食えっつゥの」

ほむら「本当は、食べる必要も無いのだけど」

一方通行「ン?」

ほむら「魔法少女の『肉体』は魔力さえあれば動かせる。食物からエネルギー補給する必要も無いの」

一方通行「へェ…便利っちゃァ便利か」モグモグ

ほむら「そうね」

一方通行「まァでも…必要無くても普通の人間みてェにメシ食うってのもいいンじゃねェの」

ほむら「そうね……ケーキなんてずいぶん久しぶりに食べたわ…」モクモク

755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:15:21.90 ID:QqNdID+Po


「「ごちそうさまでした」」


ほむら「……悪かったわ、話を逸らしてしまって」

一方通行「俺が訊いたせいだ気にすンな」

ほむら「で、その最強兵器はどこにあるの?」

一方通行「俺」

ほむら「……は?」

一方通行「俺が学園都市最強兵器だ」

ほむら「……言ってて恥ずかしくない?」

一方通行「うるせェしょうがねェだろ本当の事なンだからよ!」カァァ

ほむら「兵器って…カラーリングはともかくとしてあなたは普通の人間に見えるのだけど」

一方通行「一応分類上は人間だけどな。学園都市が能力開発してるってのは知ってンだろ」

ほむら「ええ。…あなたの能力がその『兵器』だっていうの?」

一方通行「学園都市に7人いる超能力者の第一位が俺だ」

ほむら「第一位……!?」

一方通行「……」

ほむら「…年齢的に見て厨ニ病はもう卒業した方がいいんじゃないかしら」

一方通行「俺だってそろそろ自己紹介とか恥ずかしくなってきてンだよでもしょうがねェだろォ!」モダモダ

756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:15:58.82 ID:QqNdID+Po
ほむら「第一位なら確かに学園都市最強兵器なんでしょうけど…」

一方通行「オマエは攻撃にさける魔力が少ねェっつってたが、四次元ポケットの武器で戦ってたンだろ?」

ほむら「ドラ○もんみたいに言わないでくれる?『ワルプルギスの夜』を倒すにはそれじゃ火力が足りないのよ」

一方通行「だったらその武器の威力を上げりゃァいい」

ほむら「どういうこと?」

一方通行「俺の力は『反射』だと言ったが、それは能力の一部分だ。
     『ベクトル操作』つって、運動量や熱量なんかの向きを操る事ができるンだよ」

ほむら「ベクトル操作?」

一方通行「銃にしろ爆発物にしろ、エネルギーは100%ダメージに使われてねェだろ?
     推進力・空気抵抗・周囲に拡散する爆発の衝撃波…簡単に言やァそれらを全部攻撃に転換できる」

ほむら「……?どういうこと?」

一方通行「まァ既存の物理法則を無視してるし口で言ってもわかンねェかな…」ウーン

ほむら「あなた自身が殴りに行ったりするわけじゃないのね」

一方通行「物理攻撃がきくなら最悪宇宙までブン投げてもいいンだけどなァ…
     大気圏とか太陽で燃えつきりゃァいいけど魔女が勝っちゃったらシャレになンねェもンな」

ほむら「ええー…そんなこと出来るの?」

一方通行「やろうと思えば出来る範囲の話だが万一にも太陽ぶっ壊れたら困るしな」ガタン

ほむら「どこへ行くの」

757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga]:2011/05/06(金) 00:16:47.43 ID:QqNdID+Po
一方通行「オマエも食い終わっただろ、とりあえず手近な武器でも集めに行くぞォ」カツカツ

ほむら「学園都市の武器は持ち出し禁止って言ってたじゃない」

一方通行「『ハナから存在しないはずの物』ならいくら消えても問題ねェ」

ほむら「存在しないはずの物?」

一方通行「こそこそ危ねェモン隠し持ったり作ったりしてる奴らがいるンでなァ…
     いい機会だ、躾がてらついでにお掃除してやろうと思ってな」

ほむら「お掃除って…」

一方通行「ボッシュートしたブツは好きに持って行ってかまわねェからついてこい。…ちっと電話」カチカチ

ほむら「勝手に話を進めないでよ」スクッ

一方通行「あァ土御門?前に隠れて武器集めてる奴らがいるって言ってただろ。
     そいつらの居場所…あン?いいだろ取り返したンだから…再犯もねェよ」カツカツ

ほむら「私の知っていること…まだ半分も話してないのだけど」ボソ

一方通行「何か言ったか?」

ほむら「…………いえ、何でもないわ」コツコツ

ほむら(魔法少女が最期にどうなるか……
     知ってしまったらその人を大切に思っていればいるほど絶望しかなくなる)

     また、人を絶望に叩き落すのか
     また、絶望に叩きのめされるのか

     何度も絶望を見てきた私には真実を告げる勇気がない

ほむら「……ごめんなさい」

一方通行「? どォした行くぞォ」カツカツ

758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/05/06(金) 00:17:53.28 ID:QqNdID+Po
今日はここまで

しかしどう考えてもこのスレで終わらない気配
どうしてこうなった…

それでは

761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/05/06(金) 00:57:14.97 ID:PD4FoXvWo
このいちいち頭の上に「?」が出てそうなほむほむは新鮮だけど違和感ないなww
10話のイメージが強いのか

768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2011/05/06(金) 09:14:43.87 ID:cPfB2iBKo
ほむほむが出したボロを見逃さない一通さんが果てしなく素敵な件について

769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/05/06(金) 09:51:35.22 ID:5fFU2t8AO
一方さんとほむほむが組むなんて、負ける気がしない


一方通行「俺と契約して魔法少女になンねェか?」4




posted by JOY at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 禁書クロスSS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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